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ホテルは〝特典合戦〟の時代へ!ヒルトン東京お台場のクルーズ特典が話題

2025.06.25

インバウンドなど旅行需要の高まりに応じて、高騰しているホテルの宿泊費。近年、価格に見合った付加価値を提供するべく各ホテルがさまざまな特典やサービスを打ち出しており、もはや「特典合戦」ともいえる事象が起こっている。

特典はラウンジ利用などにとどまらず、ヒルトン東京お台場では宿泊すると「クルーズ」を体験できる特典付きの客室が好評だという。数あるホテルの中で選んでもらうために、独自性のあるサービス提供を目指す「ヒルトン東京お台場」の、マーケティングコミュニケーションズ、マネージャー澤祥子さんに、その背景や意図を伺った。

顧客満足度を高めるために。ヒルトン東京お台場のクルーズ特典

従来、ホテルは宿泊が主目的であり、いわば「寝るだけ」だったはず。しかし「グランドメルキュール」や「TAOYA」など、滞在中の食事やサービスを追加料金不要で楽しめる「オールインクルーシブ」を提供するホテルが近年注目されており、消費者にとっては宿泊だけではない特典やサービスがホテル選びのポイントとなっている。

そしてラグジュアリーな特典として知られる「アルコールが飲めるラウンジの利用」は、時間の制限があるとはいえビジネスホテル「スーパーホテル」の一部施設でも提供。顧客満足度を高める施策を、各ホテルが工夫を凝らして実施している。

クルーズ特典を受けられる「エグゼクティブルーム」。写真提供:ヒルトン東京お台場

そして宿泊すると「クルーズ」を体験できる特典付きの贅沢な客室が、「ヒルトン東京お台場」のエグゼクティブルーム・ファミリールーム・スイートルーム。該当の客室に宿泊すると受けられる特典「Benefit Plus(ベネフィットプラス)」のうちの、期間限定の特典で、この夏は2025年7月19日(土)、20日(日)、26日(土)、8月1日(金)、2日(土)、8日(金)、9日(土)、10日(日)、15日(金)、16日(土)に実施予定となっている。

ホテルから歩いてすぐの乗船場からクルーズへ。

ヒルトン東京お台場がこの「クルーズ」を特典としはじめたのは2023年。エグゼクティブルーム以上の客室に宿泊する富裕層に向け、泊まるだけではない体験価値を届けるためにスタートしたという。今年はすでに春の桜の時期や、GWにも実施し、好評のため夏にも実施する予定だ。

写真の船は一例で、クルーズによって異なる。

澤さん「ヒルトンは『ヒルトン・オナーズ』というホテル特典プログラムもあり、何度もご宿泊いただける方がいらっしゃいます。ヒルトン東京お台場は前身となるホテルの開業から来年で30周年となり、長く愛用いただいているお客様に対しても新しい体験を提供できるよう努めており、クルーズ特典はその一つです」

海から望む羽田空港。この日は離陸の瞬間を、遮るものなく見られた。

クルーズは東京湾で運航している船の乗車券を渡すのではなく、ホテルがチャーターした船に乗船できるのも贅沢なポイント。この夏は新たに「羽田空港」へと向かう約60分の航路となり、羽田空港周辺では約10分間停泊する。

滑走路から飛び立つ大きな飛行機を海から眺める体験は特別感があり、旅客機が頭上を通り過ぎるダイナミックな景色を堪能できる。

ホテルから見える、東京の美しい夜景。写真提供:ヒルトン東京お台場

気になる宿泊料金は、エグゼクティブルームが1室約8万円?。2人で宿泊した場合は1人あたり4万円前後?となり、まさに“エグゼクティブ”な料金となっている。

ヒルトン東京お台場が目指しているのは「安さ」で選ばれるホテルではなく、「体験価値」で選ばれるホテルだ。そういった取り組みを実施しているからこそ、今東京のホテルは外国人旅行客の比率が高くなりがちだが、ヒルトン東京お台場では日本人旅行客にも外国人旅行客にもどちらも選ばれているという。

ちなみにエグゼクティブルーム以上の客室で受けられる特典「Benefit Plus」は、クルーズだけではなく、朝食やカクテルタイムを楽しめるエグゼクティブラウンジの利用特典なども含まれる。

澤さん「価格競争に陥るのは本意ではなく、独自性のある付加価値をつけることでお客様の満足度を高め、リピートに繋げたいという想いがあります。クルーズの特典を受けられるエグゼクティブルーム以上の客室はホテルステイを存分に満喫をしていただける部屋なので、そういった体験を求めていらっしゃるお客様に満足していただけるよう、努力しています」

新しいホテルも次々と誕生している中で、約30年という歴史あるホテルならではの発想と独自性でゲストをもてなす「ヒルトン東京お台場」。贅沢な特典も「価格に見合わない」と判断されれば台無しとなってしまうが、継続して好評というこのクルーズ特典は高付加価値化の成功事例と言える。今はただ泊まるだけではない、旅の目的になるようなホテルが求められているからこそ、今後も各ホテルがどのような特典やサービスを打ち出すのか、注目していきたい。

・ヒルトン東京お台場
https://www.hiltonodaiba.jp/

取材・文/小浜みゆ

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