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ホリスティックな観点で心身と向き合うアーユルヴェーダの効能

2025.03.08

ビューティーディレクター MICHIRUさんとおくる、連載「Wellbeing Beauty by MICHIRU」。

連載第4回目では、世界一の長寿クリニックを目指す複合施設「THE HUDRED ロンジェビティハウス」の1フロア、「THE HUNDRED WELLNES SALON(ザ ハンドレッド ウェルネスサロン)」に伺った。

中編では、前編でMICHIRUさんが体験した同サロンのアーユルヴェーダのメニューを、さらに深く解説してもらう。

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ホリスティックな観点で心身と向き合うアーユルヴェーダ

ザ ハンドレッド ウェルネスサロンは、瞑想やヨガのレッスンなどを提供しているトータルウェルネスカンパニー、スワルによるプロデュース。世界的な瞑想家であり、ネパールのアーユルヴェーダ医師資格を持つ、ニーマル・ラージ・ギャワリ氏がメニューの監修を務めている。

今回、取材に応えてくれたのは、スワルのウェルネス事業部 部長の岩﨑佐代子さん。「そもそも、アーユルヴェーダとは?」という基本的な疑問から教えていただいた。

サロンのエントランスにて。ビューティーディレクターのMICHIRUさん(左)と、スワルウェルネス事業部の岩﨑佐代子部長(右)

岩﨑さん(以下、岩﨑):メニューを受けていただいてから2週間ほど経ちましたが、改めて体験はいかがでしたか?

MICHIRUさん(以下、MICHIRU):アーユルヴェーダを受けた後は体が重くなる人もいると思うのですが、私の場合は、エネルギーが満ちている状態が数日続き驚きました。体もマインドも軽い状態になったというのでしょうか。

岩﨑:施術後はその方に必要な作用が出るので、ミチルさんの場合はその前が少しエネルギーが重い状態だったのかもしれないですね。来店されたときの状態がふわふわと軽くて、思考が忙しくなっている方は施術後重さを感じる傾向にあるようですね。

MICHIRU:私の場合はピッタとヴァータの混合タイプで、ピッタが強く出ていると言われたので、ピッタを鎮めてもらったのだと思います。アーユルヴェーダでは偏っているドーシャを静めて、自分にちょうど良いバランスに整えてくれると理解して良いですか?

岩﨑:その通りです。アーユルヴェーダではヴァータ(空・風)、ピッタ(火)、カパ(水・地)という3つの性質で診ていくのですが、それらはこの世界のあらゆるものを構成する五元素(空、風、火、水、地)に紐づいています。

この五元素のどれかが高まりすぎていたり、低くなっていたりなど偏りがあると、それが不調や痛みなどの症状につながっていきます。症状の根本にあるエネルギーの乱れを整えていくことで、表に出ている症状にアプローチするんです。

MICHIRU:そういったアプローチは西洋医学にはない視点ですよね。

岩﨑:そうですね。特定の症状を診て、その部分だけにアプローチするというような対処療法ではなく、根本を診るのがアーユルヴェーダ。このようなホリスティックな観点が西洋医学との違いだと捉えています。方法は本来トリートメントだけではありません。ライフスタイルを改善した方が良いというアドバイスや、本場ではハーブ系の薬を処方されることもあります。

MICHIRU:今回はトリートメントに使用するハーブオイルを体質に合わせて選んでくださっていましたよね。あのハーブオイルって?

体験時、ミチルさんのベッドの横ではトリートメントに使用するハーブオイルが常に温かい状態に保たれていた

岩﨑:アーユルヴェーダというとセサミオイルを使うイメージが強いかもしれませんが、セサミオイル単体ですと潤滑油として潤いを与える役割が強くなり、デトックスはあまり期待できません。

ベースのオイルとともにハーブが深く浸透することで、デトックス作用に加え、その他のハーブの作用も働いてくれて体質に合わせたトリートメントができるようになります。サロンではみなさまの体質に応えられるよう7種類のハーブオイルをご用意していて、カウンセリングにあたったアーユルヴェーダ医師の判断で用いるオイルを決めています。

MICHIRU:最後のスチームサウナでも身体に塗られたハーブオイルがどんどん浸透していくのを感じました。オイルの潤いとともにハーブの作用も内側に入っていっていたのですね。

五感を整えてから始まる施術。現代人に今必要なアーユルヴェーダの作用とは?

MICHIRU:施術でいえば、前半に音叉を鳴らされたのも印象的でした。そこでリラックスする時間に入れたように思います。

MICHIRUさんの頭の周りで音叉を奏でるセラピストさん。

岩﨑:施術前に五感を整えるという隠しコンセプトがありまして、音叉はその一つです。来店時にトゥルシー茶をお出ししましたよね。トゥルシー(ホーリーバジル)はアーユルヴェーダで最も神聖なハーブとされていて、まずはそれを飲んで味覚を浄化していただきます。

その後、フットバスで触覚。音叉を鳴らすことで聴覚、またサロンメニューの監修者、ニーマルが携わった「ニーマルアッター」という精油ブレンドの香りで嗅覚、そして最後に目を閉じ、視覚をオフにしてオイルマッサージに身も心も委ねていただくというプランニングです。

施術中はそこまで説明していないのですが、気づいてくださって嬉しいです。

MICHIRU:シロダーラ(額にオイルを垂らす施術)も本格的でしたね。温かいオイルで脳を優しくマッサージされているようで、いつの間にかメディテーション中のような状態になっていました。オープン後、シロダーラのみのメニューも新しく作られましたよね。やはりシロダーラを受けたいという希望が多いのでしょうか?

