小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

日付のセルからDAY関数を使って「日」だけを取得する方法

2025.07.03

DAY関数の注意点とよくあるエラー

便利なDAY関数であるが、使い方を誤ると思わぬエラーが発生することもある。

■無効な形式や文字列ではエラーになる

たとえば、「2025年5月3日」というような文字列形式の入力に対してDAY関数を使うと、正しく機能しない場合がある。Excelがその文字列を日付として認識できない場合、#VALUE!エラーが返される。

このような場合は、日付形式をセルで正しく設定するか、DATE関数などで日付を生成するようにすると良い。

■空白セルに対してDAY関数を使った場合

Excelのバージョンによっては、空白セル(未入力)をDAY関数で参照すると、Excelはシリアル値「0」とみなして1899年12月30日を返す仕様がある。つまり、見た目はエラーが起きていないが、意図しない結果(30)が出るので注意が必要である。

例:

=DAY(A1)(A1が空白)→ 結果:30

対処法:

=IF(A1=””, “”, DAY(A1))

空白かどうかを条件分岐させることで、誤解を防げる。

まとめ

DAY関数はシンプルでありながら、実務での活用価値が高い。Excel初心者であっても理解しやすく、日付処理の第一歩として習得するのに最適な関数である。日々の業務効率を高めるためにも、ぜひDAY関数を活用してみてほしい。

本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。

  • DAY関数の役割:日付データから「日」の部分(1~31)を抽出する関数。
    • 基本構文:=DAY(シリアル値)。シリアル値には日付セルや日付関数の結果を指定。
    • 使用例:セルA1に「2025/05/03」がある場合、=DAY(A1)は「3」を返す。
  • 手順①(既存日付):対象セルに日付を入力し、=DAY(セル番地)を入力すれば完了。
  • 手順②(関数で日付を生成):=DAY(DATE(2025,5,3))や=DAY(TODAY())でも使用可能。
    • 活用例:売上や勤怠などの日別集計、日付によるフィルタ処理に活躍。
    • 月初・月末の抽出:
    •  ・月初:=IF(DAY(A1)=1,”月初”,””)
    •  ・月末:=IF(DAY(A1)=DAY(EOMONTH(A1,0)),”月末”,””)
    • 便利な組み合わせ関数:
    •  ・DATE関数:年月日を組み合わせて再構成
  • 注意点①:文字列形式や不正な値では#VALUE!エラーが出る。DATEVALUE関数で変換するのが有効。
  • 注意点②:空白セルは「1899/12/30」と解釈され、「30」が返るため注意。IF(A1=””, “”, DAY(A1))で対応。

関連記事:覚えておくと便利!Excelで生年月日から年齢を自動計算する方法

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年6月16日(月) 発売

DIME最新号は、「40代からのメンズ美容入門」!スキンケアの基礎や、白髪、薄毛、加齢臭などこの世代ならではの悩みを徹底解説。さらに、読んですぐにスキンケアを実践できるウーノの豪華2大付録つき!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。