
iPhonで気持ち悪い広告をブロックする方法は、Safariの「ポップアップブロック」・追跡型広告を非表示にする・広告ブロックツールの活用などがある。広告をブロックすることで不快な広告が表示されなくなり快適な閲覧環境が得られるので、やり方を覚えておこう。
目次
Webサイト閲覧中に突然現れる気持ち悪い広告に悩まされていないだろうか。ポップアップや追跡型広告は、ストレスを感じるだけでなく、場合によっては悪質なものも存在する。
この記事では、iPhoneを使って気持ち悪い広告を簡単にブロックする方法を解説する。標準機能から最新のツールまで網羅的に紹介するので、快適なブラウジング環境を手に入れてほしい。
Webサイトに表示される気持ち悪い広告とは
Webサイトに表示される広告にはさまざまな形式がある。その中でも特に不快と感じるものが「気持ち悪い広告」だ。これには次のような種類が含まれる。
- 閲覧中の画面を遮るポップアップ広告
- 検索履歴やアクセス履歴をもとに表示される追跡型広告
- 不適切な画像や内容を含む広告
これらの広告は、ただ邪魔なだけでなく、悪質な内容や詐欺の温床となる場合もある。広告をブロックすることで安全かつ快適なWeb体験が可能になる。
iPhoneでできる気持ち悪い広告の消し方3つ
iPhoneでできる広告の消し方としては、下記の3つの方法がある。
- iPhone標準機能の活用
- 広告ブロックツールの活用
- iOS 18の新機能の活用
それぞれ解説していこう。
■1. iPhone標準機能の活用
Safariの「ポップアップブロック」機能の設定方法
Safariには、ポップアップ広告をブロックする標準機能が搭載されている。設定手順は以下の通りだ。
「設定」を開き「Safari」を選択。
「ポップアップをブロック」をオンにする。
この設定を有効にすると、多くのポップアップ広告が表示されなくなる。
「追跡型広告を非表示」にする手順
追跡型広告は、ユーザーの興味や行動履歴に基づいて表示される広告だ。これを制限するには次の設定を行う。
「設定」を開き「プライバシーとセキュリティ」を選択。「Appleの広告」をタップする。
「パーソナライズされた広告」をオフにする。
これで、興味や履歴をもとにした広告の表示が制限される。
■2. 広告ブロックツールの活用
広告ブロックツールは、Webサイト上の広告を非表示にするアプリや拡張機能だ。特にiPhoneユーザー向けには、Safariの拡張機能として利用できるものが多数提供されている。
<iPhone対応のおすすめ広告ブロックツール>
・AdGuard
広告ブロック機能に加え、追跡防止やデータ保護機能が充実している。
・280blocker
有料だが、日本国内の広告にも強く、高い精度を誇る。
・AdBlock Plus
シンプルで使いやすく、初心者にもおすすめ。
これらのツールはApp Storeから簡単にダウンロードでき、インストール後にSafariの拡張機能として設定可能だ。
■ iOS 18の新機能の活用
iOS 18から搭載されたSafariの新機能「気をそらす項目を非表示」では、広告やポップアップを選択的に非表示にできる。
(設定手順)
Safariで記事を開く。
URLウインドウ左のアイコンをタップ。
「気をそらす項目を非表示」をタップ。
非表示にしたい広告を選び、「非表示」をタップ。
「完了」を押して設定を保存。
この機能では、気になる広告を簡単に消せるうえ、視覚的に美しいエフェクトも楽しめる。
広告ブロックのメリット
広告ブロックを活用すれば不快な広告を排除し、より快適で安全なインターネット環境を実現できる。ここでは、広告をブロックすることで得られる主なメリットについて解説する。
■不快な広告が表示されなくなる
広告ブロックの最大のメリットは、気持ち悪い広告が画面に表示されなくなることである。突然現れる不適切な画像や、閲覧履歴を基にしたターゲティング広告がなくなるため、ストレスなくWebサイトを閲覧できる。
■データ通信量の節約とブラウザの高速化
広告の読み込みには意外と多くのデータ通信量が使われている。広告をブロックすることで、不要なデータの消費を抑え、通信制限のあるスマホプランでも効率的にインターネットを利用できる。また、広告の表示がなくなることで、ページの読み込み速度が向上し、快適なブラウジングが可能になる。
■悪質広告による被害防止
インターネット上には、クリックを誘導する詐欺広告や、ウイルス感染を引き起こす危険な広告が多く存在する。広告ブロックを導入すれば、こうした悪質広告に接触するリスクを大幅に減らし、セキュリティを強化できる。
特に、不審なポップアップ広告や誤クリックを狙うバナー広告を排除できるため、安全なインターネット環境を維持できる。
■子どもへの安全なWeb環境の提供
インターネットを利用する子どもにとって、不適切な広告の表示は大きなリスクとなる。暴力的な内容やアダルト広告など、子どもに見せたくないコンテンツが含まれることもある。広告ブロックを設定すれば、子どもが安全にインターネットを利用できる環境を整えられる。
広告ブロックのデメリット
広告ブロックには多くのメリットがあるが、一方でデメリットも存在する。すべての広告が悪いわけではなく、ユーザーにとって有益な情報を提供するものもある。また、一部の広告ブロックツールにはセキュリティ上のリスクもあるため、適切なツール選びが重要だ。
■一部広告でしか得られない情報を逃す可能性
広告の中には、期間限定のセール情報や、特別なキャンペーンを告知するものもある。広告を完全にブロックしてしまうと、こうしたお得な情報を見逃してしまう可能性がある。
特に、オンラインショッピングや旅行予約などの分野では、広告を活用することで、より良いサービスを見つけられる場合もある。
■広告ブロックツールのセキュリティリスク
広告ブロックツールの中には、偽物や不正なプログラムが含まれているものもある。これらをインストールしてしまうと、個人情報の漏えいや、不正アクセスのリスクが高まる可能性がある。
そのため、公式サイトや信頼できるアプリストアからツールを入手し、安全に利用することが重要である。