岩﨑:アビヤンガ(全身のオイルトリートメント)はデトックスを促す一方で、シロダーラは神経系と内分泌系の調和を整えるように働きかける作用があるとされています。現代の人は神経を使いすぎて、中枢神経が乱れている方も多いですよね。

MICHIRU:睡眠の問題やホルモン系の問題は本当に多く聞きます。またずっと仕事のことを考えていて、頭が休まらず心の不調を感じている人も多いようです。

岩﨑:ですのでシロダーラこそ、現代の人に求められているのではないかと考え、単独でメニュー化することにしました。本格的なシロダーラは実はとても手間がかかるんです。オイルは1回で1リットルも使いますし、それを温め続けないといけないですし。しかも「ロイヤルメソッド」を採用していますので、手技レベルの難易度が高く、セラピストが技術習得するのに時間を要するんです。

MICHIRU:それでもあえて現代の私たちに必要だと判断したんですね。

岩﨑:はい。あとシロダーラには「またやりたい」と思ってしまうような、ある種の中毒性があります。それもあって他サロンとの差別化としても推していこうと決断しました。

MICHIRU:そう言われてみたら、私もすでにまた受けたいと思っています!

意識レベルでクリニック視点を持ち、健康的な長寿へと導く

MICHIRU:体験では施術前のカウンセリングの丁寧さにも驚きました。睡眠や食事のタイミングや食べる時間、デイリーケアについてなど、とても細やかで……。仕事柄、国内外でいろいろなトリートメントを受けていますが、あそこまで細かく伝えていただけるのはとても珍しいです。

カウンセリング時のMICHIRUさん(右)と、アーユルヴェーダ医師のサンジュ先生(左)

岩﨑:そう言っていただけて嬉しいです。当サロンはアーユルヴェーダ医師がいるということが何よりの価値ですから、彼女によるカウンセリングの時間の長さ、内容の深さはこだわりの一つです。

そもそも私たちのスタンスとして、アーユルヴェーダの提供は癒しではなくクリニック的な視点に立って行っています。アーユルヴェーダでは不調や症状の根本の原因は、無意識下のライフスタイルにあると考えています。そう考えたときにトリートメントを受けていただいて終わり、では中長期的には何の解決にもなりませんよね。ここで溜まった毒素をデトックスしたとしても、毒素が溜まりやすい生活を続けていれば同じことの繰り返しです。

MICHIRU:自分自身でも改善していかないといけないのですね。

岩﨑:はい。毒素が溜まりにくい生活を心がけていただければ、次回以降のトリートメントの効果が高まっていき、綺麗な状態=不調や症状が出にくい状態がより長く続きやすくなります。そのためにもできる限り初回のカウンセリングで時間をとって、細やかにお伝えしていく必要があると考えました。

MICHIRU:通い続けると身体も変わっていくのでしょうか。

岩﨑:基本的に人は生きていると毒素が溜まります。現代はなおさら毒素が溜まりやすい環境なので、通い続けていただくのが良いかと思います。

監修のニーマルは初期は2週間に1回通ってもらうのが理想だと話しています。そのペースで通っていただき、これまでに溜まった毒素を出し切って初めて本当の意味でメンテナンスとして月1回通っていただければ十分、という状態になるとのことです。

そうやってメンテナンスを続け、身体と精神を浄化させるサイクルを続けていけば、穏やかな健康状態を長く、それこそ100歳まで保っていけるのではと考えています。

MICHIRU:心身の浄化の方法を持ち、それを続けていくこと。ウェルビーイングであり続けるヒントになりそうです。そこに、ザ ハンドレッド ウェルネスサロンのような頼れるサロンがあると安心ですね。

☆ ☆ ☆

続く後編では、ザ ハンドレッド ウェルネスサロンが入る「THE HUDRED ロンジェビティハウス」にて、先端的な再生医療×古来の伝統医学が実現した理由を追いかける。

THE HUNDRED WELLNESS SALON(ザ ハンドレッド ウェルネスサロン)
住所/東京都中央区銀座4-4-2 銀座松屋通り安田ビル8F
営業/9:00~21:00 火休
料金/「Whole Detox Plus」69,000円 ほか
HP/https://www.thehundred-wellness.jp
ビジネスパーソンに最適な睡眠改善プログラム「Sdeep」もスタート。

MICHIRU(みちる)
メイクアップアーティスト・ビューティーディレクター/渡仏、渡米を経て、国内外のファッション誌や広告、ファッションショーやメイクアイテムのディレクション、女優やアーティストのメイクなどを数多く手がける。また体の内側からきれいになれるインナービューティを提唱するなど幅広く活躍中。本連載ではナビゲーターを務める。

取材・構成/福田真木子
写真/五十嵐美弥

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