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PDFの表をExcelに変換できるって知ってた?無料のオンラインツールを使って変換する方法

2025.06.23

PDFの表をエクセルに変換する方法には、エクセル内蔵のPower Queryを使う方法、無料オンラインツール、有料ソフトウェアの3つがある。目的やPDFの形式、変換精度の必要性に応じて、最適な方法を選ぶことが重要だ。

PDFに含まれる表をエクセルに変換したい場面は、ビジネスシーンではよくあることだ。請求書や統計資料、帳票などがPDF形式で共有されることは多いが、そのままでは編集できない。

本記事では、追加ソフトを使わないエクセル標準機能から、無料・有料の変換ツールまで、代表的な方法を詳しく解説する。

Microsoft エクセル内蔵の機能を使う方法

まず紹介するのは、エクセル単体でPDFを読み込み、表形式で変換する方法である。追加のソフトやWebサービスを使わず、安全に処理したい場合に有効である。

■Power Query機能を使った変換

エクセル 2016以降には「Power Query」というデータインポート機能が搭載されており、PDF内のテーブル構造を直接読み取ることが可能である。

手順:

1.エクセルを起動し、[データ]タブをクリック

エクセルを起動し、[データ]タブをクリック

2.[データの取得]→[ファイルから]→[PDFから]を選択

[データの取得]→[ファイルから]→[PDFから]を選択

3.変換したいPDFファイルを選択して開き、インポートしたい表(Table)を選択

変換したいPDFファイルを選択して開き、インポートしたい表(Table)を選択

4.[読み込み]をクリックするとエクセルの表として表示される。

[読み込み]をクリックするとエクセルの表として表示される。

特徴:

  • 追加ソフトやオンラインサービスが不要
  • データの加工や変換が柔軟に行える
  • 元のエクセルファイルと接続を維持できる(更新も可能)

注意点:

  • テキストデータとして認識できるPDFのみ対応(スキャンPDFは不可)
  • 複雑なレイアウトでは、正確に表が読み込まれないことがある
  • エクセル 2016以降のバージョンが必要

無料オンラインツールで変換する方法

特別なソフトウェアを導入せず、ブラウザからすぐに変換できるのがオンラインツールの魅力である。ここでは主要な無料サービスを紹介する。

■Adobe Acrobat Online

Adobeが公式提供するオンラインPDF変換ツールで、エクセルへの変換精度が高いことで知られている。

手順:

1.Adobe Acrobat Onlineにアクセスし無料アカウントを作成

Adobe Acrobat Online2にアクセスし無料アカウントを作成

2.PDFファイルをアップロード(ドラッグ&ドロップも可能)

PDFファイルをアップロード(ドラッグ&ドロップも可能)

3.「Microsoft Excel」を選択し変換ボタンをクリック

「Microsof Excel」を選択し変換ボタンをクリック

4.変換後のエクセルファイルをダウンロード

変換後のエクセルファイルをダウンロード

特徴:

  • アカウント登録不要で無料利用可能
  • Adobe製品のため高い変換精度
  • 表の書式もある程度維持される

注意点:

  • ファイルサイズ制限あり
  • OCR機能(画像PDFからの文字抽出)は有料プラン限定

■Smallpdf

Smallpdfは、初心者にも扱いやすいシンプルなインターフェースで人気のサービスだ。

特徴:

  • 操作が直感的でわかりやすい
  • Google DriveやDropboxと連携可能
  • 処理が速く、変換時間が短い

注意点:

  • 無料版では1日2回までの変換制限
  • OCRは有料プラン(Smallpdf Pro)に限定
  • 複雑なレイアウトは正確に変換されない場合がある

■iLovePDF

PDF編集・変換に幅広く対応しているサービスであり、OCR(有料)による画像PDFの変換も可能である。

特徴:

  • スキャンPDF対応(OCR機能あり)
  • レイアウトを選択して調整可能
  • 複数PDFをまとめて一括変換可能

注意点:

  • OCR機能はプレミアムプランのみ
  • 無料版ではファイルサイズの上限あり

■CleverPDF

無料ながら機能が充実しており、登録も不要な点が魅力のツールである。

特徴:

  • 会員登録不要で完全無料
  • 表の検出方式を選択でき、精度が向上する
  • プライバシー保護にも配慮(30分後に自動削除)

注意点:

  • OCR機能の有無が不明瞭
  • 表の構造が複雑な場合、変換精度が劣る可能性がある

専用ソフトウェアで変換する方法

より高精度で安定した変換を求める場合は、専用のPDF編集ソフトを導入するのが確実である。以下は代表的な2製品を紹介する。

■Adobe Acrobat Pro DC

PDF編集の業界標準ソフトであり、変換精度や機能面で非常に優れている。

手順:

1.Adobe Acrobat Pro DCでPDFファイルを開く

2.左側のパネルの[PDFを書き出し]ツールをクリック

左側のパネルの[PDFを書き出し]ツールをクリック

3.書き出し形式として「表計算シート」→「Microsoft エクセルブック」を選択

書き出し形式として「表計算シート」→「Microsoft エクセルブック」を選択

4.[書き出し]をクリックし、保存先を指定してエクセルファイルを保存

特徴:

  • 最も高精度な変換が可能
  • 表のレイアウトやフォントの再現性が高い
  • OCRでスキャン文書も対応可能
  • 編集機能により変換前に調整できる

注意点:

  • 有料(サブスクリプション形式)
  • PCへのインストールが必要

■PDFelement

Adobe製品よりも低価格で、個人ユーザーにも扱いやすいPDF編集ソフトである。

特徴:

  • AI搭載で変換精度が高い
  • OCRが標準搭載され、スキャンPDFにも対応
  • 操作画面がシンプルで使いやすい

注意点:

  • 有料(体験版あり)
  • Adobe製品より一部高度機能に制限あり

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