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ZOZO NEXTは福井県鯖江市の漆琳堂とともに、伝統工芸と先端技術を組み合わせた新しい漆技術に関する共同研究を2025年2月10日より開始した。
本共同研究実施の背景
これまでZOZO NEXTは、伝統工芸と先端素材およびインタラクション技術を組み合わせた機能性と美しさを両立する新たなテキスタイル開発に関する共同研究や、Webメディア「Fashion Tech News」における日本工芸の「再評価」と「再活性化」を目指すプロジェクト「Artisan」など、日本の工芸品に関する様々なプロジェクトに参画してきた。
日本の伝統的工芸品である越前漆器は約1500年の歴史を有する、美しさと堅牢さを兼ね備える漆器だ。漆琳堂は約230年もの間、日々の暮らしで使われる生活道具として越前漆器をつくり続けている。
一方で、ライフスタイルの変化に伴い、日常の中で使われ続けるために漆技術の機能的な進化が求められている。本共同研究では、伝統工芸である漆技術に先端技術を組み合わせることで新しい漆技術やプロダクトの開発に取り組んでいく。
■期待される研究成果
この共同研究では、ZOZO NEXTが有する先端材料や先端技術に関する知見と、漆技術の美しさを追究しながら科学的手法を取り入れ、現代のライフスタイルに寄り添った漆器を開発している漆琳堂の技法を融合させた、新しい漆技術の創出を目指す。
様々な専門性を有する研究者と職人が共創することで、現代や未来のライフスタイルに適合する機能性や意匠性に優れた漆技術を探索。また、将来的には、漆器やファッションアイテムをはじめとする様々な分野のプロダクトへの応用も視野に入れる。
構成/清水眞希