折りたたみスマホは、携帯性に優れた縦折型と大画面の横折型があり、薄型化が進んでいます。かつては高価なモデルが主流でしたが、数万円の入門機も増えて、選択肢が豊かになっています。そこで、2026年に買える折りたたみスマホをラインアップ。お好きなモデルを選ぶガイドになるはずです。
目次
スマホといえば、iPhoneに代表されるように、板状(スレート状)のデザインが一般的でしたが、近年は「折りたたみスマホ」と呼ばれる、ディスプレイを折りたたむデザインを採用したモデルが続々と登場しています。
これまで折りたたみスマホを使ってこなかった人にとっては、折り目部分の耐久性や、折りたたむメリットが気になるポイントでしょう。
本記事では、そんな折りたたみスマホの特徴や、現在日本で購入できるモデルについて紹介していきます。
折りたたみスマホの特徴
まずは、折りたたみスマホの特徴について紹介していきます。
■折りたたみ方向の違う2つのデザインがある! それぞれのメリットは?
折りたたみスマホには、大きく分けると、縦折タイプ(フォールド型)、横折タイプ(フリップ型)があります。
縦折タイプ
縦折タイプは、一般的なサイズ感のスマホを縦に折りたたむことで、携帯性を向上させた製品です。多くは、胸ポケットなどにもすっぽりと収まるサイズになっています。

折りたたんだ状態でも、通知やウィジェットの確認ができる、サブディスプレイが搭載されているものが多くなっています。

横折タイプ
一方、横折タイプは、一般的なスマホを2つ繋げたような、大画面ディスプレイを搭載したデザイン。

折りたたんでいるときは普通のスマホ、開くとタブレットのように使えます。

また、専用のタッチペンでの操作に対応したモデルもあるので、動画やゲームを楽しむだけでなく、PDFファイルに手書き入力するといった使い方もできます。
■折りたたみスマホの耐久性は? 近年のモデルは防水防塵にも対応
折りたたみスマホを買う前に懸念するポイントとして挙げられるのが、耐久性でしょう。ディスプレイを折りたたむため、折り目部分にヒビが入るといった故障の可能性も、否定できません。
2025年に発売されたGalaxy Z Fold7はIPX8とIP4Xの防水・防じん性能、Google Pixel 10 Pro FoldはIP68 準拠の防水・防じん性能を持ちます。普段使いであれば、そこまで慎重になる必要はないでしょう。
もちろん、折りたたむためのヒンジや、サブディスプレイといったパーツがあるため、一般的なスマホよりも故障しやすい、というより故障する可能性のある箇所が多いのは事実です。
ちなみに筆者は、Galaxy Z Flip5を約1年間使用しましたが、故障や折り目部分の劣化は感じませんでした。
■折りたたみならではの厚さや重さは?
ディスプレイを折りたたむという性質上、どうしても端末の重さや厚さが増してしまいますが、閉じた状態でも、Galaxy Z Fold7は8.9mm、Google Pixel 10 Pro Foldは10.8mm、縦折タイプのGalaxy Z Flip7は13.7mmと、かなり薄型化が進んでいます。

ちなみに、iPhone 17は7.95mm。iPhone 17 Pro Maxは8.75mmとなっており、横折タイプのGalaxy Z Fold7とあまり変わらない厚みです。
また、横折タイプのGalaxy Z Fold7が215g、Google Pixel 10 Pro Foldが258gとなっており、展開すると画面サイズがタブレットに近いサイズ(Galaxy Z Fold7、Google Pixel 10 Pro Fold共に8インチ)と考えれば軽量です。
参考までに、iPhone 17は177g。iPhone 17 Pro Maxは233gとなっており、Galaxy Z Fold7の軽量・薄型が際立ちます。
一方、縦折タイプのGalaxy Z Flip7は188g。折りたたみ機構が内蔵されていることを考えると、iPhone 17の177gと比較し得る、かなりの軽量になっています。
折りたたみスマホは、技術的にまだまだ発展途上ということもあり、年々薄型化、軽量化が進んでいます。厚さや重さが気になるという人は、新しいモデルの購入がおすすめです。
■折りたたみスマホのデメリットはある?
折りたたみスマホのデメリットとしてまず考えられるのが、販売価格でしょう。特に横折タイプは、タブレットクラスの大画面に加え、外側にもディスプレイを搭載していることもあり、30万円超えの端末も見受けられます。
また、横折タイプの場合、開いたディスプレイの画面比率が正方形に近いモデルが多いため、アプリが全画面表示に対応していないことがあります。
ただし、折りたたみスマホの利用するOSがAndroid 16に置き換わっていけば、端末サイズに合わせた画面表示の標準化が進み、今後は使い勝手の向上が期待できるでしょう。
そのほか、上述した故障のリスクや、厚さ、重さも、人によってはデメリットとなり得るのでご注意ください。
いま日本で買える折りたたみスマホの種類と価格は?
ここからは、執筆時点(2025年1月下旬)で、日本国内で購入できる折りたたみスマホの機種と、それぞれの価格について紹介していきます。
なお、価格はメーカー公式オンラインストアのものとなります。
■サムスンのGalaxyシリーズは縦折、横折の両方がラインアップ
折りたたみスマホの代名詞的存在なのが、サムスンのGalaxy Zシリーズ。2025年には、第7世代となる「Galaxy Z Fold7」「Galaxy Z Flip7」が発売されています。


