新たなフラッグシップHONDA「CB1000F CONCEPT」
HONDAから登場したサプライズモデルは「CB1000F CONCEPT」である。元になったモデルは言わずとしれた「CB750F」なのだ。バリバリ伝説の巨摩郡の愛車だ。実車は「CB1000 HORNET」のエンジンをベースに作られており、その完成度は非常に高い。リアサスはモノショックなのだが、それを感じさせないデザイン処理がされている。丸目のライトはいいが、四角い液晶ディスプレイが残念。液晶でいいので丸型2連のアナログ表示を再現して欲しい。市販されれば往年のバイクファンの購買欲を掻き立てるヘリテイジモデルになるに違いない。
YAMAHAに対抗してか、水冷75度V型3気筒エンジンのコンセプトモデル展示された。二輪車用としては世界初の電動過給機を搭載する。スーパーチャージャーを電動モーターで駆動する方式でタイムラグがなく過給量も自由に調整でき、設置場所に成約がないというメリットがある。
また、新基準原付適合モデルとして開発中の「Super Cub 110・Lite CONCEPT」も展示された。110ccのエンジンをベースにして最高出力を4kW以下に抑えたモデルになる。これに伴い従来のスーパーカブ50は生産終了となる予定だ。
HONDA「CB1000F CONCEPT」はYAMAHA「XSR900」のライバルになるのか?
V型3気筒エンジンに電動過給機を取り付けたエンジンとフレームのコンセプトモデル
E-Clutchを装着した人気モデル「Rebel 250 E-Clutch」
E-Clutchはラッチ操作不要で変速、発進、停止などが可能になる
新基準原付に対応した「Super Cub 110・Lite CONCEPT」
メーターはアナログで従来のカブのデザインを踏襲するのだろうか
アジアで人気の125ccスクーターYAMAHA「Fazzio」
YAMAHAから2025年秋以降の市販予定車として展示されたのが125ccスクーター「Fazzio」である。レトロフューチャーなデザインが、インドネシアを中心としたアジアでZ世代に人気のモデルだ。125ccのBlue Coreハイブリッドエンジンを搭載して好燃費を実現。日本で市販されれば新基準原付適合モデルになるため、その注目度は高い。
その次に私が気になったのは「オフロードコンセプトモデル」という名称で展示されていた青いオフ車だ。どこからみてもWR155Rなのだがデカールなどは剥がされ塗装されている。セローの後継車ではと思うのだが、詳細は不明である。わざわざ展示したということは、きっと市販されるに違いない!
YAMAHA「Fazzio」はインドネシアでは約20万円で販売されている
メーターは液晶表示、スマホとの連携に対応、スマートキー、USB充電ポートなど最新装備を満載している
オフロードコンセプトモデルとして展示された「WR155R」に激似の車両
エンジンは水冷SOHC4バルブ単気筒だろうか、大型のラジエーターも見える
AT限定免許で乗れるY-AMTを搭載した「TRACER9 GT+」
Y-AMTはクラッチ操作とシフト操作を自動化。さらにACCとの連携ができる
2025年モデルの「MT-07」にもY-AMT仕様が加わった
日本限定カラーのセラミックアイボリー仕上げの「XSR900」