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どんなタイプがある?「サイネージ」を導入するメリットと活用事例

2026.01.04

サイネージとは、看板や標識という意味です。近年では、デジタルサイネージが主流になりつつあります。視認性の高さやコスト削減などのメリットがあり、さまざまな場所で活用されています。

サイネージとは?

まずは、サイネージの意味から確認しておきましょう。現在主流になりつつある、デジタルサイネージについても解説します。

■看板や標識という意味

『サイネージ』という言葉は、英語の『signage(標識・看板)』が語源です。本来は道路標識や店舗看板など、情報を視覚的に伝える媒体全般を指す言葉です。

従来は立て看板や紙のポスター、手書きの黒板メニューなどがサイネージの代表例でした。

しかし、現在では『サイネージ』といえば、『デジタルサイネージ』を指すのが一般的になっています。デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を使って、情報を発信する電子看板のことです。

デジタル技術の進展により、従来の静的な看板とは一線を画す情報発信ツールへと進化しました。今や、私たちの生活に欠かせない情報メディアとなっています。

デジタルサイネージの仕組みと種類

空港のデジタルサイネージ
(出典) pixta.jp

デジタルサイネージは、表示方式や機能によってさまざまなタイプに分類されます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、サイネージ導入の効果を最大化できるでしょう。主な種類とその特徴について、詳しく解説します。

■スタンドアロン型

スタンドアロン型は、ネットワークに接続せず、単体でコンテンツを表示できるタイプです。USBメモリやSDカードに保存した動画・画像を、差し込むだけで再生できるため、機器に詳しくない人でも手軽に使えます。

ネット回線や配信システムの設定が不要な分、初期費用を抑えられるのも大きなメリットです。通信環境に依存しないため表示が安定しており、通信費といったランニングコストもかかりません。

常設だけでなく、展示会やイベントなど短期間の利用にも向いており、初めてデジタルサイネージを導入する際の試験運用としても適しています。インターネット環境が整っていない場所でも設置しやすく、導入ハードルの低さが魅力です。

■ネットワーク型

ネットワーク型は、インターネットを使って複数のディスプレイを一括管理できるタイプです。クラウド上にアップロードしたコンテンツを、STB(セットトップボックス)が受信し、各ディスプレイに表示します。

最大の特徴は、遠隔操作で複数拠点を同時に更新できることです。例えば、チェーン店であれば、本部から全店舗の表示内容をまとめて切り替えられるため、作業の手間を削減できるでしょう。

時間帯による自動切り替えや、天気・ニュースといったリアルタイム情報の配信にも対応しており、情報発信の自由度が高いのも魅力です。導入にはネットワーク環境が必要ですが、頻繁に情報を更新する場合や、多店舗展開している飲食店などには適しています。

■インタラクティブ型

インタラクティブ型は、顧客との双方向コミュニケーションを実現する最先端の電子看板です。最大の特徴は、タッチパネル機能やセンサー技術を活用し、ユーザーが主体的に情報を探索できる点です。

例えば、商業施設に設置するとフロアガイドの検索などが可能となるため、利便性が大幅に向上します。より高度なシステムではAI顔認証技術を搭載し、年齢・性別を自動判別して、最適な情報を提案する機能も実用化されています。

さらに、SNS連携機能を備えたものもあり、店舗や商品の宣伝効果も期待できるでしょう。

■設置形態やディスプレイの種類

デジタルサイネージの設置形態には、大きく分けて三つのタイプがあります。最も一般的な『スタンド型』は、設置や移動が簡単なため、イベントや展示会での一時利用に適しています。

『壁掛け型』は、省スペースで設置できるため、通路や階段などでの情報発信も可能です。『天つり型』は、人の動線上に設置できるため視認性が高く、多くの人に情報を届けられます。

ディスプレイは、屋外向けの高輝度LEDや、屋内用の液晶タイプが主流です。明るさやサイズが幅広く展開されており、設置環境や目的に合わせて選べます。

デジタルサイネージの主なメリット

デジタルサイネージ
(出典) pixta.jp

デジタルサイネージの導入には、さまざまなメリットがあります。以下、主なメリットを三つ挙げて解説します。

■印刷コストや張り替えの手間を削減できる

デジタルサイネージの魅力の一つは、紙媒体と比較した際のコスト削減効果です。従来の紙メニューやポスターでは、デザイン変更やキャンペーン更新のたびに印刷費用が発生し、さらに設置作業にも人手と時間がかかっていました。

特に複数店舗を展開する飲食店では、メニュー変更のたびに全店舗分の印刷・配送・設置コストが積み重なり、年間で見ると相当な費用になります。

デジタルサイネージなら、クラウド上でコンテンツを一度更新するだけで、全店舗の表示内容を瞬時に変更可能です。時間帯や曜日によって、ポスターを張り替える手間を削減できる点もポイントです。

■動画表示も可能で視認性が高い

デジタルサイネージは、動画を使った情報発信ができるのも強みです。動きのある映像は、静止画に比べて視線を集めやすく、通行人の注意を引き付ける効果があります。

特に人通りが多いエリアや、看板が密集している場所では、こうした視認性の高さが他社と差を付ける要因となるでしょう。

さらに、映像にテロップ・音声を組み合わせれば、短時間でも必要な情報を伝えることが可能になります。また、夜間でも人目に付きやすいため、時間帯を問わず高い視認性を維持できます。

