
企業が持続的な成長を遂げるためには、優れた人材を引きつけ、成長し、活躍できる場を提供することが不可欠。
しかしながら、従業員が働く建物やワークプレイスといった職場環境や、それに対する企業の姿勢が求職者や従業員にどのように受け取られているのかを網羅的に明らかにした調査はこれまで存在しなかった。
そこで、NTTファシリティーズ、NSFエンゲージメント、デロイト トーマツ コンサルティングは共同で、「ワークスタイルと企業エンゲージメントに関するZ世代向け調査」(2024年度版)を実施したので、概要をお伝えしよう。
ポイントは健康と快適性!企業を選ぶ際に人的資本経営を重視する回答者の9割がオフィス環境を重視
大学生や若手社会人が就職活動時に企業を選ぶ際には、SDGsや人的資本経営の取組状況を重視しており、特に大学生にとっては関心が高い事柄であることが明らかに。
中でも、人的資本経営に関心が高いとした回答者の9割がオフィスを重視していることが示され、健康・快適を実現するような設備をオフィスに導入することが有用であることが判明。
大学生・若手社会人がワークプレイスに求めることとして、「健康に働ける」「仕事が楽しく感じられる」ことが挙げられており、具体的な機能としては「集中できる環境」が求められていることが示された。
また、三大都市圏以外在住者の半分が地元での就職を希望し、地元での就職を後押しする施策として、「企業の選択肢の充実」や「給与」に次いで、「ワークライフバランス」や「柔軟な働き方」といった働き方に関するニーズや、オフィス環境の整備についてのニーズも存在していることが明らかになった。
調査概要
対象:居住地域3分類(三大都市圏、三大都市圏*以外の政令指定都市、その他)
×学生/社会人3分類(大学生・大学院生、22~26歳の社会人、27歳~31歳の社会人)で各セル100名の計900名 年齢は調査回答時点のもの
*東京圏、大阪圏、名古屋圏
手法:オンラインアンケート方式
期間:2024年12月25日~2024年12月27日
項目:企業の選択軸、企業の環境取組、人的資本経営に対する意識、オフィス環境性能、ワークプレイスに対する意識、地方/地元就職に対する意識 等
構成/Ara