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自己犠牲しがちな人の特徴と心理とは?無理をせずラクに働く方法

2025.02.25

この記事は、自己犠牲しがちな人の特徴と心理、楽に働く方法を解説しています。特徴には、責任感が強い、依頼を断れない、罪悪感が強いなどがあります。対策には、自分の行動を振り返る、NOと言う練習、休むことに罪悪感を持たない、自分の頑張りを認めることが含まれます。

「自分ばかり頑張っている気がする」「仕事で損をしている気がする」そんなふうに感じることはありませんか?仕事を頑張るのは素晴らしいことですが、それが自己犠牲によるものだとしたら要注意です。

負担を抱え込むと、心も体も疲れてしまいます。原因を知り、適切に対処することで、もっと楽に働けるようになります。今回は、ビジネスシーンでの自己犠牲の例や心理、そこから抜け出すためのヒントを紹介します。

自己犠牲とは?

まず、自己犠牲とはどういった意味なのでしょうか? 確認しましょう。

自己犠牲とは、その名の通り、自分を犠牲にして、他人を優先することを指します。「自分が我慢すればいい」と考え、自分の気持ちや負担を後回しにしてしまうのが特徴です。

一見、責任感が強く、周囲のために尽くしているように思えますが、自分を犠牲にし続けると、心も体も疲れ果ててしまいます。そうなる前に、「どんな働き方が自己犠牲になっているのか?」を見つめ直してみましょう。

ビジネスシーンでの自己犠牲の例

ここでは、「自己犠牲に陥りやすい働き方」を具体的に紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

(1) 常に残業している

目標やノルマを達成するために、毎日のように残業をしている人もいます。「みんなより早く帰るのは申し訳ない」と、他人の仕事まで引き受けてしまうことも。

しかし、一時的に評価されても、頑張るのが当たり前になり、負担が増えてしまうケースが多いです。

(2)依頼を断ることが苦手

頼まれごとを断れず、仕事を抱え込みすぎる人も少なくありません。「引き受けて当然」と思われると、さらに依頼が増え、負担が大きくなりがちです。

その結果、自分の業務が後回しになり、ストレスがたまる悪循環に陥ってしまいます。

(3) 自分の意見を言えない

「反対すると場の空気を悪くするかも」と考え、意見を控える人もいます。会議で納得できないことがあっても発言を避けるうちに、意見のない人と見なされてしまうことも。結果的に、希望が通らず、不満がたまり、働きづらい状況につながります。

(4) 休みを取れない

「自分がいないと仕事が回らないかも」「これくらいで休むなんて怠けている」と思い、有給を取ることに罪悪感を抱くケースもあります。しかし、無理を続けることで疲労がたまり、仕事のクオリティが低下するケースも少なくありません。

自己犠牲しやすい人の特徴と心理

自己犠牲をしやすい人には、いくつかの共通点があります。当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

(1) 責任感が強い

「自分がやらなきゃ」と思い、仕事を引き受けすぎてしまう。「自分の仕事は自分でやるべき」と考え、周囲に助けを求めるのが苦手な傾向も。気づけば自分ばかりが負担を抱え、疲弊してしまうことが多いのが特徴です。

(2) 期待に応えたい気持ちが強い

「頑張れば認めてもらえる」「期待に応えなきゃ」と考えがち。幼少期から親の期待に応えてきた人は、無意識に「誰かのために頑張って認められること=自分の価値」と思い込みやすいです。

その結果、自分の本音を抑え、周囲の期待を優先することが習慣化し、自己犠牲につながりやすくなります。

(3) 罪悪感が強い

「断ると申し訳ない」「休んだら迷惑がかかる」と思い込み、無理をしてしまう。優しい人ほど、困っている人を放っておけず、つい頑張りすぎてしまいます。気がつけば自分だけが負担を抱え込む状況になることも多いです。

(4)自分の価値を低く見積もっている

「どうせ自分なんて」と思い、意見を主張できず、他人の意見を優先しがち。その結果、周囲の決定に流されやすく、損な役回りを引き受けることが増えてしまいます。

(5)人からの評価を気にしがち

「NOと言ったら嫌われるかも」と不安になり、相手に合わせすぎてしまう。「自己犠牲すれば好かれる」と思い込んでいる人も多いですが、その結果、無理をして疲弊しやすくなります。

(6)面倒ごとを避けたい

「穏便に済むなら、自分が我慢すればいい」と考えがちなタイプの人も自己犠牲しやすくなります。こういったタイプの人は、衝突を避けるために、自分の意見を押し殺してしまうのです。

自己犠牲から抜け出す方法

自分を犠牲にしているかも?と感じたら、これから紹介する方法を試してみてください。

(1) 自分の行動パターンを客観的に振り返る

どんな場面やどんな相手に対して無理をしてしまうのか、振り返ってみましょう。こうした自分のパターンに気づくだけでも、無意識の自己犠牲を減らすヒントになります。

(2) NOと言う練習をする

依頼された仕事をすべて引き受ける必要はありません。「今は手がいっぱいなので、〇〇さんにも相談できますか?」といった言い方をすれば角が立ちにくいです。

適切に分担することで、チーム全体の負担が減り、生産性が向上します。「自己犠牲をやめることは、組織のためにもなる」という意識を持つことが大切です。

(3) 休むことに罪悪感を持たない

休むことで、結果的に良い仕事ができることを意識しましょう。無理を続けて体調を崩せば、仕事の質が落ち、周囲にも迷惑がかかることも。

美味しいものを食べてたっぷり眠るなど、ゆっくり過ごす時間を持つだけでも、気持ちが落ち着きます。

(4) 自分の頑張りを自分で認める

自己犠牲をしてしまう人は、周りを優先するあまり、自分の努力を軽視しがちです。「もっと頑張らなきゃ」と、自分を追い込んでいませんか? 「今日は〇〇をこなせた」「勇気を出して断れた」など、小さな頑張りを認めましょう。

自分を大切にしながら働こう

自己犠牲は一見、責任感が強く、周囲のために尽くしているように思えますが、続けすぎると自分をすり減らしてしまいます。

他人を思いやる気持ちは素晴らしいですが、それと同じくらい、自分を大切にすることも必要です。無理のない働き方を見つけ、自分自身をもっと大切にしていきましょう。

文/高見 綾
心理カウンセラー|“質上げ女子”のお悩み相談。カウンセラー養成コースで豊富な臨床経験を積み、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただく。相談数4千超。著書は『ゆずらない力』(すばる舎)。

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