媒体を活用する上での留意点
媒体をうまく活用できれば、ビジネスに多くのプラスの効果がもたらされます。一方で、媒体への理解が浅かったり、情報の取り扱いがずさんだったりすると、思わぬトラブルに発展しかねません。
最後に、媒体を活用する上で必ず押さえておきたいポイントを紹介します。
■ソーシャルメディアは炎上のリスクがある
低コストで気軽に導入できるソーシャルメディアは、多くの企業が活用する広告媒体の一つです。拡散力が高く、ユーザーとの関係性を築きやすい半面、炎上のリスクがあることを覚えておく必要があります。
炎上とは、コメント欄などに批判や好意的ではないコメントが殺到し、収拾がつかなくなることです。内容によっては、企業のブランドイメージの低下や収益の減少につながります。
ソーシャルメディアに限らず、各種媒体を活用するときは、情報内容や表現方法をしっかりと精査しましょう。
■情報の取り扱いは慎重に行う
デジタル媒体を活用する過程において、ユーザーの個人情報を収集したり、利用したりするケースが増えています。日本には『個人情報保護法』があり、全ての企業は法律を順守しなければなりません。
個人情報の適切な管理ができていない場合、情報漏えいのリスクが高くなります。Cookieを活用する際は、ユーザーの事前の同意が必要な点にも注意が必要です。
位置情報やCookieなどの目に見えにくい情報については、コンセントマネジメントプラットフォーム(CMP)などのITツールを活用し、データ取得の透明性を高めましょう。組織全体で、プライバシー保護に取り組む体制を整えることが肝心です。
媒体の種類と活用方法を理解しよう
媒体は、情報伝達の仲立ちとなるものを指します。ひと口に媒体といっても、種類は多岐にわたり、それぞれに強みと弱みがあります。
特にビジネスでのインターネット媒体は、販売促進や集客だけでなく、ブランディング・顧客満足度向上にも効果的でしょう。
媒体選定では、ターゲット層や費用対効果を考慮することが重要です。デジタル化の進展により媒体環境は急速に変化しているため、今後はメディアミックスや新しい媒体形態の理解が一層求められるでしょう。
構成/編集部