
手軽に美味しい食事が自宅で楽しめるフードデリバリーサービス。仕事内容もシンプルで時間の融通も効きやすいため、副業として検討している人も多いのではないだろうか。では、どのフードデリバリーが一番稼げるのだろう。
AMOが運営するフードデリバリーサービス専門のWEBメディア「おいしいデリバリー」は、現役配達員272人を対象にフードデリバリーサービスの収入に関するアンケート調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
フードデリバリーで最も稼げるのはどこ?Uber Eats・出前館・Wolt・menuの報酬・時給を徹底比較
今回のアンケートでは、Uber Eats・出前館・Wolt・menuで働く配達員272人から回答を得て、配達1件あたりの平均報酬や平均時給について調査した。
出前館が1件あたりの報酬が最も高い結果となり、Wolt、Uber Eats、menuがそれに続いた。出前館は1件あたりの単価が高いため、少ない件数でも効率よく収入を得られるのが強み。
一方、Uber Eatsは報酬単価こそやや低いものの、依頼件数が多く、安定して稼ぎやすい傾向が見られる。
出前館が最も高時給となり、Uber Eats、Wolt、menuが続いた。出前館は報酬単価が高いため、少ない件数でも時給を伸ばしやすいのが特徴。
また本調査では、性別・地域・車両ごとの収入傾向についても分析した。
1件あたりの報酬では軽自動車が最も高いものの、バイクは機動力があり、駐車の手間が少ないため、短時間でより多くの配達をこなせることが時給の高さにつながっていると考えられる。
一方、自転車は長時間稼働では体力的な負担が大きく、連続して多くの件数をこなすのが難しい点がデメリット。そのため、効率よく稼ぎたい場合は、バイクや軽自動車の人が適していると考えられる。
Uber Eatsの平均時給を男女別に比較すると、男性は1,369円、女性は1,320円となり、男性の方が49円高いという結果に。
この差の要因として、バイクや軽自動車を利用する配達員は男性が多い傾向があり、それが時給の違いにつながっている可能性がある。
Uber Eatsの平均時給を東京と全国平均で比較すると、東京は1,405円、全国平均は1,351円となり、東京の方が54円高いという結果になった。
都市部では注文数が多く、稼働率が高いことに加え、移動距離が短く効率的に配達できることが、時給の差に影響していると考えられる。
まとめ
本調査の結果、配達1件あたりの平均報酬および平均時給が最も高いのは「出前館」であることが分かった。
ただし、エリアや時間帯によって案件数が変動し、安定した受注が難しい場合があるため、働く地域の特性を考慮することが重要。
一方、「Uber Eats」は出前館に比べて1件あたりの報酬単価は低いものの、配達依頼が多く、安定した稼働がしやすい という特徴がある。
今後も、各サービスの特徴やエリアごとの傾向を理解し、自分のライフスタイルに合った働き方を選択することが、効率的な収入の確保につながると考えられる。
調査概要
調査対象:2024年にフードデリバリー配達員の仕事を定期的にしていた方
調査方法:クラウドソーシングサービス及び「おいしいデリバリー」LINE公式アカウントを通じたオンラインアンケート
調査期間:2025年1月10日~1月24日
有効回答数:272人
出典元
https://amo-web.co.jp/delivery/driver-survey2025
構成/Ara