
6月下旬から7月上旬は夏のボーナスの支給時期。昨今の物価高を背景に、ボーナス支給額を増やす企業に関するニュースやSNSでの言及も多くみられ、年収に関する関心は高いことがうかがえる。そこで、実際に働いた経験に基づく社員・元社員の声を共有している転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークでは、同プラットフォーム上で最も閲覧数の多いコンテンツのうちのひとつである「年収情報」を基に、30歳の推定年収が高い企業TOP20社と、それらの企業の特徴について紹介した。
30歳の推定年収が高い業界は、「金融」「コンサル」「商社」

上位5社は外資の証券会社が占める結果となった。ランクイン企業の業界別の内訳は、最多が「金融」で、「コンサル」「商社」と続いた。ランクイン企業の待遇面の満足度の平均は5スコア中4.37スコアと、総じて高い状態が見受けられる。また、ランクイン企業に寄せられたクチコミからは「若いうちから裁量権が与えられる環境」といった特徴が浮かび上がった。
<ランクイン企業に寄せられたクチコミ>
・報酬が高い、世の中をにぎわす案件に携わる若手であってもチーム次第ではクライアントとの接点を直接持つことができ、若いうちから成長できる環境を求めていた自身にとっては非常にモチベーションを持って働ける環境だった。(アソシエイト、ゴールドマン・サックス証券)
・同じ係内でも20代と50代社員が全く同じ業務内容をしていることも珍しくないため、これをどう捉えるかは個人次第である。(営業、キーエンス)
・若いうちからクライアントのCxO、部長レベルとディスカッションをする。特に1年目から裁量が大きく、自分の担当している部分については全てを担当してプレゼンまで行なうところは他のファームでもあまりなさそう。(コンサルティング、A.T.カーニー)
・若いうちからとても責任感のある仕事ができるし、feedbackもweeklyで受けることができるので、やる気があれば成長することは間違いなし。(コンサルタント、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社)
構成/立原尚子