
2024年から制度が拡充され、高校生まで支給対象となった「児童手当」。この記事では、児童の年齢ごとの支給額、支給月、申請方法や必要書類、所得制限の最新情報まで徹底解説!地域によって異なる支給日や、公務員の申請方法の違いも網羅。これから申請予定の方も、見直したい方も必見です!
目次
子どもを育てていく上で大切な児童手当は、子どもの年齢によって異なってきます。支給される額と一緒に、支給される月や申請方法なども一緒にご説明します。
児童手当の金額は? 総額いくらもらえる??
支給額は児童の年齢によって異なります。
・3歳未満 一律1万5000円
・3歳以上小学校修了前 1万円(第3子以降は1万5000円)
・中学生 一律1万円
児童を養育している人の所得が、所得制限限度額以上または所得上限限度額未満の場合、特例給付として月額一律5000円支給されます。
2024年、高校生も児童手当が支給されることに!
政府は、「こども未来戦略方針」にて2024年中に所得制限を撤廃し、全員を給付対象、さらに支給期間を高校生まで延長することを決定しました。
【参考】内閣府 Ⅲ-1「加速化プラン」において実施する具体的な政策
児童手当の支給日はいつ?
こども家庭庁によると、原則として、毎年2月、4月、6月、8月、10月、12月(偶数月)に、それぞれの前月分まで(2か月分)が支給されます。
(例)6月の支給日には、4月・5月分の児童手当が支給されます。
この支給月は統一されているようですが、支給日は市区町村によって異なるのでしょうか。
【参考】児童手当制度のご案内
■児童手当の支給日はいつ?【大阪府大阪市】
原則として、毎年6回(偶数月)の5日に、それぞれ前月分までの手当てが支給されます。支給日が土曜日、日曜日または祝祭日の場合は、翌開庁日に支給されます。
【参考】大阪府大阪市
■児童手当の支給日はいつ?【福岡県福岡市】
年6回の2月・4月・6月・8月・10月・12月の10日に振り込まれます。10日が休日などの場合は、その直前の金融機関の営業日に振り込まれます。
【参考】福岡県福岡市
児童手当はどのように申請する?
子どもが生まれたり、他の市区町村から転入した場合、現住所の市区町村に「認定請求書」を提出しなければいけません。(公務員は勤務先に提出します)
■公務員はどうして勤務先に申請を行う?
養育者が公務員の場合、お住いの市区町村ではなく勤務先から手当てが支給されます。なので、以下の場合も勤務先で手続きを行う必要があります。
・新たに公務員として採用された場合
・所属する官署などから異動
・子どもが生まれた場合
・現況届を提出する場合
・氏名の変更や住居地に変更がある場合
【参考】こども家庭庁 Q13.手当を受け取る人が公務員の場合、申請などの手続きはどこで行なえば良いですか
■申請に必要な書類は?
・請求者が会社員などの被用者の場合
健康保険被保険者証の写しなど
・令和5年5月以降令和6年4月までに認定請求をする人で、令和5年1月1日に今の市区町村に住民票のない人
前住所地の市区町村長が発行する、令和4年分の児童手当用所得証明書