Galaxy Z Fold7は、メインディスプレイが8インチ、サブディスプレイが6.5インチとなっており、折りたたんだ状態では、幅72.8mmの縦長デザインになるのが特徴。
光学3倍と光学相当2倍の望遠カメラを搭載し、専用ペン(Sペン)での手書き入力にも対応しています。販売価格は、256GBモデルが26万5750円、512GBモデルが28万3750円、1TBモデルが32万9320円です。
Galaxy Z Flip7は、メインディスプレイが6.9インチ、サブディスプレイが4.1インチ。折りたたんだ状態でもチャットの返信などに対応しており、携帯性と操作性に優れた製品です。256GBモデルが15万9800円、512GBモデルが17万7700円と、一般的なハイエンドスマホとほぼ変わらない価格も特徴でしょう。
両モデルとも、Galaxy AIに対応しており、写真の編集機能や「かこって検索」といったユニークな機能が搭載されています。
【参照】Galaxy Z Fold7
■Googleの折りたたみスマホ
2025年10月に発売されたGoogleの折りたたみスマホであるGoogle Pixel 10 Pro Foldは、開いた状態で約8インチ、折った状態で約6.4インチとなります。

厚さについては、開くと約5.2mm、折った状態では約10.8mmとなります。搭載チップセットは、Google自社開発のGoogle Tensor G5です。
Pixelシリーズの特徴でもあるAI機能も利用可能。256GBモデルが26万7500円、512GBモデルが28万7500円です。
■大画面ディスプレイが気軽に持ち運べるモトローラの折りたたみスマホ
モトローラの折りたたみスマホ「motorola razr 60」「motorola razr 60 ultra」、「motorola razr 50」「motorola razr 50 ultra」は、いずれも縦折タイプとなっています。
「motorola razr 60」
motorola razr 60は2025年10月より発売されました。

MediaTek Dimensity 7400Xプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約6.9インチ、アウトディスプレイ:約3.6インチです。
サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約171.30×73.99mm×7.25mm(最薄部)、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約88.08×73.99×15.85mm、重さ約188g。メモリ(RAM):12GBです。
価格は512GBモデルで13万5800円となっています。
【参考】motorola razr 60
「motorola razr 60 ultra」
motorola razr 60 ultraは2025年12月より発売された、モトローラの折りたたみスマホ、motorola razrシリーズの最上位機種。

Snapdragon 8 Elite Mobileプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約7インチ、アウトディスプレイ:約4インチです。
サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約171.48×73.99mm×7.19mm(最薄部)、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約88.12×73.99×15.69mm、重さ約199g。メモリ(RAM):16GBです。
価格は512GBモデルで19万9800円となっています。
motorola razr 60と60 Ultraが2025年発売モデルなのに対して、「motorola razr 50」と「motorola razr 50 ultra」は、2024年発売のモデルと1世代前のモデルですが、60/60 ultraと併売されます。
「motorola razr 50」
motorola razr 50は2024年9月より発売されたモデル。

MediaTek Dimensity 7300Xプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約6.9インチ、アウトディスプレイ:約3.6インチです。サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約171.30×73.99×7.25mm(最薄部)、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約88.08×73.99×15.85mm、重さ約188g。メモリ(RAM):12GBです。
価格は512GBモデルで13万5800円となっています。
【参考】motorola razr 50
「motorola razr 50 ultra」
motorola razr 50 ultraは2024年12月に発売されたモデル。

Snapdragon 8s Gen 3 Mobileプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約6.9インチ、アウトディスプレイ:約4.0インチです。サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約171.42×73.99×7.09mm(最薄部)、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約88.09×73.99×15.32mm、重さ約189g。メモリ(RAM):12GBです。
価格は512GBモデルで17万8800円となっています。
■折りたたみスマホに価格破壊を起こしたZTE「Libero Flip」
2024年2月に発売され、当時の価格は6万3000円でした。
そして、新規もしくはMNPでY!mobileの料金プラン「シンプル2 M」「シンプル2 L」のいずれかに加入すると、機種代金が割引されて3万9800円となり、折りたたみスマホの価格破壊を起こしたのが、ZTEの「Libero Flip」です。

