マイメンという言葉の意味がよくわからず、その場ではついわかったフリをしてしまったという方もいるのではないでしょうか。マイメンは、親しい相手をあらわす言葉です。今回は、マイメンの意味や語源、使い方、類似表現などについて詳しく解説します。
目次
マイメンとは

マイメンは「親しい仲間」というような意味で、若者を中心としてSNSや会話の中で使われる言葉です。友情や人とのつながりを、カジュアルに表現する際に多く使われます。
マイメンの語源や、タバコの銘柄を指す言葉として使われていた事例について解説します。
■語源はヒップホップ用語の「my man」
マイメンの語源は、ヒップホップ用語の「my man」だといわれています。my manはもともと「兄弟」を意味する言葉です。
しかし、ヒップホップのラップバトルで相手に親しみを込めて「my man」と呼びかけるようになったことから、実の兄弟にとどまらず、親しい仲間をあらわす言葉として広まりました。ヒップホップのラップバトルとは、ラッパー同士が即興でラップを競い合う対決のことです。
ただし、「仲間」という意味をあらわす「my member(マイメンバー)」の略称である「マイメン」が使われるようになったという説もあります。
■タバコの銘柄を指すことも
マイメンは、「親しい仲間」という意味のほか、「マイルドセブン・メンソール」というタバコの銘柄の略称として使われることもありました。ただし、マイルドセブン・メンソールは、2013年に「メビウス」という名前に変更しています。
日本でのマイメンの使われ方の特徴

もともとラップバトルが発祥と考えられるマイメンという言葉は、日本では海外とは異なる使われ方をしています。SNS上での使用が多いこと、女性にも使うことの2点が特徴だといえるでしょう。それぞれの内容を解説します。
■SNS上で使われることが多い
海外では挨拶代わりに使われることの多いマイメンという言葉は、日本では主にSNS上で使われる傾向があります。
友人と一緒に映った写真に「やっぱり地元のマイメン最高!」とコメントがつけられたXの投稿や、「#マイメンとランチ」というハッシュタグがついたInstagramの投稿を見たことがある方も多いでしょう。
■女性にも使う
海外では、主に男性同士が挨拶として「My Man!」と声を掛け合うのが一般的であるのに対し、日本では女性にも使うことが特徴です。
たとえば、女性が仲のよい友人について「あの子は大切なマイメンなの」という場面も見られます。
マイメンの意味

マイメンは、一般的には親しい仲間というニュアンスで使われる言葉です。さらに、「気の合う友達」や「アイドルやアーティストなどのファン仲間」、「付き合っている男性」という意味でも。それぞれの意味を確認しましょう。
■気の合う友達
気の合う友達のことを、マイメンと表現することがあります。
親友と表現するのは照れるし重いけれど、ただの友達ではないというニュアンスを伝えたいときに便利な表現です。
■アイドルやアーティストなどのファン仲間
マイメンは、アイドルやアーティストなどのファン仲間、つまり「推しが同じ仲間」を指す言葉として使われることもあります。
普段の生活スタイルや環境が異なっていても、好きなものが同じであるため感性や価値観が近く、自然と仲良くなりやすい点が特徴です。
■付き合っている男性
マイメンは、女性が付き合っている相手を指す言葉としても使用します。仲のよい友達という意味だけでなく、交際相手にも使われることを知っておきましょう。
たとえば、女性が「今日、マイメンとデートなんだ」というときは、交際相手の男性と会う場合があります。
マイメンを使った例文

ここでは、マイメンを使った例文をご紹介します。例文を確認することで、マイメンという言葉にまだ馴染みがない方も、イメージしやすくなるかもしれません。実際に使う際の参考にしてください。
- 社会人になっても定期的に連絡を取り合えるマイメンの存在は、本当にありがたい
- 久しぶりに地元のマイメンたちと、行きつけの店に集合した
- マイメンと、お互いの近況を報告し合う。やっぱり落ち着く存在!
- 週明けの重たい気分も、マイメンの一言で軽くなった気がする
- 推しのライブにマイメンと参戦。最高の1日になった
- 仕事でちょっと落ち込んだけど、マイメンの言葉に救われた
マイメンの類似表現

日常会話やSNSなどで使われるマイメンという言葉には、似たニュアンスを持つ表現がいくつか存在します。たとえば、以下のような言葉が挙げられるでしょう。
- 仲間
- イツメン
- マブダチ
- ズッ友
- ニコイチ
これらの言葉の意味を解説します。
■仲間
仲間は、一緒に何かをする相手のことをあらわす言葉です。1人に対してはもちろん、同じグループや職場のメンバーなど複数人に対しても用いられます。「趣味仲間」や「飲み仲間」などと使います。
参考:デジタル大辞泉
■イツメン
「イツメン」とは、「いつものメンバー」を省略した言葉です。常に一緒にいて、頻繁に遊んでいる友人グループをあらわします。たとえば、「週末、イツメンで集まろう」といったように使います。
■マブダチ
「マブダチ」は「マブ」は「本当の」、「ダチ」は「友達」という意味を持つ言葉で、1970年頃に使われ始めました。
親友に近い関係で使われ、イツメンより強い絆をあらわす表現といえるでしょう。 砕けた印象があり、「親友」よりも気軽に使える点も特徴です。「マブダチの頼みは断れない」などと使います。
■ズッ友
「ズッ友」は、「ずっと友達でいよう」という意味が込められた略語で、2000年代前半に若者の間で流行しました。 マブダチに近いニュアンスを持ちます。
友人同士で撮ったプリントシール機の写真に、「これからもずっと友達でいようね」というメッセージを込めて、「ズッ友だよ」「ズッ友宣言」と書き込まれることも多かったようです。
■ニコイチ
「ニコイチ」は、まるで2人で1人といえるほど仲がよい友人関係を指します。親友と同じような意味で、使われるケースが多くみられます。
もともとは、「2つ以上の個体を組み合わせ、1つの個体とすること」を指す言葉で、自動車製品や建造物を製造する場面で使われていました。
ニコイチは、「ニコイチの親友に会って来る」ような使い方がされます。「二娘一」と表記されるという説もあります。
マイメンの意味や使い方を理解しよう

マイメンとは、一般的には親しい仲間という意味合いで使われています。若者を中心に、SNSや会話でカジュアルに使われている表現の1つです。
日本におけるマイメンという言葉の使い方の特徴としては、「SNS上での使用が多い」「女性にも使う」といった点が挙げられるでしょう。日本では、「アイドルやアーティストなどのファン仲間」や「付き合っている男性」をあらわす言葉としても、使われています。また、マイメンの類似表現には、仲間やイツメン、マブダチ、ズッ友などがあります。
マイメンは、大切な関係性の相手を重くなりすぎずにライトに表現できる点が、若者を中心に受け入れられている言葉といえるでしょう。
社会人にとっても、マイメンといえる気の置けない存在は、大切な心の支えになるはずです。役職や立場に関係なく本音で話せるマイメンがいれば、仕事も人生も豊かなものになるかもしれません。
構成/橘 真咲







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