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「ディテール」の本来の意味とビジネスシーンにおける間違った使い方

2026.01.06

プレゼンテーション資料の作成や計画を立てる際に「ディテールにこだわる」「ディテールを意識する」「ディテールが細かい」といった言葉を聞いたことがあるビジネスパーソンは少なくないだろう。

このように「ディテール」はクリエイティブな仕事はもちろん、一般的なビジネスシーンでも使われる言葉ではあるものの、抽象的で受け止め方が人それぞれになりがちであるため、成果物などにおいて齟齬が生まれるケースもある。

そこで今回は、ディテールの本来の意味とビジネスシーンでの使い方について解説する。

ディテールの意味

ディテールの基本的な意味と由来について解説しよう。意外と間違って使われがちな例も挙げるので確認してほしい。

■ディテールと由来

ディテール(detail)は、主に「細部」という意味で使われている。英単語の元となっている言葉はフランス語で「細かく切断する」という「détail(デタイユ)」とされている。美術品や建築物などにおいては「ディテールにこだわった作品」といったプラスのイメージの表現として使われることが多い。

一方、英語のディテールには「つまらない」「些細な箇所」という意味があることも覚えておこう。日本においてはディテールをマイナスな表現で使う場合は「ディテールにこだわりすぎる」と表現するケースがある。

■一般的なディテールと使用例と間違った使い方

ビジネスにおけるディテールについて紹介する前に、一般的なディテールの使い方を以下で挙げておく。意外と汎用性が高いので確認しておこう。

使用例1:建築業界におけるディテール

建築設計における図面の一つに「ディテール図」がある。ディテール図は「詳細図」ともいい、その名のとおり詳細部分の施行法を示した図面のことで、デザイン・技術の2面のバランスを取るために作図する。

使用例2:ファッション・服飾業界におけるディテール

襟、ポケット、ステッチなどの細かなデザインを「ディテールデザイン」という。特にオーダーメイドのスーツを作成するときは、ディテールデザインの寸法や位置、形の調整などを行う。

ディテールの代表的な間違った使い方

ディテールのよくある使い方としては「ディテールが細かい」が挙げられる。ディテールそのものが「細かい」という意味なので重複しているので、使用する際は注意しよう。

ビジネスにおける「ディテール」の例文と使い方

ビジネスにおいてもディテールは、基本的に「詳細」という意味で使われる。使用シーンは商談から資料作成まで意外と幅広い。商談においては「ディテールまで説明した」「ディテールまで詰めてきた」という使い方がされることが多い。その最たる例がMR(医療情報担当者)が、医療関係者に自社のプロダクトに関する情報を提供する活動を「ディテール活動」と称することだろう。

そのほか、プレゼンテーション資料などにおいては一般的なディテールと同じような感覚で使用されることが多い。最後に具体的な活用例を確認してみよう。

■ディテールのビジネスシーンの例文

  • ディテールまでターゲット視点の良い商品である
  • 初回の打ち合わせはアウトラインのみで、ディテールは次回で説明する
  • 色やフォントなどディテールまでこだわって資料を作成した

ビジネスシーンでディテールを正しく活用しよう

ディテールについて解説した。ビジネスシーンはもちろん、イラストや建築物、ファッション、書籍など日常生活においても汎用性の高い言葉なので、正しく理解して活用してみよう。

文/藤冨啓之(ふじとみひろゆき)

経済週刊誌の編集記者として活動後、Webコンテンツのディレクターに転身。2020年に独立してWEBコンテンツ制作会社、もっとグッドを設立。BtoB分野を中心にオウンドメディアのSEO、取材、ブランディングまであらゆるコンテンツ制作を行うほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動中。

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