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美術家・長坂真護の取り組みがカタチに!東京でスラム街生まれのアートを見て社会のつながりを考えてみた

2025.05.10

アフリカ・ガーナのスラム街発のアートプロジェクト「BONBO STARS」。この取り組みは “世界最大級の電子機器の墓場”として知られるガーナのスラム街「アグボグブロシー」に集まった廃棄物を使ってアートを制作する美術家・長坂真護の手によるもの。

希望をカタチにしたアートが生まれた理由

長坂真護氏
1984年、福井県生まれ。2017年、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会い、以降、廃棄物を用いたアートを制作することで、彼らの自立を促す努力を続けている。2018年にはスラム街初の私立学校、翌年には文化施設を設立。2021年7月には、廃棄物処理のリサイクル工場も建設した。

2019年、長坂がアグボグブロシーに初めての文化施設「MAGO E-WASTE MUSEUM」を建設。その際、地元の若者たちが作品制作を手伝う中で、長坂氏は彼らにアートの才能があることに気づいたという。

「彼らの才能を世界に届けたい! そしてスラム街からスーパースターを生み出したい!!!」。そんな想いから、彼らが創るアートを次々に発表。日本など先進国で販売をし、売り上げの10%を作家本人に還元することで、貧困に苦しむ彼らの住居費、学費の当てたのだ。プロジェクト名に用いられる“BONBO”とは、「幸福な」「幸あれ」を意味するという。文字通りアートが、彼らの希望となったのだ。

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東京・秋葉原でスラム街生まれのアートが集結

そんなアート作品を一堂に集めた単独展覧会が東京・千代田区「万世橋チューブ(マーチエキュート神田万世橋内)」で開催されている。12名のアーティストによる約50点の作品を展示。

厳しい環境の中でアートと出会い、人生を動かしていった若者たちによる作品群の中には、初期からの歩みが感じられる作品も含まれており、彼らの成長や変化が見て取れるはずだ。

会場では、アグボグブロシーの現状を伝える映像も流れている。アートを通じて社会とのつながりや希望を感じてほしい。

■ 展覧会情報

名称:BONBO STARS展 ― From the Slum to the World
会期:~2025年6月15日(日)
会場:万世橋チューブ(マーチエキュート神田万世橋 S1)
住所:東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4
時間:11:00~20:00(入場無料)
※休館日: 6/2

長坂真護の活動は、この一冊でわかる!
『NAGASAKA MAGO ALL SELECTION ─長坂真護作品集─ 』絶賛発売中

著/長坂真護 小学館 2200円

「ガーナ」を題材にした作品に加え、平和の象徴をイメージした「Moon」、コロナ禍を機に創作した「新世界」など、様々な作品を楽しめる。インタビューも掲載しており、彼が考えるサステナブル・キャピタリズムとは何か? を知ることができる。

『NAGASAKA MAGO ALL SELECTION』 
著/長坂真護

文/寺田剛治

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