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間違えたら恥ずかしい!「趣旨」と「主旨」の意味の違いと正しい使い方

2026.05.03

趣旨は物事の目的や全体的な考え方を示し、主旨は話や文章の中心的な要点を指します。趣旨は複数の意図を含み、主旨は一つの核心を表す点で異なります。

「趣旨」と「主旨」は、どちらも「しゅし」と読みます。意味も似ているため、漢字を変換する際などに「どちらの言葉を使えばいいのだろうか」と疑問に思うこともあるでしょう。

この記事では、それぞれの言葉の意味や使い方の違い、使い分けるポイント、ビジネスシーンや法律における使い方、類語・言い換え表現などを簡単に解説します。

趣旨と主旨の意味の違いとは?

同じ「しゅし」という読み方をする趣旨と主旨は、その言葉が指す意味も似ています。趣旨と主旨の意味は以下のとおりです。

  • 趣旨……物事をおこなう際の主な目的や考え方
  • 主旨……話などの中心となること

どちらも日常生活の中での使用頻度が高めの言葉です。うまく使い分けられるように、それぞれの言葉の意味をさらに詳しく確認していきましょう。

■趣旨の意味は「物事をおこなう際の主な目的や考え方」

趣旨とは、「なにかを実施する際、もとにある考えや狙い」です。また、「文章や話などで伝えようとしている事柄」を意味する場合もあります。

「趣」という漢字は「意図する内容」を、「旨」という漢字は「考えの内容や意向」を意味します。「このお祭りを企画した趣旨は~です」というように、全体的な狙いや目的を伝えるときなどに用いる表現です。

■主旨の意味は「話などの中心となること」

一方、主旨とは「話などの中心となること」を指す言葉です。

主旨の「主」という漢字には、「最も重要な点」や「中心的な事柄」といった意味があります。また、「旨」という漢字の意味は「考えの内容」「意向」です。

このことから、主旨とは文章や発言における中核となる内容を意味します。「核心的な言い分」を示す概念に近く、物事の中心となる主張や結論などを強く伝えたいときに用いる表現です。

趣旨と主旨の使い方の違いは?

趣旨と主旨という言葉自体の意味を理解したところで、実際にどのような使い方の違いがあるのかを確認していきましょう。

ここでは、以下の点をそれぞれ解説します。

  • 趣旨と主旨を使い分けるポイント
  • 趣旨の使い方・例文
  • 主旨の使い方・例文
  • ビジネスシーンにおける趣旨と主旨の使い方
  • 法律における趣旨と主旨の使い方

■趣旨と主旨を使い分けるポイント

趣旨と主旨を使い分ける大きなポイントは、「ただ一つの事柄を指すのかどうか」と「伝えたい内容」です。

これら2つの言葉は、どちらも「何のために述べているのか」「何を伝えたいのか」といった、話や文章の核となる部分を示しているという点で似ています。

主旨は「文章や発言における中核となる内容」を指します。中心となる要点を意味するため、主旨として伝えるのはただ一つの事柄のみです。一方で、趣旨は複数の意図や目的が含まれることもあり、幅広い意味を持つ言葉です。

つまり、主旨と表現する場合はただ一つの核心を表すのに対し、趣旨は複数の意図や目的の説明が可能という点で、両者には明確な違いがあります。

また、趣旨は「物事の全体的な狙いや目的、方向性」を表すのに対し、主旨は文章やスピーチなどの「とくに言いたいこと」を指す点も、2つの言葉の違いです。

■趣旨の使い方・例文

それでは、趣旨の使い方を簡単な例文で実際に確認していきましょう。

  • 本日のミーティングの趣旨は、「社員全体のスキルを向上させるためにできる効果的な取り組みの案を検討すること」です。
  • 今回大規模な懇親会を開催した趣旨は、「業種を超えてさまざまな相手と交流を深め、仕事に活かせるようにすること」です。
  • まずはこのプロジェクトの趣旨をご説明申し上げます。

このように、趣旨を使う際は何かをおこなうときの全体の方向性や大枠を示します。「目的」や「狙い」などとの言い換えが可能な場合が多いです。

■主旨の使い方・例文

続いて、主旨の使い方も例文で確認しましょう。

  • こちらの書類は、会議の主旨を簡潔にまとめたものです。
  • 今回の主旨をはじめにしっかりと説明することで、その後の話し合いがより実りのあるものになるだろう。
  • 申し訳ありません。今回は時間がなくて参加できないため、主旨のみ簡単に説明していただけますか?

