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A4サイズの半分は?A版とB版の違いをわかりやすく解説

2025.12.26

紙のサイズにはさまざまな種類があるが、最も一般的なのが「A版」と「B版」である。特にA4サイズは、コピー用紙やプリント用紙として広く使われているが、その半分のサイズであるA5も手帳やノートに採用されることが多い。そのため、どちらのサイズも日常的に目にする機会が多いだろう。

また、本記事では、A4とA5のサイズを比較しながら、A版とB版の違いを詳しく解説する。

B4サイズの寸法(cm)とA4サイズ

B4サイズもA4サイズと並んでよく使用される用紙規格である。特にポスターや雑誌、印刷物に多く採用されている。それぞれのサイズを具体的に確認し、どのような用途で使われることが多いのか紹介する。

■縦・横のA4サイズの寸法まとめ

A4サイズの寸法は、以下の通りである。

・縦:29.7cm
・横:21.0cm

A4サイズは、ビジネスシーンでは最も一般的なサイズであり、プリンターやファックスの用紙として広く利用されている。

■縦・横のA5サイズの寸法まとめ

A5サイズは、A4の半分の大きさである。

・縦:21.0cm
・横:14.8cm

A5サイズは手帳やノート、リーフレットなどに多く使用され、持ち運びしやすいサイズとしても人気がある。

■A版の表記の意味

A版のサイズは、国際標準化機構(ISO)が定めた企画であり、ドイツのDIN企画が元になっている。A0サイズを基準とし、半分に折ることで次のサイズが決まる仕組みである。

例えば、A0(84.1cm×118.9cm)の半分がA1、さらに半分がA3、A4と続いていく。この規則性により、どのサイズも縦横比が同じ(1:√2)であるため、拡大・縮小してもレイアウトが崩れにくいのが特徴である。

■A5サイズの主な用途

A5サイズはコンパクトで持ち運びがしやすいため、さまざまな用途で活用されている。

・手帳やノート

A5サイズの手帳やノートは、情報を整理しやすく持ち歩きに適したサイズである。ビジネスシーンでも活用されることが多く、スケジュール管理やアイデアメモとして人気がある。

・冊子やパンフレット

企業のパンフレットや商品カタログ、学校案内などにA5サイズが使われることが多い。適度な大きさで情報を読みやすく、持ち帰りやすいのが特徴。

・教科書や参考書

一部の教科書や参考書でもA5サイズが採用されることがある。コンパクトながら十分な情報量を確保できるため、持ち運びに便利である。

・リーフレットやチラシ

折りたたみ式のリーフレットやチラシにもA5サイズがよく利用される。配布しやすく、臭のyにも便利なため、イベント案内や観光情報などに適している。

・同人誌や小冊子

同人誌や小冊子などの印刷物にもA5サイズは人気がある。特に、コミックやエッセイなど、手に取りやすいサイズ感が求められる場に適している。

A版とB版の比較一覧

A版とB版には、それぞれ異なる用途と規格がある。一般的にA版は国際規格として広く使われ、B版は日本独自の規格として雑誌や書籍などに多く採用されている。

■A版の一覧

A版のサイズ一覧は、次のとおりである。

A0サイズ:84.1 cm × 118.9 cm
A1サイズ:59.4 cm × 84.1 cm
A2サイズ:42.0 cm × 59.4 cm
A3サイズ:29.7 cm × 42.0 cm
A4サイズ:21.0 cm × 29.7 cm
A5サイズ:14.8 cm × 21.0 cm
A6サイズ:10.5 cm × 14.8 cm
A7サイズ:7.4 cm × 10.5 cm
A8サイズ:5.2 cm × 7.4 cm
A9サイズ:3.7 cm × 5.2 cm
A10サイズ:2.6 cm × 3.7 cm

