よくある質問
ここでは、塗りつぶしのショートカットについて、よくある質問と答えを紹介しよう。
■Macでは同じショートカットが使えない?
Mac版Excelではリボン操作のAltショートカットは使えない。ただし、ツールバーのカスタマイズやクイックアクセスメニューを使うことで、似た操作は可能である。
また、Macには独自のショートカット体系があるため、Commandキーを活用した操作に慣れることが重要である。
■Altキーを押すと文字が出てくるのはなぜ?
リボンUIのショートカットガイドを表示するためである。各タブやボタンに対して、割り当てられたキーが見えるようになる。
このガイドを活用すれば、マウスに頼らずに操作ができ、視線の移動も少なくて済む。
まとめ
エクセルの「塗りつぶし」は、見た目を整えるだけでなく、情報の分類や可視化にも大きな役割を果たす。そして、マウスで何度も操作する代わりにショートカットキーを活用すれば、作業効率は一気にアップする。
まずは本記事で紹介したショートカットのうち、ひとつでも実際の業務に取り入れてみてほしい。少しの工夫が、大きな時短とストレス軽減につながるはずだ。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
- 「塗りつぶし」とは
- セルの背景に色を付ける操作。見出しを目立たせたり、データの強調表示に使う。
- 基本の手順:
- 色を付けたいセルを選択
- 「ホーム」タブ → 「塗りつぶしの色」ボタン(バケツアイコン)をクリック
- 任意の色を選択
- ショートカットで効率化:
- Alt → H → H → 色選択:背景色の選択がキーボードだけで完結
- Ctrl + Y:直前の塗りつぶし色を繰り返す
- Ctrl + C → Ctrl + Alt + V → T:塗りつぶし色含む書式だけを他のセルにコピー
- 作業効率を高めるコツ:
- よく使う色は「クイックアクセスツールバー」に登録可能
- (右クリック →「クイックアクセスツールバーに追加」)
- マクロ記録で塗りつぶし操作を一括自動化
- (「開発」タブ →「マクロの記録」→ 操作 → 停止 → ショートカット割当)
- Altキー操作の応用例:
- Alt → H → B:罫線追加
- Alt → H → F → F:フォント変更
- Alt → H → A → C:中央揃え
- Alt → P → S → P:印刷プレビュー
- よくある質問への対応:
- MacではAltキー操作は不可。Commandキーやカスタムメニューで代用可能。
- Altキーを押すと出る文字は、リボン操作ガイド表示のため。
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構成/編集部