メインディスプレイは約6.9インチ、サブディスプレイは円形で約1.43インチとなります。サブディスプレイでは通知確認のほか、カメラ、レコーダー、タイマーといったウィジェットの操作ができます。
ミドルレンジスマホながら、4310mAhのバッテリーやおサイフケータイ機能を搭載しているので、折りたたみスマホデビューにおすすめの製品です。
【参照】ZTE Libero Flip
■折りたたみスマホの価格破壊は止まらない!「nubia」
nubiaは「個性と革新を次世代へ」をテーマに、若い世代に向けた個性とライフスタイルを重視した、ZTEのスマホブランドです。
同ブランドでは、折りたたみスマホを横折と縦折タイプでラインアップします。低価格戦略を採用しているので、気軽に折りたたみスマホを利用したいユーザーから人気を集めています。
「nubia Fold」
nubia Foldは2025年12月にY!mobileで発売されたモデル。

Snapdragon 8 Elite Mobileプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約8インチ、アウトディスプレイ:約6.5インチです。サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約160×144×5.4mm、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約160×73×11.1mm、重さ約249g。メモリ(RAM):12GBです。
Y!mobileでの端末代金は、256GBモデルで17万8560円となっていますが、他社からの乗り換えで「新トクするサポート(A)」を利用し、48回払いで25か月目に機種変更する場合、6万7680円となります。
【参考】nubia Fold|スマートフォン|製品|Y!mobile
「nubia Flip 3」
nubia Flip 3は2026年1月にY!mobileで発売されたモデル。

MediaTek Dimensity 7400Xプロセッサを搭載。メインディスプレイ:約6.9インチ、アウトディスプレイ:約4.0インチです。サイズは、オープン時(縦×幅×厚さ):約76×170×7.5mm、折りたたみ時:(縦×幅×厚さ)約76×87×15.9mm、重さ約187g。メモリ(RAM):6GBです。
Y!mobileでの端末代金は、128GBモデルで8万7120円となっていますが、他社からの乗り換えで「新トクするサポート(A)」を利用し、48回払いで25か月目に機種変更する場合、1万9800円となります。
折りたたみスマホでよくある質問【FAQ】
■Q.折りたたみスマホにはどのようなデザインの種類がありますか?
A.大きく分けて「縦折タイプ(フリップ型)」と「横折タイプ(フォールド型)」の2種類があります。
縦折タイプ:一般的なスマホを縦に折ることでコンパクトになり、携帯性に優れています。
横折タイプ:一般的なスマホを2台つなげたようなデザインで、開くとタブレットのような大画面で利用できます。
■Q.画面の折り目部分などの耐久性は問題ありませんか?
A.故障のリスクがゼロではありませんが、近年のモデルは耐久性が向上しています。2025年モデルの「Galaxy Z Fold7」や「Google Pixel 10 Pro Fold」などは、防水・防塵性能を備えています。
■Q.折りたたみスマホは重くて厚いイメージがありますが、実際はどうですか?
A.技術の進歩により薄型化・軽量化が進んでいます。例えば「Galaxy Z Fold7」の厚さは8.9mm、重さは215gとなっており、これは「iPhone 17 Pro Max」の数値と比較しても、遜色のない設計となっています。
■Q.折りたたみスマホならではの便利な使い方はありますか?
A.タイプごとに以下のようなメリットがあります。
縦折タイプ:折りたたんだ状態の「サブディスプレイ」で、通知やウィジェットを素早く確認できます。
横折タイプ:大画面を活かして動画やゲームを楽しめるほか、専用タッチペンでPDFに手書き入力するといったタブレットのような使い方が可能です。
■Q.購入前に知っておくべきデメリットはありますか?
A.主なデメリットは以下の通りです。
価格:横折タイプには30万円を超える高価なモデルがあります。
アプリ表示:横折タイプの大画面(正方形に近い比率)に、一部のアプリが全画面表示で対応していない場合があります。
構造上のリスク:一般的なスマホに比べ、ヒンジなどのパーツが多いため故障の可能性のある箇所は多くなります。
■Q.初めてでも購入しやすい低価格なモデルはありますか?
A.はい。
価格を抑えたモデルも登場しています。 「ZTE Libero Flip」や「nubia Flip 3」などは、乗り換え時の割引などを利用することで数万円台から購入できるケースがあり、折りたたみスマホデビューにおすすめの製品となっています。
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※当記事に掲載している価格などのデータは2026年1月下旬時点での記事公開時のものです。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦







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