
スキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミーと、ワタミの子会社であるWATAMI FAST CASUALは、外食産業の人手不足解消と事業成長を目指す業界初のモデルケースを共同で構築すべく、スキマバイトサービス「タイミー」を活用した新たな店舗運営に関する業務提携に合意した。
業務提携に至った背景
外食産業は、少子高齢化や労働人口の減少によって慢性的な人材不足に直面している。そして今後は、さらにその状況が深刻化することが予想され、人員の確保が喫緊の課題となっている。
そうした中、人手不足の低減に向けて取り組んできたタイミーと、世界最大級のサンドイッチチェーンブランド「サブウェイ」の日本国内での事業展開等を行なうワタミが、業界全体の課題解決に取り組むため、業務提携することを決定した。
今回の提携では、タイミーが所有するスキマバイト人材の活用・育成ノウハウと、ワタミの外食産業における豊富な知見を掛け合わせ、外食業界での持続可能な人材戦略と事業成長の両立を目指した、大手外食チェーン初となる“フルタイミー”(※1)での店舗運営モデルをサブウェイにて構築していくという。
※1 店長・社員と従業員の全員を、現場リーダーとしてタイミーで正社員採用されたタイミー社員やタイミーワーカーによって構成する店舗運営モデル。
具体的な業務展開について
最初の取り組みとして、2025年4月10日にオープンした新生サブウェイの旗艦店「サブウェイ ヨコハマベイサイド本店(神奈川県横浜市中区海岸通4丁目24番)」では、店長・社員以外の全ての従業員をタイミーワーカーで営業(図1、パターンB)を行なう。
当店舗をモデル店舗とし、サブウェイ未経験ワーカーへの研修制度の導入や、店舗勤務を通じたサブウェイ経験者の育成をはじめ、それぞれのスキルや経験を活かしてワーカーが活躍できる機会の創出を目指す。
さらに今後、現場リーダーとしてタイミーで正社員採用されたタイミー社員やタイミーワーカーによる“フルタイミー”での店舗運営(図1、パターンA)も実施。4月24日オープン予定の「サブウェイ 新宿小田急ハルク店」にて営業を開始する。
■タイミー×ワタミが取り組む店舗運営モデル(図1)
パターンA・Bをはじめ、タイミーワーカーからアルバイト(ワタミグループの従業員)として、ワタミグループに長期採用された人が増えていくモデル(図1、パターンC)にも取り組んでいく予定だ。
■本提携での取り組み内容
今回の提携について、タイミーは次のようにコメントしている。
「本提携を通じて、〝『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる〟というタイミーのミッションのもと、多様なスキルと経験を持つワーカーのネットワークを形成し、一人ひとりの個性を最大限に活かせる場所を創出することで、雇用機会やワーカーのキャリア形成をサポートする仕組みもつくってまいります」
関連情報
https://corp.timee.co.jp/
構成/清水眞希