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JR東日本グループが高付加価値ホテル「AZUMA FARM KOIWAI」を岩手の小岩井農場に2026年春に開業

2025.02.09

JR東日本グループは、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、宿泊施設を基点とした新たな価値創造事業に関する発表を行なった。本稿では、同社リリースに基づき、その概要をお伝えする。

1:宿泊施設を基点とした価値創造事業へのチャレンジ

(1)概要

クルーズトレイン『TRAIN SUITE 四季島』

JR東日本グループは、移動の新たな価値創造としてクルーズトレイン『TRAIN SUITE 四季島』の運行により、四季折々の鉄道ならではの上質な旅の提供を通じて、地域の様々な魅力を発信してきた。

今回、地域固有の風土・文化を活かした高付加価値な旅や観光を体験できる「一人ひとりの移動の目的(地)づくり」として、新たに宿泊施設を基点とした価値創造事業を展開することでグループとしての取り組みを加速させる。

また小岩井農場での本事業を一つのモデルとして、国内の他のエリアでの展開も目指す。

(2)新ホテルブランド「AZUMA FARM」の創設

JR東日本は、本取り組みの推進にあたり、世界的ホテリエであるエイドリアン・ゼッカ氏が率いる株式会社Azumi Japanと協業。新しいホテルブランド「AZUMA FARM」を2025年1月に立ち上げた。

左/JR東日本 代表取締役社長 喜㔟 陽一氏、右/Azumi Japan会長 エイドリアン・ゼッカ氏

「AZUMA FARM」のネーミングは、東方の地を表す、日本語の「東(アズマ)」に由来。日本に残る山々や森を守り、生かし、次代に残していくため、今後さらに重要となってくる食や農を軸とした「ファームライフ(FARM LIFE)」の体験を提供する新たなリゾートブランドとなる。

<Adrian Zecha(エイドリアン・ゼッカ)氏>
1933年生まれ。旅館ブランド「Azumi」の創業者・会長。ラグジュアリーリゾートの最高峰であるアマンをはじめ、多くのインターナショナル・ホテルブランドを創業。これまでに100軒以上のホテルやリゾートの開発に携わる。展開先のデスティネーションを再定義する独自のホテルを開発することで知られる。

2:「AZUMA FARM KOIWAI」について

(1)計画地

岩手山を望む計画地(小岩井農場)

小岩井農場は、日本の鉄道の父と言われる、井上勝らが、未開の原野に広大な農牧場を開拓。そして約130年にわたり、酪農や林業により、美しい風景が形作られてきた。

このように人々の営みによって大切に守られてきた大自然の魅力と、岩手山の圧倒的なランドスケープを持つこの土地を、小岩井農牧株式会社との連携により、新ブランドホテル第一号の計画地とした。

「AZUMA FARM KOIWAI」イメージパース
Z17LE第1040号、Z17LE第1041号 (C)Mapbox (C)OpenStreetMap (C)LY Corporation

(2)宿泊施設概要

<コンセプトは「A Down To Earth Farm Stay」(大地を感じるファームステイ)>

「A Down To Earth Farm Stay」とは本来の「A Down To Earth = 地に足のついた」という意味から派生して、人や社会、地域、環境に優しい選択をすることを意味する。これに基づき自然と人の営みが調和する豊かな時間を過ごすためのファームステイを小岩井農場で提案。

24室の宿泊棟に加え、敷地内には地域の豊かさを最大限感じられるレストラン・ラウンジ棟のほか、自然に包まれた空間で心身の充足を満たす薪ストーブを備えたプライベートサウナ棟を備える。また、農場で産出された木材を建築に活用し、ランドスケープに溶け込むデザインが採用される。

<計画概要>
ホテル名/「AZUMA FARM KOIWAI」
所在地/岩手県岩手郡雫石町丸谷地68-77ほか
施設概要/客室(24室)、レストラン・ラウンジ棟、プライベートサウナ3棟
敷地面積/約8ha
建築面積/約4000平方m
価格帯:1泊1室あたり約20~30万円 (税・サービス料、食事込)
開業日:2026年春 開業予定
(価格・サービスは現時点の想定であり変更となる場合があります)

<新たな体験価値創造>

農場の豊かな自然や文化を体験するアクティビティや、新鮮な乳製品の提供に加え、周辺エリアや東北各地とも連携。自然・食・産業・伝統等様々な地域の魅力を提供していく。

併せて新しいモビリティ体験として、株式会社SkyDriveが早ければ2026年に機体の型式証明(国による安全及び環境基準の合格証明)を取得して、その後の準備を経て商用化をめざしている「空飛ぶクルマ」を活用。盛岡~ホテル間の送迎、ホテル・周辺観光のツアーを行なうことも検討されている。

<SkyDrive社「空飛ぶクルマ(SKYDRIVE SD-05型)」の飛行可能範囲(イメージ)※>


Z17LE第1040号、Z17LE第1041号 (C)Mapbox (C)OpenStreetMap (C)LY Corporation

※「空飛ぶクルマ(SKYDRIVE SD-05型)」は機体アップデートに伴い、航続距離を伸ばしていく予定。
最大巡航速度/100km/h
乗車定員/3名(操縦士1名、乗客2名)

関連情報
https://www.jreast.co.jp/

構成/清水眞希

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