文系就活生に人気の志望業界TOP3、3位インフラ・交通・物流、2位商社、1位は？

希望する企業への入社を目指し、日々エントリーシートの執筆や面接に勤しんでいる2026年卒業予定の大学生・大学院生たち。では、現時点で内定を獲得した学生はどれくらいいるのだろうか？また、文系・理系それぞれの学生から特に人気の高い志望業界とは？

エン・ジャパンが運営する新卒学生向けスカウトサービス「iroots」はこのほど、2026年に卒業予定の大学生／大学院生を対象に「就活の状況」についてアンケートを実施し、166名から回答を得た。

1：本選考に参加予定の企業数平均、文系「14.0社」、理系「9.6社」

2026年3月に卒業予定の大学生・大学院生に、本選考にエントリーした（予定している）企業数を聞くと、文系の平均は「14.0社」、理系は「9.6社」となった。回答のボリュームゾーンは、文系学生は「6～10社」（35％）だったが、理系学生は「1～5社」（41％）と、理系学生はより厳選傾向にあることがわかった。

本選考にエントリーした（予定している）企業数（平均）

本選考にエントリーした（予定している）企業の数を教えてください。

2：本選考エントリーの決め手、文理ともに「仕事内容」「給料や福利厚生」が上位に

本選考にエントリーする上で重視することを聞くと、文系理系ともに「仕事内容が魅力的だから」がトップとなった（文系：55％、理系：63％）。（理系は「給料や福利厚生が魅力的だから」も同率でトップ）。

文系と理系で最もポイントに開きがあったのは「経営陣または社員の人柄が魅力的だから」で、文系が13ポイント高い結果になった。（文系：22％、理系：9％）。

本選考にエントリーする上で重視すること（上位5位）

本選考にエントリーする上で重視することを教えてください。（3つまで選択可）

3：内定を得た学生のうち、3割が「内定承諾はしたが就活を続けている」と回答

2025年1月時点での内定数を聞くと、文系は44％（1～3社：38％、4社以上：6％）、理系は46％（1～3社：40％、4社以上：6％）が内定を得ていることがわかった。既に内定を得た学生に承諾状況を聞くと、32％が「内定承諾はしたが就活を続けている」と回答。理系学生の18％が「内定承諾をして就活を終了した」と回答した。

既に内定承諾をした人に、内定承諾先の企業と初めて接点を持った時期を聞くと、文系は「2024年4～6月」（45％）、理系は「2024年7～9月」（44％）が最多となった。

既に内定を得ている方に伺います。現在の内定承諾状況を教えてください。

既に内定承諾をした方に伺います。内定承諾先と最初に接点を持った時期を教えてください。

4：志望業界のトップは文理いずれも「メーカー」。理系学生の6割が希望

現在の志望業界を聞くと、トップは「メーカー」（42％）となった。文系理系いずれも第1位は「メーカー」（文系：35％、理系：60％）でしたが、第2位は、文系「商社」（23％）、理系「通信・システム・ソフトウェア」（36％）という結果で、順位に差が見られた。

25卒学生の志望業界（上位10位）

現在の志望業界を教えてください。（3つまで選択可）

＜調査概要＞
調査方法：インターネットによるアンケート
調査対象：『iroots』を利用する2026年に卒業予定の大学生／大学院生
調査期間：2025年1月14日～1月19日
有効回答数：166名

出典：iroots

構成／こじへい