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中島健人×桐谷健太、価値観が真逆だからこそ響き合う仕事論

2025.03.05

同じ質問を投げかけても、返ってくるのは正反対な答えばかり。見た目や価値観は真逆でも、不思議な相乗効果を生む、最強なふたりの化学反応とは?

中島健人×桐谷健太

なかじま・けんと/1994年3月13日生まれ。東京都出身。昨年3月にグループを卒業し、ソロ活動に専念。アイドルとしてケンティーの愛称で親しまれる傍ら、俳優業でも活躍。
きりたに・けんた/1980年2月4日生まれ。大阪府出身。2002年に俳優デビュー。現在、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)に大田南畝(四方赤良)役で出演中。

作品に〝温かさ〟を加えるまるで兄弟のような関係性

 国民的アイドルとして王道を突き進む中島健人と、野生味あふれる実力派俳優・桐谷健太。一見真逆のタイプにも思えるふたりだが、取材が始まった瞬間から顔を見合わせ、気心知れた様子で笑い合う。あうんの呼吸で会話を弾ませる関係性は〝相棒〟という言葉がぴったりだ。

「初めて会ったのは、映画『ラーゲリより愛を込めて』のロケでした。雨が降り出して撮影が中断して、テントの中でたくさん喋ったんです。初対面なのにめちゃくちゃ笑った記憶がありますね。お互い心を開いているのがわかった。いつも健人は温度のある言葉で話してくれるからうれしいんです」(桐谷)

「キリケンさんは、現場での立ち振る舞いや空気感の作り方が本当に魅力的な人。本人にもお伝えしていますが、僕も同じ年齢になった時にそういう男になりたいし、リスペクトしていますね。プライベートでも、人生の中で考えていることや悩んでいることを相談したり、たくさん甘えたりできる関係です」(中島)

 2月28日公開の映画『知らないカノジョ』で演じるのは、リクとカジという、歳の離れた親友同士。ふたりの関係をそのまま映し出したような役どころだ。

「キリケンさんが演じるカジは、生き方がかっこよくて、こういう親友がいたら人生が豊かになるだろうなって思える人。撮影中、キリケンさんから『もし俺以外がカジを演じていたらどうする?』ってふと聞かれて、全然違う人が演じていたら感動しないかもしれないと思ったんです。やっぱりキリケンさんが演じたからこそ、寛容で悲しみを見せずに生きるカジの〝人柄〟が増したんです」(中島)

「健人が演じるリクは、選択次第でどんな自分にもなれる、自分が変われば世界も変わる、ということを体現している人物。どんな世界でも、リクとカジは親友だった気がします。そう感じながら演じられたのは健人のおかげかな」(桐谷)

 役においても、プライベートにおいても、お互いが良き理解者であり、兄弟のような存在。そんな関係性は、作品にどんな影響を与えたのか。

「もちろん役者なんで『よーい、スタート!』からその世界観に没入するのも大切ですけど、やっぱり関係性ができているからこそ表現できる温かさもあるんじゃないかな。『スタート!』から『カット!』の間以外にある何かが、作品の世界を支えてくれる。それもまた俳優という仕事の素敵なところですし、今回は健人と一緒だからできました」(桐谷)

「のび太くんが『ドラえも〜ん!』って頼るのと同じ、リクがカジに頼りたくなる感覚も、普段の僕たちの関係値から出たものだと思っています。だから、神様が作ってくれたキャスティングだと思って、すごく感謝していますね」(中島)

価値観が全く違うからこそふたりでいることの刺激は大きい

 仕事に対してがむしゃらになるほど、大切な存在が離れていく――。『知らないカノジョ』の作中では、仕事とプライベートの成功が反比例していく主人公・リクの様子が描かれる。自身の人生と照らし合わせて共感できる部分があったかと問えば、両者からは全く異なる答えが返ってくるからおもしろい。

「僕の人生は、リクのように一方がうまくいくと、もう一方はうまくいかなくなるんです。だから、幸せすぎる時って怖い。満たされないくらいが一番幸せなのかなって考えたりもしますね」(中島)

「僕は、健人とは真逆の捉え方ですね。うまくいかない不安は成長するための道を教えてくれる起爆剤。幸せの中に、ちょっと黒い部分がもちろんあっていい。健人には満足のその先を目指すくらい幸せを感じてほしいです」(桐谷)

 踏み込んだ桐谷さんの回答に「いつもこういうことを言ってくれるんですよ」と、どこかうれしそうな中島さん。さらに、仕事で大切にしている軸を聞けば、またしても正反対の答えが返ってきた。

「僕の場合は、目標をできるだけ大きく、計画的に設定することです。進みたい方向性をブラさずに道筋を決めるためのポリシーですね」(中島)

「俺は、死ぬまで遊び続ける。子どもの頃は、別に誰かに褒められなくても夢中で遊んでいたじゃないですか。その感覚を仕事でも大事に持っていたい」(桐谷)

 お互いの価値観を聞いて、「そんな考えもあったか」と素を見せ合う。現場には、良い意味で取材中とは思えない柔らかな空気が広がっていた。

「たしかに、僕もこの言葉を聞いてから、少し楽になったのを覚えています。『そっか、仕事って壮大な遊びなんだ!』と。もっとカジュアルに生きるのもいいかもしれないなって」(中島)

「健人は素直にいろんなことを吸収しまくっている分、壁にぶつかることもあるかもしれないけど、『次に行こう』となった時が強い。これからが本当に楽しみです」(桐谷)

 自分にないものを持っている相手だからこそ、一緒にいて刺激になる。そんな〝最強の相棒〟がいれば、人生も仕事もきっと楽しくなるに違いない。

映画『知らないカノジョ』

2月28日(金)全国ロードショー

映画『知らないカノジョ』ある朝目覚めたら、大切な仕事も恋人も全てを失った世界に変わっていた!? 数奇な運命を辿る主人公のリク(中島健人)は、妻のミナミ(milet)と出会っていなかった世界で、愛を取り戻せるのか。
©2025『知らないカノジョ』製作委員会

等身大の〝働くヒント〟が見つかる! 中島健人×桐谷健太のハタラキズムQ&A

01/仕事の相棒は?

ヘッドホン(中島)
お気に入りのヘッドホンで音楽を聴くと、仕事がより楽しくなるんです。

睡眠!(桐谷)
オフの時間をしっかり取ることで、オンの自分が勝手に動いてくれる感覚です。

02/仕事中「絶対しない」と決めていることは?

携帯をいじること(中島)
関わってくれているスタッフのみなさんに失礼だから。携帯を触ることすらしないです。

「しないこと」は決めてない(桐谷)
そもそも考えたことがないな(笑)。でも、健人みたいに相手の立場に立って「これだけは絶対しない」と言えるの、大事やと思います。

03/仕事人生を変えた出会いは?

YOASOBIの「アイドル」(中島)
アイドルとしての自身の立ち位置を再認識させてくれた曲です。

全ての出会いがそうです(桐谷)
5歳の時に観た映画も、中学で配布された職業紹介のプリントにあった「芸能界」という文字も、上京を後押ししてくれた美容師さんも、どの出会いが欠けても今がないです。

取材・文/高橋千里 撮影/藤岡雅樹
ヘアメイク/中島さん担当:秋月庸佑、桐谷さん担当:岩下倫之(ラインヴァント)
スタイリング/中島さん担当:渡邊奈央(Creative GUILD)、桐谷さん担当:岡井雄介 編集/井田愛莉寿

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