「リスケ」と一緒に覚えておきたいカタカナ語
ビジネスシーンでは、さまざまなカタカナ語が使われています。最後に、スケジュール調整に関わるカタカナ語を二つ紹介します。意味や使い方を、例文とともに見ていきましょう。
■アポ
『アポ』は、英語の『appointment(アポイントメント)』を略した言葉で、『約束』『予定』という意味です。よりフォーマルなシーンでは、『アポイント』と略されて使われることもあります。
ビジネスシーンでは、『アポを取る』『アポを入れる』という使い方がされ、主にクライアントとの会議などの時間を設定することを指します。
- プロジェクトの詳細について話し合いたいので、先方にアポを取ってください
- クライアントから来週のアポをリスケしたいと連絡が来ました
- 明日は健康診断のアポがあります
上記の通り、アポはビジネスシーンだけでなく、プライベートでも使われています。
■ペンディング
『ペンディング』は、英語『pending(ペンディング)』をカタカナ読みした言葉で、『保留』『先送り』を意味します。例えば、決定・結論を先延ばしにする状況を表現する際によく使われます。
- この件は一旦ペンディングにして、次の議題に移りましょう
- 〇〇社の案件は、まだペンディング中です
- 資金調達が難しく、プロジェクトがペンディングになったようだ
ペンディングは、先送りや保留よりもソフトな印象を与えるため、ビジネスシーンで好まれます。
ただし、便利な表現ですが、『中止』の意味で用いるなど使い方を誤ると、誤解を招く可能性もある点に注意が必要です。状況に応じて適切に使用し、相手の理解を得ることが大切です。
「リスケ」する際はマナーを守ろう
『リスケ』は、主にスケジュールの変更を意味します。会議や納期の日程変更の際によく使われる便利な言葉ですが、目上の人やクライアントには使用しないのがマナーです。
またリスケの際は、良好なビジネス関係を維持するために、相手の都合を優先することやフォローアップをすることが大切です。
ビジネスシーンでは、『アポ』『ペンディング』などさまざまなカタカナ語が使われています。円滑なコミュニケーションを取るためにも、言葉の意味や使い方を正しく理解しましょう。
構成/編集部