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「良い上司」とは?部下がついていきたくなるリーダーの条件

2025.03.09

良い上司は部下を守り、意見を伝え、間違いを認めることができ、悪い上司は責任を取らず、機嫌が悪く、行動しないことが多いです。良い上司になるには、部下の話を最後まで聞き、成長し続け、感情をコントロールすることが重要です。

あなたの周りに、「この人についていきたい!」と思える上司はいますか?

信頼される上司と、そうでない上司には明確な違いがあります。では、どのような特徴を持つ上司が「良い上司」とされ、どんな上司が「部下に敬遠される存在」になってしまうのでしょうか? 今回は、良い上司・悪い上司の特徴を整理し、今すぐ実践できる行動も紹介します。

良い上司の特徴:部下がついていきたくなるリーダーの条件

ここでは、部下が自然とついていきたくなる上司の特徴を紹介します。

(1) いざという時に部下を守る

トラブルやミスが起きたとき、部下を守れる上司は信頼されます。

例えば、他部署からの責任転嫁に対し「それはこっちの問題ではないので、ちゃんと事実確認をしてください」と毅然と対応する上司。

部下がミスをした際に庇い、「次はどうすれば防げるか考えよう」とフォローできる上司。言葉だけでなく、行動で部下を守る姿勢があると、部下は安心して働けます。

(2) 上にも意見を述べることができる

部下には厳しく、上にはペコペコ。こんな上司は信頼されないですよね。一方、良い上司は必要な場面では上にも意見を伝え、組織をより良くしようとします。

「この判断は現場では難しい」「こう改善したい」と、上層部に意見を伝えられる上司は、部下にとって頼もしい存在です。

(3) 間違ったときは素直に謝ることができる

どんな上司でも間違うことはあります。大事なのは、そのときにどう対応するか。 良い上司は、自分のミスを認め、素直に謝ることができます。

例えば、指示ミスで納期が遅れたとき、悪い上司は自分を正当化しようとしますが、良い上司は「申し訳ない、指示が悪かった」とまず謝り、「ではこう進めよう」と解決策を示します。素直に非を認め、すぐに軌道修正できる上司は、部下からの信頼が厚いものです。

悪い上司の特徴:部下が逃げたくなるリーダーの共通点

逆に、「この人の下では働きたくない…」と思われる上司には、どんな特徴があるのでしょうか? 見ていきましょう。

(1) 責任を取らず、ミスを部下のせいにする

ミスが起こったとき、自分には関係ないという態度を取る上司は、部下からの信頼を失います。例えば、プロジェクトで問題が発生した際、本来はチーム全体で解決すべきなのに、「○○さんの担当だからね」とそれとなく責任を押し付ける。

成功すれば自分の手柄、失敗すれば「聞いてなかった」と逃げる。こうした上司のもとでは、「相談しても無駄」と部下が感じ、やる気をなくしてしまいます。結果、チームの士気が下がり、組織全体の成長も停滞してしまうでしょう。

(2) いつも機嫌が悪い

上司の機嫌は、職場の雰囲気を大きく左右します。怒鳴るわけではなくても、無言の圧力やピリピリした態度は、部下にとって大きなストレスになります。

例えば、朝から不機嫌そうな顔をしていたり、短い返事しか返さない上司がいると、「今日は話しかけないほうがいいな」と部下は感じ、相談や報告を避けるようになります。

すると、重要な情報が伝わらず、「そんなこと聞いてない」と後で怒るという悪循環に。常に不機嫌な上司のもとでは、部下は気を遣いすぎてのびのび働けなくなります。

(3) 口だけで動かない

「わかった、上に伝えておくね。」と言いつつ、実際には何もしない上司がいます。部下が業務の改善提案をしても、「それ、いいね」と口では肯定するものの、具体的な動きはなく、「上に掛け合ったけど、難しいみたい」と曖昧な返事をするだけ。

こうした上司のもとでは、部下は「言っても無駄だ」と感じ、意見を出さなくなります。短期的には問題を避けられても、最終的には「何も変えられない上司」と見なされ、信頼を失ってしまうでしょう。

良い上司になるための具体的な行動

最後に、良い上司になるために、すぐに意識できる3つの行動を紹介します。

(1) 部下の話を最後まで聞く

部下が相談してきたとき、つい途中で遮って「それはね、こうすればいいよ」と答えてしまうことはないでしょうか?

例えば、「最近、業務の進め方で悩んでいて…」と話し始めたのに、「それはもう試したけどダメだったんです」とガッカリさせてしまうこともあります。

良い上司は、まず最後まで話を聞くことを大切にします。「具体的にはどんな状況だったの?」と深掘りし、部下の考えを整理できるようサポートすることが大切です。しっかり話を聞いてもらえたと感じた部下は、「この人には安心して相談できる」と信頼を寄せるようになるのです。

(2) 成長し続ける姿勢を持つ

良い上司は、いつも学び続けています。過去の成功体験に固執せず、常に情報をアップデートし、時代の変化に適応していきます。

そうした上司の背中を見て、部下も成長意欲を高めていきます。例えば、毎月1冊は本を読む、業界の最新ニュースに目を通す、外部の人と交流して新しい視点を得るなど、学び続ける工夫をしていきましょう。

(3) 感情をコントロールする習慣をつける

職場の空気は、上司の機嫌によって大きく左右されます。感情をコントロールするためには、意識的にリフレッシュの時間をつくることが大切です。

例えば、「忙しくてもランチの時間をしっかり取る」など、気持ちを落ち着けるルーティンを取り入れるのも効果的です。

また、イラッとしたときは、一度席を離れてトイレに行くなどして、一呼吸置くと冷静になれます。日常的に心の余裕を持つことで、感情をコントロールしやすくなり、部下も安心して働ける職場になるでしょう。

信頼される上司への第一歩は、日々の積み重ねから

良い上司のもとでは、部下は安心して働き、組織全体も成長していきます。信頼される上司になるには、日々の積み重ねが大切です。まずは、部下の話を最後まで聞くことから始めてみませんか? その小さな一歩が、職場の雰囲気を変え、部下との関係を築くきっかけになるかもしれません。

文/高見 綾
心理カウンセラー|“質上げ女子”のお悩み相談。カウンセラー養成コースで豊富な臨床経験を積み、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただく。相談数4千超。著書は『ゆずらない力』(すばる舎)。

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