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いま注目の「リフレクション」とは何か?自己成長に直結する内省のヒント

2025.05.02

リフレクションの主なフレームワーク

ノートに書き込むビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

効果的なリフレクションを行うためには、適切なフレームワークを活用することが重要です。ここでは、代表的な3つのフレームワークを紹介します。それぞれの特徴や使い方を理解することで、自分に合ったリフレクション方法を見つけることができるでしょう。

■Gibbsリフレクティブサイクル

Gibbsリフレクティブサイクルは、グラハム・ギブスによって作られた経験学習モデルです。経験から学びを得るための効果的な手法として、活用されています。

このサイクルは、Description(状況の描写)・Feelings(感情の確認)・Evaluation(評価)・Analysis(分析)・Conclusion(結論)・Action Plan(行動計画)の6段階で構成されているのが特徴です。

まず、経験した状況を客観的に描写し、そのときの感情を振り返ります。次に、その経験を評価し、なぜそのような結果になったのかを分析します。そして、得られた洞察から結論を導き出し、最後に具体的な行動計画を立てるという流れです。

■KPT法

KPT法は、リフレクションを効果的に行うための、シンプルで実用的なフレームワークです。『Keep(継続すべき点)』『Problem(問題点)』『Try(今後の改善策)』の3つの視点から、経験を振り返るのが特徴です。

まず、うまくいった点・良かった点を『Keep』として挙げ、自信につなげます。次に、課題や改善が必要な点を『Problem』として特定します。最後に、その問題を解決するための具体的な行動・新しい試みを『Try』として計画する流れです。

KPT法の特徴は、ポジティブな面と課題の両方に、バランス良く目を向けられる点です。また、具体的な改善策を立てることで、次のアクションにつなげやすくなります。

リフレクションが実践できない原因と対策

考え事をするビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

リフレクションの重要性は理解していても、実際に実践するのは難しいと感じる人もいるでしょう。時間不足やモチベーション維持の難しさなど、主な原因や対策について解説していきます。

■時間不足の克服法

忙しい毎日の中でリフレクションを実践するのは、難しく感じるかもしれません。しかし、効果的な時間管理術を身に付ければ、短時間でも充実したリフレクションが可能です。

まず、スケジュールに『リフレクションタイム』を組み込むことが大切です。例えば、朝の通勤時や昼休みの10分間を活用するのもよいでしょう。

また、デジタルツールの活用も有効です。スマートフォンのメモアプリやボイスレコーダーを使えば、移動中や空き時間にもリフレクションを行えます。

■モチベーション維持のコツ

リフレクションを継続的に行うためのモチベーション維持は、自己成長の鍵となります。まず、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

リフレクションを習慣化するには、環境づくりも検討しましょう。好きな場所や雰囲気の良いところでリフレクションを行うことで、楽しく振り返りができます。

飽きてしまいそうなときには、他者と共にリフレクションを行うのもよいでしょう。同僚・上司との対話を通じて、新たな視点を得られる可能性があります。

また、リフレクションの目的を明確にすることも、長期的なモチベーション維持につながります。自己成長や問題解決など具体的な目標を設定し、その達成を目指すことで、継続的な実践が可能になるでしょう。

デジタルツールを活用したリフレクション

タイピングする手元

(出典) pixta.jp

デジタル時代の到来により、リフレクションの方法も進化しています。スマートフォンアプリやAI技術を活用することで、より効率的かつ効果的なリフレクションが可能です。最後に、最新のデジタルツールを使ったリフレクションの活用方法を紹介します。

■AIを活用したリフレクション手法

リフレクションは、自分で過去を振り返り自己分析を進めていくものですが、近年ではAIを活用したツールが発表されています。

AIからのアドバイスや対話をきっかけとして、さらに深く自己を内省できるのが特徴です。「自分では何を深掘りすればよいのか分からない」という人でも、AIの質問や問いかけに答えていくだけで、スムーズにリフレクションが進められます。

リフレクションに使う時間を短縮したいときや、効果的なやり方を実践したい場合には、AIを活用した支援ツールを使うのもおすすめです。AIを活用したリフレクション手法は、個人の自己実現を支援し、社会全体の内省力向上に貢献することが期待されています。

■デジタルジャーナリングの活用法

デジタルツールを活用したジャーナリングは、リフレクションの効果的な手法として注目されています。ジャーナリングとは、自分の頭に浮かんだ内容を書き出し、自己分析やメンタルの安定に役立てる手法です。

スマートフォンに搭載されている『メモ帳アプリ』を使えば、誰でも手軽にデジタルジャーナリングを始められます。

デジタルアプリを使えばテキスト入力だけでなく、写真・手書きメモ・音声メモなども活用でき、多様な形式で思考を記録できます。検索機能や同期機能により、過去の記録を簡単に振り返ることができるのも大きな利点です。

リフレクションは分析や成長につながる手法

ガッツポーズをするビジネスパーソン

(出典) pixta.jp

リフレクションは、過去を振り返ることで自分を知り、これからの行動に役立てるための手法です。さまざまなフレームワークがあり、デジタルツールも提供されているため、気軽に始められます。

定期的にリフレクションを行うことで、物事の改善点やより良い方向性が見つかり、自らの成長にもつながるはずです。客観的な意識を持ち、振り返った内容を今後に生かしましょう。

構成/編集部

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