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売上も利益も過去最高!話題の〝サウナ社長〟に聞く、会社にサウナをつくった理由

2025.03.26

ものづくりの会社「タマディック」が有名になったのは、名古屋の丸の内に自社ビルを建築する際、最上階にサウナをつくったから。森實敏彦(もりざね・としひこ)社長によれば、そこには“部下たちを動かすヒント”が隠されているという。

体重とウエストを買い取る会社!?

「サウナを通し、社員に『どんどん新しいことにチャレンジしてほしい』と伝えている部分があるんです」

 愛知県名古屋市に拠点を置くタマディック。世間では自社ビルにオフィスサウナをつくってしまった会社として知られるが、業界内では、トヨタ自動車や三菱重工など錚々たる大企業から発注を受け、産業用ロボットや大規模な生産設備の開発・設計を請け負い、この時代に右肩上がりの成長を続けている企業として知られている。

タマディック名古屋ビル。世界的な建築家である坂茂(ばん しげる)氏の設計。撮影:平井広行さん

 そこそこ変わった会社だ。森實敏彦社長が話す。

「当社には、利益の10%を新しいチャレンジに使っていい、というルールがあります。実際にみんな、例えばフェンシングの無線審判器とか、サウナの温度コントローラーとか、見たことがないものを次々創ってくれますよ」

 このルールをつくった理由は、技術力の向上に繋がるからだという。

「エンジニアに『新しいことを学んでください』と無理に勉強してもらうより、『楽しい何かを創ってください』と言うほうが、よほど、新しい技術をキャッチアップし、学び続けてくれますよね(笑)」

 サウナをつくったのも似た文脈だ。社長自身が「会社にサウナがあったらどうか?」と新たな試みを行うことで、社員への「どんどん新しいことやろう!」というメッセージになるというわけだ。

 勉強しよう、新しい何かに挑戦しよう! という掛け声は、どの会社にもあるだろう。一方、勉強したくなる、挑戦したくなる仕掛けを用意している会社は少ない。聞けば同社には「健康チャレンジ!」という制度もあって、例えば体重100g減につき100円、ウエスト1cm減につき1,000円の祝い金を出しているという。

「うちは体重とウエストを買い取る会社なんです(笑)。あと、1日何歩あるく、禁煙する、といった目標を達成した社員にも祝い金を出していますよ。お金がほしくてやっているというより、みんな、ゲーム性を楽しんでいるんだと思います。

 人は誰か別の人間が動かそうとしてもなかなか動かないものです。私もそうです(笑)。なら、どうすれば人が動きたくなるか考えるほうがいいじゃないですか」

タマディック・森實敏彦社長。目標は技術者が楽しんで働ける会社をつくること。

 「会社にサウナがあったら?」という実験も、成果は上々のようで、森實社長は「将来、日本企業の多くに取り入れてほしいくらい」と言う。え、そんなにいいものですか?

「昨日、取引先である大手メーカーの管理職の方と話す機会があり、何人かがいらしてくれることになったんです。取引先とお酒を飲みに行くのもいいのですが、サウナならもっと距離が縮まると思いますし、健康的です」

 もちろん社員との距離も縮まるそうで、重い会議の後、社員とサウナで会い、ざっくばらんな雰囲気で話すうちアイデアが浮かんできたこともあるという。では、肝心の健康面は?

「業務効率が上がりますよ。私はサウナに入る時、時間を気にせずリラックスするための『スローサウナ』と、覚醒と回復に特化した『ファストサウナ』にわけて入っています。『スロー』は、サウナと水風呂の温度差を70~80度程度に抑え、4~5セット繰り返します。一方、仕事前や仕事中は『ファスト』です。まず水風呂に15秒ほど入って、その後、サウナで10分ほど体温を上げ、水風呂に1分くらい頭まで浸かり、3分ほど休憩をとります。休憩中は資料を読んだりもしますよ。これを2セット繰り返し、最後にもう一度15秒程度水風呂に入ると、頭が冴え、ポジティブになります。昼は仕事、夜は会食、と予定が詰まっている日も、『ファスト』に入れば、朝一番に戻ったような元気さで人に会えますよ」

 サウナ、すごい!

オフィス最上階のサウナ。日本で初めてフィンランド大使から「オフィスサウナ」として認定を受けた。

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