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フリーランス500人に聞いた「メンタル不調」の原因TOP3、3位仕事量の変動、2位将来への不安、1位は?

2025.06.30

働く場所や時間を好きに選べるフリーランスは、会社のルールに則ったワークスタイルが求められる会社員と比べ自由な働き方として近年注目を集めている。しかし、当然ながら自由には代償が伴う。「収入が安定しない」「休みが不規則」など、フリーランスならではの要因からメンタルを崩してしまう人もいるのではないだろうか?

テックビズはこのほど、全国のフリーランスを本業とする男女500名を対象に「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。

フリーランスの58%がメンタル不調を経験、原因は「収入の不安定さ」「将来への不安」が最多に

直近1年でメンタル不調の兆しを感じた人は全体の58.0%にのぼり、その多くが「漠然とした不安感や焦り」(24.0%)、「やる気の低下」(23.8%)といった心理的な不調を訴えていた。

その背景には、「収入の不安定さ」(53.8%)や「将来への不安」(49.0%)といった、フリーランス特有の構造的な不安要素が見えてきた。働き方の柔軟性や自由度が高い一方で、安定性やセーフティネットの欠如が、心身に影響を与えている実態が浮き彫りになっている。

夏休みシーズン目前も、「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答

夏本番が近づくなかでも、フリーランスにとって「休み」は簡単に得られるものではない。「フリーランスになってから休日の概念がなくなった」と回答した人は60.4%。理由として「仕事とプライベートの境界が曖昧」(59.6%)が挙げられた。「収入が不安定で働かないと不安」(38.1%)という声も多く、休みそのものよりも、“休むことによる収入減”への不安を感じている人もいる。

実際に、休日にネガティブな感情を抱く人は57.2%。「仕事の機会や収入を逃す焦り」(27.6%)を感じている人も少なくない。

さらに、約3人に1人(33.6%)が休日にも業務用デジタルデバイスを持ち歩き、その理由として「急な仕事にすぐ対応するため」(51.4%)が多数を占めた。フリーランスにとって休日は“完全にオフ”にすることが難しく、常に仕事を意識せざるを得ないという実情が見えてきた。

メンタル不調時の相談相手1位が『誰にも相談せず』(43%)で2位の『友人』(26%)を大幅に上回る

フリーランスの3人に1人以上が「仕事中に孤独を感じる」と回答。孤独を感じる瞬間としては、「体調を崩しても代わりがいないとき」(41.5%)、「相談したいことがあっても相手がいないとき」(32.8%)、「今日は誰とも会話していないと気づいたとき」(32.8%)といった、“つながりのなさ”が強調された。

注目すべきは、『メンタルヘルスの不調を感じたとき、誰かに相談したことはありますか?』という質問に対して、『誰にも相談しなかった』人が43.4%で1位となり、2位の『友人』(26.2%)を大きく引き離す顕著な結果となった点だ。

また、メンタルヘルスに不調が生じた際に、カウンセラーに相談しにくいと感じる人が71.2%、医師に相談しにくいと感じる人も69.6%に上る点も重要な課題だ。約7割のフリーランスが専門的な支援を受けにくい状況にあり、メンタル悪化のスパイラルを加速させている実態が明らかになった。

<調査概要>
調査期間:2025年6月2日~6月5日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20歳~60歳/扶養に入っていない/フリーランスを本業とする男女500名

出典元:株式会社テックビズ

構成/こじへい

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