
現在、社会問題となっている闇バイト。SNSやネットの掲示板などで高額な報酬が得られることをエサに応募者を犯罪に加担させることを指すが、ニュースなどで度々見聞きして警戒心を強めている人は多いに違いない。
アイデムはこのほど、2025年1月に総合求人サイト「イーアイデム」を通じて求人に応募した558名を対象に「闇バイト」に関するアンケートを含む「仕事探し」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
「闇バイト」という言葉、「知っている」が92.8% 「30代以下」では「知らない」が30.5%で、ほかの年代と比べると圧倒的に多い
求人に応募した人に、「闇バイト」という言葉を知っているかどうか聞いた。全体では92.8%が「知っている」と回答し、多くの人に認知されていることがわかる。
年代別にみると、「30代以下」では「知らない」が30.5%で、ほかの年代と比べると圧倒的に多かった。10代や20代の若者では、日々の情報収集の手段として自身が好んで使うSNSに偏っている人もおり、行政や業界団体の啓発・周知活動などが届いていない可能性がある。
一方で「50代」「60代以上」では「知っている」が95%以上とほとんどの人が認知している。これは報道などで耳にする機会が多く、また、闇バイトを含む特殊犯罪の被害を受けやすい側として、情報が入ってきているためではないかと考えられる。
「闇バイト」に対して意識していること、「応募先の情報が明確に記されているか見る」が81.9%で最多に
求人に応募した人に、求人に応募する際に「闇バイト」に応募しないように気を付けていることはあるか、項目ごとに選択してもらった。
最も多く「当てはまる」が選ばれた項目は「応募先の情報が明確に記されているか見る」で81.9%、以下「信頼できる求人サイトに掲載がある募集から仕事を探す」が81.4%、「匿名性の高い連絡手段に誘導されることがあれば、連絡を絶つ」が78.7%と続いた。
一方で「あまり当てはまらない」「当てはまらない」で多かったのは「SNS、コミュニティサイト、ネット掲示板等で出されている求人には応募しない」「特定のキーワードが入っている募集は応募しない」となった。