■表示内容を手軽に変更できる

表示内容を手軽に変更できる点も、大きな魅力です。紙媒体では、情報変更のたびに印刷・張り替え作業が発生します。デジタルサイネージなら、データを差し替えるだけで、スピーディーかつ手間なく切り替えることが可能です。

特に、コンテンツの一括管理が可能なネットワーク型のシステムであれば、複数店舗の表示変更も一度の操作で完了します。あらかじめ表示スケジュールを設定しておけば、指定した日時に自動で内容が切り替わるため、現場の負担軽減にもつながるでしょう。

こうした柔軟な情報更新ができることで、利用者の利便性向上はもちろん、店舗への誘導や売り上げアップにもつながります。

デジタルサイネージの活用例

モニター
(出典) pixta.jp

デジタルサイネージは、さまざまな場面で活用されています。ここでは、具体的な活用シーンを三つ紹介します。

■店舗の屋外看板やメニュー表

店舗の屋外看板やメニュー表に、デジタルサイネージを取り入れることで、視認性と訴求力の向上が期待できます。紙の看板と異なり、映像は明るく目を引きやすいため、夜間営業の飲食店にとっては特に有効です。

動画を使えば、湯気の立つ様子や具材の動きといった臨場感のある演出が可能になり、料理の魅力を視覚的に伝えられるでしょう。静止画では伝えきれない部分を補えるのが、大きな利点です。

さらに、1日の時間帯でメニューが変わる場合や、期間限定で商品を表示させたいときなどにも、柔軟に対応しやすいというメリットがあります。

■公共施設やオフィスでの情報発信

公共施設内の情報をリアルタイムで表示することで、案内業務の効率化や人件費削減にもつながります。災害時には、緊急情報や避難経路を即座に表示できるため、危機管理ツールとしての活用も可能です。

また、オフィスでは、会議室の予約状況を表示するなどの活用例もあります。インタラクティブ型のサイネージをエントランスに設置することで、来訪者への案内をセルフで行えるようになり、受付対応の負担軽減にもつながるでしょう。

■商業施設やイベントの空間演出

商業施設やイベント会場では、空間全体の印象を左右する演出手段としての活用も可能です。単なる情報表示だけでなく、映像や音によって場の雰囲気をつくり出すことで、来場者の体験価値を高める効果が期待できます。

例えば、エントランスに大型ディスプレイを設置して、季節感のある映像を流すと、空間の印象が一気に華やかになります。

イベント会場では、タイムテーブルや演者紹介のほか、映像との連動によって一体感を演出できるでしょう。テーマに合わせた映像・グラフィックによって、会場全体の雰囲気を盛り上げることに役立ちます。

デジタルサイネージ導入前に確認すべき注意点

フロアガイド
(出典) pixta.jp

デジタルサイネージを導入する前に、押さえておくべき注意点についても確認しておきましょう。ここでは、主なポイントを三つ挙げて解説します。

■導入コストやランニングコストを確認する

デジタルサイネージを導入する際は、初期費用とランニングコストの両方を事前に把握しておくことが大切です。

初期費用には、ディスプレイ本体や映像を再生する機器、設置にかかる工事費などが含まれます。屋内用と屋外用では必要な設備が異なるため、目的や設置場所に応じて選ぶことがポイントです。

また、導入後のランニングコストについても考慮が必要です。主な項目としては、電気代やコンテンツの更新費用、定期的なメンテナンス費などが挙げられます。

特にクラウド型の配信システムを利用する場合は、月額料金が発生するケースもあるでしょう。長期的に運用するためにも、予算に合わせた導入計画を立てることが必要です。

■目的を明確にする

多用途に活用できるツールだからこそ、目的を明確に定めておく必要があります。例えば、飲食店では『ランチタイムの集客強化』『季節限定メニューの注文率向上』など、具体的な目標を立てることが大切です。

目的が曖昧なままだと、誰に何を伝えるかが不明確になり、見る側の立場に立ったコンテンツ設計が難しくなります。デジタルサイネージは、あくまで情報を届けるための手段であり、それ自体が目的ではありません。

訴求したい相手や伝えたい内容を具体化することで、設置場所や機器の種類、コンテンツの方向性も定まり、導入後の効果検証にもつなげやすくなります。

■設置場所を確保する

設置場所の選定も、重要なポイントです。人通りの多い場所や、視線が集まりやすい位置に設置することで、情報の伝達率が大幅に向上します。

ただし、安全性への配慮も忘れてはいけません。通行の妨げにならないように配置し、転倒や落下を防ぐための対策が必要です。

また、屋外に設置する場合は、地域によって『屋外広告物』として規制の対象になることがあります。事前に、自治体のルールを確認しておきましょう。

さらに、近隣環境や施設管理者への配慮も欠かせません。特に夜間の明るさや音量は、周囲の環境に合わせた設定が求められます。場所によっては使用自体が制限されているケースもあるため、導入前に必要な確認や手続きを進めておくと安心です。

目的に応じて効果的にサイネージを活用しよう

商業施設のデジタルサイネージ
(出典) pixta.jp

デジタルサイネージには、視認性の高さや情報更新の手軽さなどさまざまなメリットがあり、商業施設・公共施設・オフィスなど多くの場所で活用されています。

仕組みや設置方法などに種類があるので、設置場所や目的に応じたタイプを選ぶことがポイントです。今回の記事で紹介した内容を参考にして、デジタルサイネージを効果的に活用してみましょう。

構成/編集部

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