DIME MAGAZINE
発売中の『DIME』8月号通常版で表紙を飾るのは、麒麟の川島明さん。同号は『40代からのメンズ美容』と題し、ミドル世代の美容悩みに賢者たちが多角的にアドバイス。実践付録としてマスクやオールインワンのスキンケアアイテムも付いてくる。
実は『ラヴィット！』（TBS系）のMC抜擢をきっかけに、美容の扉を開いた川島さん。
誌面では愛用アイテムや朝のルーティン、食生活……など、爽やかな“朝の顔”を作る秘訣をたっぷり語ってくれている。朝の帯番組を担当することで生活がガラッと変わり、仕事へ向き合う心境にも大きな変化があったとか。
＠DIMEでは、そんな川島さんの仕事観に迫り、本誌未掲載のインタビューをお届けする。美容においても重要な「内面の魅力」はどのようにして作られているのか――。
毎日「8時間睡眠」を確保する生活
朝8時から放送が始まる『ラヴィット！』へ向け、平日は夜10時に就寝して朝6時5分に起床するという川島さん。美肌のためにも、安定した8時間の睡眠時間を確保している。
「2021年に番組が始まった当初は翌朝の放送をあれこれ考えちゃって、寝ているようで寝ていない状態というか……。目を閉じて横になっていても脳が休んでいないので、毎晩徹夜しているような状態だったんです。あの頃は朝になって起床するのもしんどかったですね」
放送開始後、1年間くらいはそんな日が続いていたという。
「“明日はこのコーナーでこういうことを言おう”“〇〇さんが来るからあれを言おう”と台本とにらめっこをして、シミュレーションをしまくっていたんですよ。でも、そのペースを週5で続けていくのはめっちゃしんどい。1年も経つと、この先もこれは無理やなって。このまますべて気張っていたらろくに睡眠もとれないと、さすがにそこは観念しまして。発想を変えていかなあかんな、てね」
「月曜がだめなら火曜に頑張ろう」というラフな思考へ
そもそも『ラヴィット！』はニュースなし、ワイドショーなしの独自路線を掲げ、いまのような個性が確立されるまで、様々な挑戦を重ねてきた。
「“さぁみなさん！『ラヴィット！』はバラエティーですよ！”という形が固まってきたのは、試行錯誤を続けて2年以上経ってから。そのタイミングで初めて、番組に対する意識が『点』から『線』になったんです。“今日はあそこが思うようにいかなかった……”と1回1回自分にダメ出しをするのではなく、“月曜がだめだったら火曜に頑張ろう”“火曜がだめだったら水曜また頑張ろう”って、意識がやっと『帯』に追いついた感じで。
それまでの僕は曜日ごとにバラバラな、5つの違う番組をやっていただけだったんやな、と。そこからは一生懸命やって失敗した回を翌週の振りにできるようになったり、“あの時のスタジオの空気に比べたらマシや”と笑えるようになったりもして。モヤモヤを持ち越さなくなって、3年目くらいから安定してぐっすり眠れるようになりました」
毎日100点満点でなくてもいい――。自分を縛っていたマインドセットを変えることで、新たな立ち位置を見出した。
「ほかの番組ではMCはMC、プレーヤーはプレーヤーと分かれる構図が多いですが、『ラヴィット！』ではMCも一蓮托生。アイドルの方々や若手芸人と一緒にゲームをして、一緒に罰ゲームをくらって、一緒にスベる。それまでの僕は大喜利の『IPPONグランプリ』（フジテレビ系）やトーク番組の印象から、“振ったら必ずオトしてくれる”といった立ち位置を期待してもらっていたと思うんです。でも『ラヴィット！』ではしっかりトップバッターでスベったりする。そこで“ん？川島、フツーにスベるやん”って（笑）。そんなふうに世間のみなさんに見てもらえるようになって、自分としては気がラクになりましたね」
いまの自分に将来設計は必要ない
さらに“自分はこれ”と縛ることからも自由に。
「個人的には同じルートを歩んでいる気持ちでいたサバンナの高橋さんや博多華丸・大吉先生がゴールデンでバンバンと売れていって、次は自分かなと思っていたら、なかなか順番がまわってこなかった。そうこうしているうちに後輩の千鳥に流れがきて、ダイアンがきて、かまいたちが……となっていったので、“俺はゴールデンでメインを張るよりも、コマとして支えるほうがしっくりくるんやろうな”って。それはそれでやりがいのある幸せな役回りだと、ゴールデンの夢を追わなくなった瞬間に電話が鳴ったんですよ。
そこからは“〇年後に〇〇達成”といった、具体的な将来設計を立てることもやめました。明日、何が起こるかもわかりませんしね。自分よがりな望みを追い求めるよりも、“これは川島に”と声をかけていただくお仕事が正解なんやと、いまは思うんです」
与えられた場所で真摯に、こつこつと――。
『ラヴィット！』はこの春に放送1000回を突破し、「積み重ねていくこと」の大切さも身に沁みている。
私生活では、2児の父である川島さん。毎晩一緒に食卓を囲む幼い子どもたちには、「日々のお仕事をひとつひとつ丁寧に、そして楽しく」取り組む、そんな父親の背中を見せたいと語った。
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表紙を務める麒麟・川島明さんのインタビューページでは、美容による好印象の理由を田村真子アナが証言！お見逃しなく！
ラヴィットは平日あさ8時から毎日OA中！
川島さんと田村アナがMCを務める『ラヴィット！』は平日あさ8時から生放送で毎日OA中！8月23日（土）には音楽イベント「ラヴィット！ロック」も開催！
取材・文／渡部美也
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