
触ってないのにiPhoneが動く現象は「ゴーストタッチ」かもしれません。これは画面損傷、ディスプレイ不良、ソフトウェア不具合、充電器や保護フィルムの影響で起こります。対処法は再起動、画面清掃、保護フィルム・ケースの取り外し、アクセサリー確認などがあります。改善しない場合は修理が必要です。修理費の目安もご紹介します。
目次
触っていないのにiPhoneが勝手に操作しだす……。
すごく怖いし、困りますよね。
それはiPhoneの「ゴーストタッチ」かもしれません。
このような時の対処法や原因などについてご説明します。
画面が勝手に動くのはなぜ? iPhoneのゴーストタッチとは?
ゴーストタッチとは、触っていないのにスマホやタブレットが動き出してしまうこと。
その原因にはどのようなものがあるでしょうか?
■物理的な損傷
画面のひび割れや落下による内部の衝撃、または水濡れなどを原因として、タッチパネルのセンサーが誤作動を起こすことがあります。

■ディスプレイの不良
経年劣化や製造上の欠陥などで、ディスプレイのタッチセンサーが正常に機能しなくなることがあります。
■ソフトウエアの不具合
iOSのバグや特定のアプリとの相性により、ゴーストタッチが時折、顔を出すことがあります。
充電器やケーブルの問題: 認証されていない充電器や劣化したケーブルを使用すると、電力供給が不安定になり、タッチパネルに影響を与えることがあります。
■保護フィルムやケースの影響
保護フィルムが厚すぎたり、フィルムがディスプレイに干渉することがあります。そのため、タッチの感度がズレてしまう場合があります。
ゴーストタッチの対処法
それでは、ゴーストタッチが起きてしまった場合、自分でできる対処法はどのようなものがあるでしょうか?
■1.iPhoneの再起動
まずはiPhoneを再起動しましょう。ゴーストタッチが収まる場合があります。
■2.画面の確認
画面がキレイに清掃されていて、ゴミや水分が付いていないか確認しましょう。
■3.保護フィルム・ケースの一時的な取り外し
念のため、保護フィルムやiPhoneケースを取り外して操作してみてください。
治った場合は、新たな保護フィルムを装着したり、ケースの買い換えを検討してください。
■4.LightningアクセサリやUSB-Cアクセサリの確認
上記を接続している場合は外してみてください。きちんと画面が機能した場合は、アクセサリの不具合の可能性があります。別のコンセントやケーブル、充電器を使用してみてください。
■それでも治らない場合
以上の確認を行っても治らない場合は、内部的な問題である可能性があります。Apple Storeや正規サービスプロバイダで診断してもらい、修理を検討してください。
ただし、修理費についてはあくまで一例です。モデルや損傷の状態、修理内容で変わりますので、正確な費用はご自身のiPhoneのモデルを選び、Apple公式サイトのツールで確認してください。
画面が直らない場合の修理費は?
修理費はAppleの「お見積りツール」にておおよその費用が計算可能です。
まずは、内部的な問題で操作がおかしい場合の見積を確認します。
修理サービスのタイプ「その他の損傷」
製品/アクセサリ「iPhone 16」
モデル「iPhone 16」
費用の目安は8万7800円、Apple Care+に加入している場合は、1万2900円となります。
画面のひび割れの修理費用とApple Care+
iPhoneの画面がひび割れた場合で、修理費の目安をAppleの「お見積りツール」でみてみましょう。
修理サービスのタイプ「画面のひび割れ(前面のみ)」
製品/アクセサリ「iPhone 16」
モデル「iPhone 16」
こちらは、4万2800円、Apple Care+に加入している場合は、3700円となります。
ゴーストタッチじゃないけれど…シェイクの設定の見直しとタッチ機能
iPhoneの設定には、本体を振ることによってメッセージが取り消される「シェイク」があります。
この設定により、画面に触れていないのに、勝手に操作されていると勘違いするかもしれません。
どうしても「気持ちが悪い」という人のために、シェイクの取り消し方法をご説明します。
また、iPhoneのタッチ機能は意外と使いこなすと便利な機能があります。そちらも併せてご紹介します。
■「シェイクで取り消し」を解除する
1:iPhone本体の設定を開いて、「アクセシビリティ」→「タッチ」を選択します。

2:「シェイクで取り消し」をオフにして完了です。

■意外と便利な「タッチ」の機能

「シェイクで取り消し」のオフの仕方をご説明しましたが、iPhoneの「タッチ」の機能には、他にも便利な機能があるんです。
主な機能をご紹介します。①ロック画面をタップしてスリープ解除
「タップかスワイプでスリープ解除」にチェックを入れることで、電源ボタンを押さずに、画面をタップするだけで解除できます。
②サイドボタンを押しても電話が終わらないようにする
「ロックしたときに着信終了しない」にチェックを入れておくことで、通話中にサイドボタンを押しても、通話が終了しません。
③「タッチ調整」で反応しやすくする
画面をタッチしても反応が遅く、操作しづらい場合は、「タッチ調整」にチェックを入れると良いでしょう。
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※データは2025年6月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