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会社員2000人に聞いた労働時間を増やしたいと思う理由と減らしたいと思う理由

2025.03.25

総務省「労働力調査」(※1)によると、直近10年間において日本の就業者数は増加している。

一方で、OECDの統計(※2)では、日本の労働者の平均年間労働時間は右肩下がりとなっており、1990年には年間2,000時間を超えていたが、2020年代には1,600時間前後になる見通しだ。

労働政策研究・研修機構の推計(※3)では、就業者数は将来的には減少に転じるとされており、労働力不足がより大きな課題になると考えられる中、生産性の向上等とともに、「労働時間」の増加も解決策の一つとなりうる可能性がある。

そこで、「Indeed (インディード)」の日本法人であるIndeedは、ここ30年にわたって減少傾向にある「労働時間」について、正社員の労働者はどのように捉えているのかを明らかにするため、20代~50代のフルタイム勤務の正社員2,000名を対象に、「労働時間に関する調査」を実施した。

現在の労働時間、「残業なし」と「残業あり」の割合は3:7!正社員の5.4人に1人が労働時間を「増やしたい」

現在の労働時間の実態を知るため、正社員(フルタイム勤務)2,000名に、直近6か月における1か月あたりの労働時間を尋ねたところ、「残業なし(月160時間未満)」が30.3%、「残業あり(月160時間以上)」が69.7%となった。

「残業あり」の内訳(※4)は、ひと月あたりの残業時間25時間未満が47.6%、45時間未満が15.6%、45時間以上が6.5%。

1ヶ月あたりの望ましい労働時間として、現在よりも労働時間を減らしたいか、増やしたいかを尋ねたところ、「今のままでよい」が46.7%で最多、「減らしたい」が34.9%、「増やしたい」が18.4%となった。

約半数は、現状の労働時間に満足していることがわかるが、約半数は望ましく思っていないようだ。約3人に1人は労働時間を「減らしたい」と思っている一方で、労働時間を「増やしたい」と考えている人も、5.4人に1人いることがわかる。

年代別にみると、労働時間を「増やしたい」人の割合は、若年であるほど高い傾向にあり、20代が最多で22.6%と2割以上が該当する。一方、「減らしたい」人の割合は、30代が最も高く、38.7%であった。

労働時間を増やしたい理由1位は全年代とも「収入増」。20代は「キャリアアップ・昇進」、30代は「多くの経験を積みたい」が2位

労働時間を増やしたい理由は、「収入を増やしたいから」(67.1%)が圧倒的に多い結果に。次いで、「やるべき仕事が終わらないから」(25.3%)、「たくさん経験を積みたいから」(14.7%)と続く。労働時間を増やしたい理由には、世代毎の特徴も見られた。

20代は、1位「収入を増やしたいから」(77.7%、全体+10.6pt)、2位「キャリアアップ・昇進につながるから」(18.7%、全体+8.1pt)は、全体と比較して高く、キャリアアップへの意欲が伺える。

30代は、2位「たくさん経験を積みたいから」(20.6%、全体+5.9pt)、4位「キャリアアップ・昇進につながるから」(16.0%、全体+5.4pt)、5位「仕事をすることが好きだから」(15.5%、全体+5.1pt)が全体と比較して高く、仕事に対して意欲的であり、もっと働きたいと感じている人が多い傾向にあると推察される。

一方で40代は、2位「やるべき仕事が終わらないから」(31.6%、全体+6.3pt)が全体と比較して高い結果であった。

キャリアや成長への意欲というよりも、「長く働かざるを得ない」という実感を抱いている人が多い様子が伺える。

労働時間を減らしたい理由トップは「プライベート時間の確保」、次いで「身体・精神的な負担を減らしたい」。

労働時間を減らしたい理由のトップ3は、「プライベートの時間を増やしたいから」(65.6%)、「身体的・精神的な仕事の負担を減らしたいから」(48.6%)、「家族のための時間に充てたいから(結婚・出産・育児・介護など)」(28.4%)。

特に20代と30代に、年代的な特徴が見られた。

20代は、3位「仕事をすることが好きではないから」(37.2%、全体+11.1pt)、4位「副業の時間に充てたいから」(29.1%、全体+17.9pt)が、全体と比較して高い結果に。本業への意欲があまり高くない傾向にある様子も伺える。

30代は、3位「家族のための時間に充てたいから」(33.4%、全体+5.1pt)、4位「仕事をすることが好きではないから」(31.1%、全体+5.0pt)、5位「副業の時間に充てたいから」(17.6%、全体+6.4pt)が特徴といえる。

20代と同様、本業への意欲が高くないということに加えて、家族を優先したいという傾向が高く出ているのが特徴だ。

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