
パワポは使う色を3〜4色にしたり、情報を詰め込まないようにしたりするだけで最低限見やすくできる。加えて、高品質な画像を使ったり、レイアウトのレンプレートを作っておいたりすることで、効率的におしゃれなスライドを作れる。
目次
パワポでプレゼン資料を作ったものの、見た目が良くならないという方もいるのではないだろうか。パワポをおしゃれにするにはいくつかコツがいる。
本記事ではパワポを最低限見やすくするポイントを5つ紹介する。さらに、おしゃれなデザインにするためのコツも3つまとめた。
パワポを最低限見やすくするポイント
パワポを最低限見やすくするポイントは次の5つ。
- 使う色を3〜4色にする
- 情報を詰め込まないようにする
- アニメーションを使いすぎないようにする
- フォントを調整する
- 図形を等間隔に配置する
これらのポイントを理解するだけでも、それなりの資料を作成することが可能だ。ひとつひとつのポイントについて詳しくみていこう。
■1.使う色を3〜4色にする
パワポ初心者にありがちなのが色を使いすぎてしまうことである。色をたくさん使うと凝ったスライドになりそうだが、強調したい情報が分かりにくくなるし、むしろ見にくくなってしまう。
スライドは3〜4色くらいでまとめるのが基本である。メインカラー・サブカラー・アクセントカラーを決めておき、それらを使い回すようにすればスライドの統一感も増す。
■2.情報を詰め込まないようにする
1つのスライドにはあまり情報を詰め込みすぎないようにしよう。情報を詰め込みすぎると、スライドが見にくくなってしまう。
なるべく情報は少なくし、次のように文字の間隔を空けるようにすると見やすくなる。
■3.アニメーションを使いすぎないようにする
アニメーションは基本的にはここぞという場面で使うようにしよう。アニメーションを使いすぎると、スライドが安っぽくなってしまう可能性もある。
初心者はそこまでアニメーションにこだわらなくても良い。アニメーションなしでも、人を惹きつけるスライドを作成することは可能だ。
また、アニメーションが多いとファイルが重くなってしまい、アニメーションが上手く機能しなくなるといったトラブルが起こる可能性も考えられる。
■4.フォントを調整する
プレゼン資料に適したフォントと適していないフォントがあることを理解しよう。
スライドでよく使われるフォントは「游ゴシック」「メイリオ」などである。
「游ゴシック」「メイリオ」それぞれで書いた例は次のとおり。
「游ゴシック」は文字は少し小さいが、クセがなく万人受けしやすいのが特徴だ。対して、「メイリオ」は文字が大きく遠くからでも見やすい。広めの会場でプレゼンするなら「メイリオ」を使うことも検討して良いだろう。
「明朝体」も人気のフォントだが、あまりパワポ向きではない。視認性が低く、遠くからだと見づらいうえに、堅くて真面目すぎる印象が強くなってしまう。Wordなどで文章を作成する場合は、「明朝体」が適している場合も多い。
■5.図形を等間隔に配置する
スライドの図形の配置がズレていると違和感を持たれてしまう。図形は等間隔に配置するのが基本である。ただ、手動で配置するとどうしてもズレてしまう。手動ではなく、以下の方法で図形を等間隔に配置しよう。
まず、shiftキーを押しながら複数の図形をクリックする。こうすることで、複数の図形をまとめて選択状態にできる。
続いて「ホーム」タブから「整列」⇒「整列」⇒「左右に整列」をクリックする。
すると以下のように選択した図形が等間隔に並ぶようになる。
おしゃれなデザインを作るコツ
続いて、おしゃれなデザインを作るコツを3つ紹介する。
- 高品質な画像を使う
- レイアウトのテンプレートを作っておく
- あらかじめ搭載されているテンプレートを使う
これら3つを知っておくことで、おしゃれなデザインを簡単に作成することが可能だ。ひとつひとつのコツについて詳しくみていこう。
■1.高品質な画像を使う
高品質な画像を使うことで、少しでもスライドをおしゃれに見せることができる。
フリー画像サイトには、高品質な画像も多くある。自分で作成した画像だけでなく、フリー画像も上手く活用しよう。
■2.レイアウトのテンプレートを作っておく
スライドのレイアウトのテンプレートを作っておくのもおすすめだ。
テンプレートを作っておけば、スライドに統一感を持たせることができる。統一感を持たせれば、そこまで凝ったデザインにしなくてもおしゃれに見せることが可能だ。
■3.あらかじめ搭載されているテンプレートを使う
パワポにはテンプレートがすでに用意されている。テンプレートを作成する時間がない場合や、作成が苦手な場合はこれらを使おう。ただし、独自性が出せない点には注意だ。
まとめ
本記事ではパワポをおしゃれにするポイントについて解説した。最後に、最低限スライドを見やすくするための5つのポイントについておさらいしよう。
- 使う色を3〜4色にする ※メインカラー・サブカラー・アクセントカラーを決める
- 情報を詰め込まないようにする ※適度に空白を設ける
- アニメーションを使いすぎないようにする
- フォントを調整する ※「游ゴシック」「メイリオ」がおすすめ
- 図形を等間隔に配置する
スライドのデザインが整っていると、プレゼンに集中してもらいやすくなる。
構成/編集部