
「そんなの当たり前だよ」は英語で様々に表現できます。一般的には “I'm not surprised.” や “It’s just common sense.” が使われ、明白さを示す “That's obvious.” も自然です。スラングでは “Duh!” が定番で、「言わなくてもわかるでしょ」というニュアンスを持ちます。場面や相手に応じて使い分けましょう。
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時間を守るのは当たり前のことだよ」「挨拶をするのは当たり前のマナーです」など、「当たり前」という言葉は日常的によく使われます。
これを英語で表すとどうなるのでしょうか?今回は、広く使われているフレーズからスラングまで、「当たり前」の英語表現をご紹介していきます。
「当たり前」の意味
まずは、「当たり前」の日本語での意味を再確認しましょう。
「当たり前」とは、“特別ではなく普通のことである”、“言うまでも無いことである”という意味を持つ日本語です。
一般的な常識や社会のルール、自然の現象など、一般的に多くの人が認識している規則や価値観において、当然であるということです。
1.英語で表す「そんなの当たり前だよ」
まずは「そんなの当たり前だよ」とひと言で言い切る場合、英語ではどのように表すのでしょうか?4つのフレーズをご紹介します。
■“I’m not surprised.”
“surprise”は「驚く」や「びっくりする」という意味の英単語です。
直訳すると「驚いていないよ」ということになります。「当たり前のこと過ぎて驚きがない」というニュアンスで使われます。
例文
“She is late again!”
「彼女はまた遅刻ですよ!」
“I’m not surprised.”
「そんなの当たり前だよ(当たり前過ぎて驚かないよ)」
■“It’s just common sense.”
“common sense”は、「常識」や「良識」という意味を持ちます。「それは常識だよ」というニュアンスになります。
例文
“You shouldn’t go out when you are sick. It’s just common sense.”
「病気の時に出歩くべきじゃないよ。それは当たり前のことだよ(常識だよ)」
■“That’s obvious.”
“obvious”は「明確な」「明らかな」という意味を持ちます。「明らかなことである」というニュアンスを持ち、カジュアルな言い方になります。
例文
“I think he is lying.”
「彼は嘘をついていると思います」
“That’s obvious.”
「それは当たり前だよ(明白だよ)」
■“There’s no doubt about it.”
“doubt”は「疑い」や「疑惑」という意味を持つ単語です。それが“ない”と言っていることから、「疑う余地がない」というニュアンスを持つセンテンスです。
例文
“I think they are going to win.”
「彼らが勝つと思います」
“There’s no doubt about it.”
「それは当たり前だよ(そこに疑いの余地はないよ)」
■“That’s what everybody knows.”
直訳すると、「それは誰もが知っていることだ」という意味になります。「みんなが知っている当たり前のこと」というニュアンスのフレーズです。
例文
“War is bad. That’s what everybody knows.”
「戦争は悪いことだ。それは当たり前のことだよ」
2.英語で表す「~は当たり前のことです」
続いて、「~は当たり前のことです」と英語のセンテンスで伝える場合の表現をご紹介します。
■“It’s a common sense that ~”
“common sense” は「常識」「共通の感覚」という意味を持つ言葉です。「~は当たり前の常識だよ」というセンテンスになります。
例文
“It’s a common sense that you should be polite to elderly people”
「年上の人に礼儀正しくするのは当たり前だよ」
■“It’s usual for ~”
“usual”は「一般」や「日常」などの意味を持つ英単語です。「?は日常的な(当たり前の)ことだよ」というニュアンスになります。
例文
“It’s usual for her to wake up early”
「彼女にとっては早起きは当たり前のことだよ」
■“It was expected that ~”
“expected”は“expect”の過去形で「予想された」、「期待された」などの意味を持ちます。
例文
“It was expected that he would not pass the exam.”
「彼が試験で受からなかったのは当たり前のことだよ」
3.英語のスラングで「当たり前でしょ」
最後に、英語のスラングで「当たり前でしょ」をどのように表現するのかご紹介します。
■“duh”
発音は「ダー」です。かなりカジュアルな言葉なので、親しい人同士で使います。「言わなくてもわかるでしょ」や「そんなの当たり前でしょ」というような、場合によっては少し小馬鹿にしたニュアンスを含みます。
“Our flight is 7am tomorrow! Do you think we have to leave by 5am?”
「明日のフライトは朝の7時よ!5時には家を出なきゃいけないと思う?」
“Duh!”
「当たり前じゃん!」
英語で「当たり前」はニュアンスに合わせて
英語でもさまざまな「当たり前」を表すフレーズがあります。伝えたいニュアンスや相手によってチョイスすべきフレーズは変化します。そのシーンに適切な表現ができるように、色々な言い方を覚えておくと便利ですよ。
文/まなたろう
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