このように、主旨を用いる場合には狙いや目的ではなくて「中心的議題」や「メインとなる結論」といった意味で使用されます。

■ビジネスシーンにおける趣旨と主旨の使い方

ビジネスシーンにおいて、趣旨と主旨は会議や企画書の作成時などによく用いられる表現です。

趣旨は、たとえば事業計画の全般的な狙いや目的を伝えたい場合に用いられます。あらかじめ全般的な狙いや目的をはっきりと伝えることで、周りの社員はその趣旨に沿った行動を自発的にしやすくなるでしょう。

一方、主旨は提案の中心的な内容やプロジェクトの最終結論を示す際などに用いられます。

なお、使い分けの判断に迷うような場合には、趣旨と表記するといいでしょう。これは、趣旨のほうがより幅広い意味を含んでいて、日本語の間違いとはならないためです。

■法律における趣旨と主旨の使い方

法律においては、伝えたい内容がどちらかというと主旨に近いような場合でも趣旨を用いるケースが多いようです。メディアでも、「しゅし」の表記を趣旨で統一しているケースがよくあります。

法律に関する趣旨の使い方は、たとえば「立法趣旨」「制度趣旨」「判決文の趣旨」などです。

趣旨と主旨の類語・言い換え表現・関連語

あわせて、趣旨と主旨の類語・言い換え表現・関連語などを確認しておきましょう。

趣旨と主旨の類語・言い換え表現は、以下のとおりです。

<趣旨の類語・言い換え表現>

趣意(しゅい)・論旨(ろんし)・目的・意図・意義

<主旨の類語・言い換え表現>

主意(しゅい)・骨子(こっし)・要点・核心

また、趣旨と主旨の関連語として「要旨」が挙げられます。それぞれの言葉の意味などを解説します。

■趣旨の類語・言い換え表現

趣旨の類語・言い換え表現は、以下のとおりです。

<趣意(しゅい)>

物事を成すときの考えや狙い。

<論旨(ろんし)>

論文や議論の主旨・筋道。

<目的>

ある行動や企画を起こす狙い。

<意図>

思惑や目論見。

<意義>

その言葉によって表される内容。その事柄にふさわしい価値。

「目的」は趣旨と意味が似ているものの、少しカジュアルなニュアンスがあります。表現を検討する際は、公式な文書にあたるのかどうかなどを考え、その場にふさわしい言葉を選びましょう。

■主旨の類語・言い換え表現

一方、主旨の類語・言い換え表現は以下のとおりです。

<主意(しゅい)>

中心となる考え方。

<骨子(こっし)>

物事を構成する骨組みとなる主要部分。

<要点>

物事の中心となる重要なポイント。

<核心>

物事の中心となる大切なところ。本質を成す重要な部分。

骨子(こっし)は主旨よりもやや理知的で論理的なニュアンスのある表現です。公的な場やビジネスシーンなどで用いられます。

■趣旨と主旨の関連語「要旨」

「要旨」は、趣旨や主旨と同じく「旨」を使う、漢字2文字の言葉です。「述べられていることの主要な点」「内容のあらまし」を意味します。つまり、文章や話の中心となる内容などを短くまとめたものです。

短くまとめられていることで、情報を受け取る相手にとっては内容の理解が容易になり、伝える側としても情報を効率的に伝えられます。要旨は報告書や論文のほか、スピーチやプレゼンテーションの冒頭でも活用されています。

趣旨と主旨の意味を理解して使い分けよう

趣旨と主旨は、読み方が同じで漢字表記も意味も似ている点があり、書き分けが難しい表現です。しかし、ビジネスの場面でも用いられる言葉のため、意味を間違えず相手に正しく伝えられるかは重要なポイントです。それぞれの意味を理解して、使い分けられるようになりましょう。

もしも使い分けが不安な場合には、趣旨を選択するといいでしょう。

構成/chihaya

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