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スポットワークの急拡大は介護業界の人材不足解消に一石を投じるか?

2025.02.12

タイミーは、2月9日の「副業の日」を前に、副業としてタイミーを利用している2,031名を対象に「タイミーを通じた副業」に関する実態調査を実施し、その結果を公開した。

介護業界における副業の実態についても調査!

2022年7月に改定された厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には、企業に対し「副業への対応状況についての情報公開を推奨すること」が明記され、副業を行なうための環境整備が進められている。

また、近年は副業の手段のひとつとして「スポットワーク」で働くことが広く浸透してきており、タイミーを利用する1,000万人のワーカーのうち、「学生(32.6%)」についで「会社員(27.6%)」が多くを占めている。今後も副業をする人が増加することが予想される中で、同社では、副業としてタイミーを利用する人々に対して「タイミーを通じた副業」に関する調査を実施した。

また、2025年に日本の人口の約5人に1人が75歳以上の後期高齢者となり、超高齢化社会を迎える「2025年問題」により、特に介護・医療の分野ではこれまで以上に人材不足が深刻化することが懸念されている。

さらに、厚生労働省は2025年度より介護事業者が人材仲介アプリで未経験者を確保する実証事業を一部の自治体で開始する。今回の調査では、そうした状況を受け、副業としてタイミーを活用する人々の介護業界における副業の実態についてもアンケートで聴取した。

■タイミーを利用した副業に関する調査結果

タイミーで副業をする目的として最も多く回答を集めたのは「副業の収入を、生活費の足しにするため(65.9%)」であった。近年の物価高の影響がスポットワークで副業をする目的のひとつであると考えられる。

そのほかに「空いた時間を効率よく活用するため(35.8%)」「気分転換のため(30.7%)」「これまで経験がない仕事をするため(24.1%)」「適度に体を動かして健康を維持するため(21.2%)」など、収入を増やすだけではない目的で利用する人も一定数いることがわかった。

タイミーで副業をしたことによる変化について聞いたところ、「生活費が増えた(45.7%)」「趣味や娯楽に使えるようになった(30.8%)」といった収入面での回答が多かった一方で、「時間を効率的に使えるようになった(26.8%)」「気分転換になり本業に集中できるようになった(24.0%)」など、収入以外の面でも変化を感じている人がいることが判明した。また、2023年に実施した同調査の回答と比較すると「スキルや知識を得られた(20.0%)」は+4.2pt、「自己肯定感が上がった(17.4%)」は+4.9ptとなった。

タイミーを利用して働いたことがある仕事としては「仕分け・検品(51.6%)」や「ピッキング・梱包(41.8%)」など、倉庫内での作業に多く回答が集まった。

今後のタイミーの利用意向については、98.5%もの人が「今後もタイミーで副業を続けたい」と回答。アプリの使いやすさや求人数の多さなどの利便性に関する理由が多く挙げられていた一方で、「本業とは違うやりがいを感じる」「自己肯定感が上がる」「人間関係が広がる」という理由で今後もタイミーで副業を続けたいと思っている人がいることがわかった。

■タイミーを通じた介護業界での副業に関する調査結果

タイミーを通じて専門職で副業をしたことのある人のうち、介護関連で働いたことのある人は75.9%。そのうち介護関連の資格を保有している人は85.3%と有資格者が多い一方で、無資格者も一定数いることがわかった。

副業としてタイミーで介護関連の仕事をしたことがある無資格者に対して、介護業界で働いたのが初めてだったかどうかを聞いたところ63.2%がタイミーでの勤務で初めて介護業界で働いたと回答した。

タイミーを通じて介護関連の仕事をしたことがある人に対して、タイミーを通じて介護業界で働こうと思った動機を聴取したところ有資格者、無資格者いずれも「希望の時間帯と合致したから」「アクセスが良いから(家から近かったから)」など条件面での回答が多かった。

一方で、有資格者では「元々介護資格を保有しており、資格が活かされるから」と回答した人が44.5%おり、スポットワークを通じて潜在有資格者が介護業界で働くきっかけとなっていると考えられる。さらに、無資格者では「介護業界で働いたことはないが、興味があったから」と回答した人が47.4%おり、資格の有無に関わらず、スポットワークが介護業界で働くことの間口を広げていることが判明した。

今回の調査対象者に対して、「2025年問題」により、特に介護・医療の分野ではこれまで以上に人材不足が深刻化することが懸念されている状況においてタイミーを通じて介護業界で働くことが人材不足解決の一助になる場合、スキマ時間を有効活用して働いてみたいかどうかを聞いたところ、58.6%もの人が「働いてみたいと思う」と回答した。

■対象者の実態

タイミーで副業を始めた時期は、2024年が56.2%と最も多かった。タイミーでの副業による1カ月あたりの収入の中央値は、10,000〜15,000円未満。毎月のタイミーを通じた副業の回数は「1〜4回(週1程度)」が44.9%と最も多かった。また、タイミーで副業をするタイミングとしては、「本業が休みの日(82.4%)」が最多となった。

さらに、同調査の対象者の職業と年収、本業の勤務先の従業員規模は以下のとおりとなる。

【調査概要】
調査名:タイミーの副業に関する調査(2025年版)
調査期間:2025年1月23日(木)~2023年1月27日(月)
調査対象:タイミーの働き手のうち本業が「会社員」「会社役員」「公務員」「自営業・自由業」の2,031名
年齢:10代~60代
調査方法:インターネット
エリア:47都道府県

関連情報
https://corp.timee.co.jp/

構成/立原尚子

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