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Excelのスキルを証明する資格試験にはどんな種類がある?就活や転職に役立つ資格の選び方

2025.06.22

エクセルの代表的な試験は、MOS(Microsoft Office Specialist)・日商PC検定・Excel表計算処理技能認定試験(サーティファイ)の3種類。目的や現在のスキルに応じて最適なものを選ぶことがおすすめ。

エクセルのスキルは、今やビジネスにおける基本中の基本であり、就職活動や転職、さらには社内での評価アップにも欠かせない武器である。こうした背景から、エクセルのスキルを証明する「資格試験」のニーズは年々高まっている。しかし、エクセルに関連する試験は複数存在しており、どれを選べばよいのか迷う人も多いだろう。

本記事では、主要なエクセル試験の特徴・難易度・メリットを徹底比較し、自分に合った試験の選び方を解説する。

※最新の情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

エクセル試験の主な種類とは?

エクセルに関する資格試験は複数存在しており、それぞれの主催団体や評価の基準、目的が異なる。まずは、主要なエクセル試験について基本的な情報を確認しておこう。

■MOS(Microsoft Office Specialist)

MOS(Microsoft Office Specialist)

Microsoft社が公式に認定している国際資格であり、世界的に通用する信頼性の高い検定である。内容はエクセルの基本操作から応用機能まで幅広く網羅されており、次の2つのレベルに分かれている。

  • 一般レベル:基本的な表計算、グラフ作成、関数利用など
  • 上級レベル:高度な関数やピボットテーブル、マクロなどの操作

試験は全国のCBT会場で随時受験可能で、結果は即日わかるのも特徴である。

■日商PC検定(日本商工会議所)

日商PC検定(日本商工会議所)

日商PC検定は、ビジネス実務を重視した内容となっており、単に操作スキルを問うだけでなく「文書・表の作成能力」や「業務理解」も評価対象となる。エクセルだけでなくWordやPowerPointの検定も用意されている。

レベル構成は以下の通り。

  • 3級:基礎的なビジネス文書作成や表計算操作
  • 2級:実務レベルの表作成・関数使用など
  • 1級:問題解決能力を含めた総合力が問われる

企業実務に直結するスキルを評価したい場合に向いている。

■Excel表計算処理技能認定試験(サーティファイ)

Excel表計算処理技能認定試験(サーティファイ)

サーティファイが主催するこの試験は、表計算ソフトの操作スキルに特化している。MOSに比べてややマイナーな印象はあるが、受験料が安く、実技に重点を置いた構成となっている点が特徴である。

レベルは以下の3段階となっている。

  • 初級:基本的な入力や四則演算
  • 2級:SUM、AVERAGEなど基本的な関数と表作成
  • 1級:ピボットやグラフなどの応用操作を含む

試験内容は実践的で、企業の研修などでも採用されることが多い。

■その他の関連試験

他にも、次のような試験がある。

  • VBAエキスパート:Excel VBA(マクロ)に特化した上級者向け試験

VBAエキスパート

  • 情報処理技能検定試験(表計算)など

情報処理技能検定試験(表計算)

用途やレベルに応じて、併用して受験するのも一つの選択肢である。

初心者におすすめのエクセル試験はこれ!

数あるエクセル試験の中でも、特に初心者が最初に取り組みやすい試験を紹介する。

■まずはMOS Excel 一般レベルから

MOS(Microsoft Office Specialist)Excel Associateは、初心者でも独学で挑戦できる構成となっている。CBT試験という形で全国の会場でいつでも受験できる点も魅力的である。

MOSの特徴:

  • 試験回数が多く、受けやすい
  • 市販テキストや模擬試験が豊富
  • 就職・転職の際に評価されやすい

■実務経験があるなら日商PC検定2級も視野に

エクセルの基本操作にある程度慣れている人であれば、日商PC検定の2級にも挑戦する価値がある。出題内容は業務シーンに即しており、企業での評価にもつながりやすい。

■コストを抑えたいならサーティファイの検定も選択肢に

サーティファイのエクセル検定は、受験料が比較的安価で、独学にも向いている。特に「履歴書に資格を載せたい」「基礎スキルを証明したい」と考える初心者に適している。

各エクセル試験の難易度と合格率を比較

各試験の難易度や合格率には違いがあり、事前に知っておくことで適切な試験選びに役立つ。

■MOS試験の難易度と合格率

MOSは全体的に合格率が高く、しっかりと対策すれば合格は難しくない。特にExcel Associateの合格率は80〜90%程度とされている。

■日商PC検定の難易度と評価

日商PC検定は級が上がるごとに難易度が大きく変わる。2級は実務経験者向け、1級は相当な実力が必要である。

■サーティファイ検定の合格しやすさ

サーティファイのエクセル検定は初級〜2級までの合格率が高く、独学でも十分合格可能な内容である。

試験名

合格率目安

難易度

特徴

MOS Excel

80〜90%

初〜中級

CBT方式、世界共通資格

日商PC検定2級

約60%

中級

実務に即した内容

サーティファイ2級

約70〜80%

初〜中級

実技重視、受験料が安価

試験選びのポイント|自分に合った資格はどれ?

どの試験を選ぶべきかは、自分の目的や現在のスキルレベルによって異なる。

■目的で選ぶ(就職・転職・スキル証明など)

  • 履歴書への記載を重視:MOS
  • 実務能力の証明を重視:日商PC検定
  • コスパを重視:サーティファイ

■学習時間や難易度で選ぶ

学習時間が確保できない人にはMOS エクセルの一般レベルが適している。一方で、実務経験を活かしたい場合は日商PC検定2級が適している。

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