良いものを安く手に入れたいのは、誰もが思うことなのではないでしょうか。そんなときに注目したいのが廉価版です。廉価版とは、装丁や機能をシンプルにして価格を抑えたバージョンを指します。廉価版の意味や読み方、また、廉価版が販売されているものや選び方についてまとめました。ぜひ買い物の前にチェックしてください。
目次
廉価版とは?意味と読み方、関連語をご紹介

廉価版とは、書籍の内容を変えずに装丁などを簡略にするなどして安く売るもののことです。「れんかばん」と読みます。書籍だけでなく、ソフトウエアや電化製品、自動車などにも廉価版が提供されていることがあります。
なお、版(ばん)は別の語の下について、特定の地域や人を対象にしていることや、特定の様式で作り替えたことを意味する言葉です。例えば、「東海地方版」といえば東海地方の住民向けに作ったもの、「学生版」といえば学生向けに作ったものを指します。
参考:デジタル大辞泉
■廉価版の言い換え表現や類似する言葉
廉価版とは、装丁や仕様などを工夫して、通常版よりも価格を抑えたものです。価格に注目すれば、「安価なもの」「安価なバージョン」のように言い換えられます。
価格が低ければ、消費者は購入しやすくなります。販売側が消費者に購入を勧める際に、「お求めやすい価格のもの」「お求めやすい価格のバージョン」のように表現できるでしょう。
また、購入しやすいと感じる消費者が増えれば、販売数が増え、通常版よりも普及しやすくなります。販売側から見れば、「普及版」と言い換えても良いかもしれません。
■廉価版の反対の意味で使われる言葉
廉価版の反対は、価格が高いバージョンを指します。「高価なもの」や「高価なバージョン」のように言い換えられるでしょう。また、廉価版は装丁や仕様をシンプルにして価格を抑えていることもあるため、「豪華なもの」「豪華な仕様」のように言い換えられるかもしれません。
廉価版が普及版なら、高価なバージョンは「高級版」「高級仕様」とも表現できます。通常よりも価格が高く、グレードも高いものであることを表現したいときは、「高級」の言葉を用いると意図が伝わりやすくなるでしょう。
廉価版が販売されているもの

さまざまな商品やサービスにおいて廉価版が販売されています。「価格をできるだけ抑えたい」「仕様やデザインはシンプルなほうが良い」と考える消費者なら、通常版や高級版よりも廉価版のほうが魅力的に感じるでしょう。
廉価版が販売されることがあるものとしては、自動車やパソコンといった価格が高いものや、CDやDVDなどの音楽・映像関係のものなどが挙げられます。それぞれの廉価版の特徴について解説します。
■自動車
自動車は価格が高く、また、設備や仕様などのバリエーションも豊富です。設備や機能をフル搭載したバージョンもあれば、必要な設備・機能だけに削ぎ落して価格を抑えた廉価版も販売されることがあります。
■スマートフォンやタブレットなどのインターネットデバイス
スマートフォンやタブレット、PCなどのインターネットデバイスも、機能や仕様のバリエーションが豊富です。多彩な機能が搭載されたタイプや、最低限の機能のみ利用できる廉価版が提供されることがあります。
■CDやDVDなど
CDやDVDによっては、特典映像がついたものや曲数の多いもの、豪華な装丁のものを豪華版として販売していることがあります。特典がつかないものは廉価版と呼ばれることがありますが、内容が異なることもあるため注意が必要です。
廉価版を選ぶ際の注意点

価格を抑えたいときには廉価版は良い選択肢です。しかし、通常版や豪華版とは、デザインや機能、使い心地などが異なることもあります。注意したいポイントを紹介します。
■デザイン
廉価版はデザインがシンプルな傾向にあります。好みのデザインなら問題はありませんが、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。自分のテイストに合うのか確認してから購入しましょう。
■機能
機能もシンプルな傾向にあります。動作性が高まるケースもありますが、エコ機能がなく、燃費が悪い、使用電力量が多いといったケースもあるため注意が必要です。
■使い心地
期待したような使い心地ではないケースもあります。動作が滑らかでなかったり、ボタンが少なく利用したい機能を呼び出すまでに複数の工程が必要になったりするケースもあります。できれば使い心地を確かめてから購入しましょう。
■内容
本やCD、DVDなどは内容が異なることもあります。聴きたい曲が入っていないことや、パンフレットがついていないこともあります。後悔したり買い直したりせずに済むよう、通常版や豪華版との違いを確認しておきましょう。
廉価版も選択肢に入れてみよう

廉価版はデザインや仕様をシンプルにすることで価格を抑えたバージョンです。ただし、見た目だけでなく機能や内容もシンプルになっていることもあるため注意が必要です。
価格だけで選ぶのではなく、機能や内容なども他のバージョンと比較してから選ぶようにしましょう。上手に廉価版を活用できれば、支出を抑えられることもあります。
構成/林 泉







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