■B版の一覧

B版のサイズ一覧は、次のとおりである。

B0サイズ:103.0 cm × 145.6 cm
B1サイズ:72.8 cm × 103.0 cm
B2サイズ:51.5 cm × 72.8 cm
B3サイズ:36.4 cm × 51.5 cm
B4サイズ:25.7 cm × 36.4 cm
B5サイズ:18.2 cm × 25.7 cm
B6サイズ:12.8 cm × 18.2 cm
B7サイズ:9.1 cm × 12.8 cm
B8サイズ:6.4 cm × 9.1 cm
B9サイズ:4.5 cm × 6.4 cm
B10サイズ:3.2 cm × 4.5 cm

印刷でA5サイズを用いるメリット

ここでは、印刷でA5サイズを用いるメリットを紹介する。

■コンパクトで持ち運びやすい

A5サイズはA4サイズの半分の大きさであり、バッグやポケットに収納しやすく、イベントや展示会などでの配布に適している。

■コストパフォーマンスが高い

A5サイズはA4サイズの用紙を半分にして印刷できるため、用紙コストの削減につながる。さらに、小さめのサイズは配送や保管にも便利で、総合的なコスト削減が可能である。

■視認性と情報量のバランスが良い

A5サイズはコンパクトながらも、見やすさと情報量のバランスが取れている。見開きで十分な情報を掲載でき、適切な文字サイズや画像配置が可能である。

■環境負荷の軽減

A5サイズはA4サイズと比べて紙の使用量が少なく、エコフレンドリーな選択肢となる。環境への配慮を重視する企業や団体にとってメリットが大きい。

■デザインの柔軟性が高い

限られたスペースで効果的に情報を伝えることが求められるため、A5サイズの印刷物は無駄の少ないレイアウトが可能になり、視覚的にもすっきりとしたデザインを実現できる。

このように、A5サイズは実用性とコストパフォーマンスに優れた印刷フォーマットであり、ビジネスや販促活動において有効な選択肢となるだろう。

A4サイズを半分にしてA5で印刷するコツ

WordでA4サイズの用紙を半分にしてA5サイズで印刷する際に、必要な設定について解説する。

  1. 袋とじ印刷を活用

ソフトで印刷設定を「袋とじ」に変更することで、A4サイズの用紙の上下に同じ内容を印刷できる。

「レイアウト」タブで「余白」から「ユーザー設定の余白」をクリックする。そのあと、「印刷の形式」を「袋とじ」に変更する。

  1. 余白を均等に設定

「余白」の「外側」と「内側」を同じ値に設定する。ここで、手動で同じ値を入れて入れても良いし、「狭い」などの上下左右の余白が一致する「余白」を選んでも良い。

  1. 印刷画面でページ指定を変更

「ファイル」タブから「印刷」をクリックする。印刷画面で「設定」の「ページ」に”1,1”(半角)を入力し、印刷する。

このようなコツを活用することで、A4サイズを無駄なく活用し、A5サイズでの印刷をスムーズに行うことができるだろう。

まとめ

A4サイズの半分にあたるA5サイズ(21.0cm×14.8cm)は、コンパクトで持ち運びしやすく、手帳やノート、パンフレット、小冊子などの用途で広く活用されている。

また、A版のサイズはA0を基準に半分ずつにすることで成り立っており、どのサイズも縦横比が1:√2で統一されているため、拡大・縮小時にレイアウトが崩れにくいという特徴がある。

A版サイズは、ビジネス文書や印刷物で一般的に使用され、特にA4はコピー用紙や契約書類、A5は携帯性に優れた冊子やメモ帳として活躍する。用途に応じて適切なサイズを選ぶことで、より利便性の高い書類作成や印刷が可能になるだろう。

文/小杉 啓太(こすぎ けいた)

慶應義塾大学理工学部卒業後、コンテンツマーケティング・SEOディレクターなどを経て、株式会社みずかげ製作を創業。現在はWebシステムの開発業務を行いつつ、ライターやコンテンツSEOの運用支援も幅広く手掛けている。

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