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70年ぶりの法改正でどう変わる?注目を集めるCBD市場の可能性と課題

2025.06.23

実際にCBD商品を開発・販売しているスピックインタビュー

――根木さんの説明を聞いて、大麻由来のCBDに関する印象がずいぶん変わりました。冨田さんはスピックで実際にCBD商品を開発・販売されていますが、商品概要について紹介してください。

冨田さん Lypo-Cは、「リポ・カプセルテクノロジー」により、ビタミンCやビタミンDを効率よく体内に届けることを目指したサプリメントブランドです。この度、そのテクノロジーをCBD(カンナビジオール)に応用した新しいプロダクト「Lypo-C CBD」を開発・発売いたしました。

現代の日本では、強いストレスや不安を感じている労働者の割合が82.2%にも上るという調査もあります。そんな時代に、私たちができることは何か?と考えたときに、「こころの健康を支える確かな選択肢」としてのCBDに着目しました。CBDという成分は、まだまだ認知度が低いですし、誤解も多い。一方で、多くの人の悩みを解決できる、大きな可能性のある成分だと信じています。

「Lypo-C CBD」は、吸収効率にこだわったゼリー状のサプリメントで、1包あたり10mgのCBDを配合しています。気軽に摂れるだけでなく、成分の品質や安全性、リポソーム加工による“届ける力”にも徹底的にこだわっています。「CBDって本当に効くの?」と疑問を持っている方にも、しっかりと“実感”していただける製品になっていると思います。

リラックスグッズでもなく、薬でもない。その中間で、“未病”や“ゆらぎ”のある日常に寄り添う。そんな中庸の存在として、CBDを新たなセルフケアの選択肢として提案していきたいと思っています。

CBD販売はクリニックからスタート

――どんな人が主に購入されていますか?

冨田さん 本製品は、医療機関での先行発売からスタートいたしました。医療の現場からその価値を広げていくことに重きをおきました。ありがたいことに、多くのクリニックの先生方にご関心を寄せていただき、内科・婦人科・精神科・皮膚科など、本当に幅広い診療科目の医療機関でのお取り扱いが始まっています。

今後は、そうしたクリニックを通じて体感された方の声が、より広く社会に広がっていくことを期待しています。CBDが“特別なもの”ではなく、日々のケアの選択肢のひとつとして自然に浸透していけば嬉しいですね。

――CBD商品市場について、先程根木さんから、日本でも年間800億円の市場になるという予測があるほか、CBD関連商品なども増えてくるのではないかと教えてくれました。実際に商品を販売しているスピックは今後、CBD商品をどのように展開していきますか?

冨田さん 市場規模として非常に大きな可能性があると感じていますが、私たちはあくまで“実感と信頼の積み重ね”を大事にしたいと思っています。リポ・カプセルテクノロジーを応用したCBDを通じて、実感と信頼を広げていくことに注力をしてまいります。

一方で、CBDという成分は経口摂取だけでなく、スキンケアや外用剤としても多様なアプローチが可能です。そうした“届け方の広がり”にも挑戦していきたいと考えています。

サプリメントから始まり、より広くCBDの価値を実感できるプロダクトラインへ。一過性のブームではなく、生活の中に自然に根づく存在として、CBDのあり方を提案していけたらと思っています。

――ありがとうございました!

非精神活性・非依存性であり、安全性や有用性についてはWHO(世界保健機関)などからも認められているというCBD。特に不眠やストレス、慢性痛などに対して、医学的効果がある点は見逃せない。生活の質(QOL)向上を目的としたCBD利用は今後益々増えて行きそう。

※参考URL
臨床CBDオイル研究会

根⽊ 孝朗(Negi, Yukihiro)さん
臨床CBDオイル研究会 事務局 事務局⻑
アメリカ⻄イリノイ州⽴⼤学卒業、海外商社、⽶国で医療向け国際サプリメント企業勤務を経て独⽴。2015年よりCBDに携わり、世界各地のCBD⽣産現場の最前線に⾜を運ぶ。過去には欧州発CBDブランドの代表も務め、現在は臨床CBDオイル研究会を通じて、その医療的価値を広く伝えるとともに、医療機関向けに⾼品質なCBDの提供を⾏う。
CBDとの出会いは、尊敬する80代の先⽣からの⼀⾔。「先の戦争が終わる迄、我々は⻑きに渡り⼤⿇と共に⽣活してきた。⽇本⼈は⿇に尊敬の念を込める意味で⼤⿇(おおあさ、たいま)と呼んできた。いずれ必ず、⽇本はまたその時代に戻るから、世界を観ておいたらどうか」。

文/柿川鮎子

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