
世の中では、文尾の「。」が威圧的と感じる若者の意識からマルハラという言葉が生まれるなど、世代間のコミュニケーションの難しさが浮き彫りになるシチュエーションが増えている。
SMBCコンシューマーファイナンスが展開するプロミスは、こうしたコミュニケーションのギャップから両者の間にモヤモヤが生まれているのではないか?という仮説のもと、Z 世代の若手社員〔18~29 歳〕と上司・先輩〔30~60 代〕の男女各 500 名、計1,000 名を対象としたインターネット調査を実施した。
働く人の6割以上がコミュニケーションギャップによるモヤモヤを抱えている
Z世代の若手社員と、Z世代の部下・後輩を持つ上司・先輩社員に、お互いに対して価値観の違いやコミュニケーションギャップを感じるか尋ねたところ、全体の6割以上の人が「ギャップを感じる」と回答した。
特に上司・先輩に限るとおよそ8割の人が「部下・後輩に対してギャップを感じる」としており、“○○ハラスメント”という言葉が次々と生まれる昨今、Z世代に対するコミュニケーションに苦手意識を持っていることがうかがえる。
一方で、Z世代の若手社員の44.0%も「上司・先輩に対してギャップを感じている」と回答しており、世代を問わず職場コミュニケーションにおけるすれ違いが存在し、モヤモヤを生み出していることが分かった。
上司・先輩は「伝えているつもり」でも、Z世代の3人に1人は「言葉をかけられていない」と感じている
上司・先輩の91.0%が「感謝や気遣い、褒める言葉をかけている」と回答した一方で、Z世代の若手社員の33.4%は「そうした言葉をかけられていない」と感じており、上司・先輩が感謝した、褒めたと思っていても、それがきちんと伝わっていない可能性もあるというギャップが浮き彫りに。
プロミス社内で実施した調査でも、若手社員の「しっかり感謝されたい」という願望が明らかになっており、こうした“伝えたつもり”のミスコミュニケーションが不満の種になってしまっている可能性もありそうだ。
コミュニケーションの“温度差”は双方自覚! Z世代が求めているのは“はっきりした言葉”、一方で上司・先輩との関係性構築を諦めている人たちも
Z世代の若手社員が「感謝や気遣い、褒める言葉をかけられていない」(前述33.4%)と感じる理由として、最多だったのは「はっきりとした言葉をかけられていない」(42.4%)であった。
曖昧な態度や間接的な伝え方では十分ではなく、“言葉にして直接伝えること”の重要性が浮き彫りとなっている。
また、「上司・先輩とはもともと距離をおいている」と回答した人は36.2%にも上り、そもそもの関係構築やコミュニケーションにおけるスタンスにズレが生じていることが見て取れた。
前述の通り、Z世代の若手社員の33.4%が「感謝や気遣い、褒める言葉をかけられていない」と回答した一方で、上司・先輩側も35.8%が「部下・後輩は満足していないと思う」と感じており、コミュニケーションの“温度差”を双方が自覚していることが明らかに。
上司・先輩としては「伝えていないわけではないのに、どうして伝わらないのだろう」というモヤモヤを、Z世代の若手社員としては「どうして伝わるようにコミュニケーションを取ってくれないのだろう」というモヤモヤを、それぞれが抱えた状態になっていると言えそうだ。
まとめ
調査の結果、職場でのコミュニケーションギャップにより、“モヤモヤ”を感じている人は全体の62.4%にのぼることが明らかになった。
特に、上司・先輩の80.8%が「部下・後輩との価値観やコミュニケーションにギャップを感じる」と回答。
一方で、Z世代の若手社員も44.0%が「上司・先輩に対してギャップを感じている」と答えており、世代間のすれ違いは双方で感じられていることが浮き彫りに。
価値観が多様化し、コロナ禍を経て社会のあり方が急速に変化した現代では、一人ひとりが異なる目標や悩みを抱えており、誰にとっても正解となる“画一的な応援”の形は存在しない。
「プロミスエール!プロジェクト」は、プロミスならではの“応援”をさまざまな形で届けることで、ひとりでも多くの人が前向きになれる社会を目指して発足。
そして今回の調査結果を受けて、プロジェクト第2弾では、働くZ世代と上司・先輩のすれ違いにまつわる“モヤモヤ”を可視化した体験型展示イベント「モヤりのち晴れ展」を、2025年6 月 12 日(木)~6 月 15 日(日)期間限定で開催する。
併せて、SNSでは、Z世代の若手社員と上司・先輩の“モヤモヤ体験”を可視化する「#令和のすれ違い 一斉調査キャンペーン」を実施。
プロミスは本プロジェクトを通じて、職場で生まれる“モヤモヤ”に寄り添い、気づきや考えるきっかけ、そして解決のヒントを届ける。
調査概要
プロミス「Z世代の若手社員×上司・先輩間のコミュニケーションギャップに関する調査」概要
調査時期:2025年5月実施
調査方法・対象:インターネット調査(全国18~29歳、男女500名/30~60代、男女500名 計1,000名)
調査会社:楽天インサイト株式会社
引用元:プロミス「Z世代の若手社員×上司・先輩間のコミュニケーションギャップに関する調査」
■「モヤりのち晴れ展」
「モヤりのち晴れ展」は、職場で感じる“モヤモヤ”を可視化し、体感しながら晴らしていく体験型展示イベント。
Z 世代の若手社員と上司・先輩のすれ違いに焦点を当て、実際の“モヤモヤ”を展示や映像、インタラクティブなコンテンツで再現した。来場者はすれ違いに共感したり、双方の“モヤモヤ”に気づくことで、コミュニケーションのヒントを見つけることができる。
期間:6 月 12 日(木)~6 月 15 日(日)12:00~20:00 ※12 日のみ 14:00 から開始
場所:ZeroBase 渋谷(東京都渋谷区道玄坂 2 丁目 5−8)
※参加無料(事前予約不要)
関連情報
https://cyber.promise.co.jp/contents/html/yell-project.html
構成/Ara