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森永製菓のサステナビリティ活動「1チョコ for 1スマイル」が池袋サンシャインシティとコラボした理由

2025.02.05

森永チョコレートコラボメニューをサンシャインシティで提供、カカオ生産国の子どもたちを支援

ウェルビーイング経営では、社員や消費者の健康や幸せを考えた取り組みが行われるが、「自社商品やサービス開発に携わる相手」のウェルビーイングまで見すえた活動を行う企業もある。

森永製菓株式会社が取り組む『1チョコ for 1スマイル』

「ダース」や「小枝」などのお菓子を販売する食品メーカーの森永製菓株式会社は、2008年から、会社全体のサステナビリティ活動として『1チョコ for 1スマイル』というプロジェクトを行っている。チョコレートの原料であるカカオ生産国を、支援パートナーであるNGOを通して支援するもの。年間を通しての寄付や、森永チョコレート等の商品を購入することで消費者も寄付に貢献できる特別期間を設けている。これまでにガーナ、インドネシア、フィリピン、グアテマラ、エクアドル、カメルーンの6か国を支援してきた。寄付金額は約3億2000万円にのぼる。

→森永製菓『1チョコ for 1スマイル』についてはこちらもチェック。

森永製菓が〝会社ごと〟として取り組む活動「1チョコ for 1スマイル」とは?

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『1チョコ for 1スマイル』特別期間の対象商品

2025年の特別期間もすでにスタートしており、1月4日から2月14日までに「ダース」「小枝」「カレ・ド・ショコラ」「ミルクココア」「カカオの力チョコレート」「板チョコアイス」「パキシエル」などの対象商品を購入すると、売上げ1個に対し1円が寄付される。また1月31日からは『1チョコ for 1スマイル』と東京・豊島区池袋のサンシャインシティが協同し、サンシャインシティ内の専門店街アルパやスカイレストラン、展望台内の飲食店など計17店舗で、森永チョコレートコラボメニューを提供。コラボメニュー1食につき、10円がカカオ生産国の子どもたちへ寄付される。

『1チョコ for 1スマイル』とサンシャインシティの飲食店17店舗のコラボメニュー

コラボメニューは、森永製菓の「ダース」「小枝」「カレ・ド・ショコラ」「ミルクココア」を使用したオリジナルメニュー。例えば中華料理の『萬力屋』では、担々麺に「小枝」をトッピングした『森永の小枝 ショコラ担々麺』を提供。

『萬力屋』の『森永の小枝 ショコラ担々麺』

また『茶鍋カフェ・カグラザカサリョウ』では、たっぷりのいちごと「ダース」、オリジナルのクマのクッキーがのった『和紅茶香る森永ダースのいちごパフェ』を限定10食で提供する。

『茶鍋カフェ・カグラザカサリョウ』の『和紅茶香る森永ダースのいちごパフェ』

タルトなどで有名な『ラ・メゾン アンソレイユターブル』では、「カレ・ド・ショコラ」を使用した『ローズショコラベリー』、チーズドリア専門店の『CHEESE&DORIA.sweets』では、「ミルクココア」を使用した『森永ミルクココアのレアチーズケーキ』をいただくことができる。

サンシャインシティ『Sunshine City FAMILY project』と協同し『絵本のひろば』で情報発信も

『絵本のひろば』ではフォトスポットや展示も

また期間中は「サンシャインシティ 絵本の森」ともコラボ。専門店街アルパ1Fの子ども優先エリア『絵本のひろば』では、「ダース」と一緒に写真が撮影できるフォトスポットや、カカオのサンプルを設置。絵本専門士による絵本の読み聞かせ会の開催や、チョコレートやカカオについて楽しく学ぶことができるパネルなどを展示する。スマートフォンからアンケートに答えると「ダース」がもらえる企画や、児童労働問題をテーマにした谷川俊太郎さんの詩『そのこ』など、チョコレートにかかわる絵本の読み聞かせも行う。

児童労働問題についても知ることができる

森永製菓コーポレートコミュニケーション部・部長の岡本奈津子氏は、『1チョコ for 1スマイル』を「単なる社会貢献ではなく、カカオを使ってビジネスをする企業としてのサステナビリティへの取り組み」と語る。「単に利益の一部を寄付するという事ではなく、お客様さま参加型ということを大切にして参りました。特別期間やコラボレーションを通して、より多くのお客さまに当社の取り組み、カカオ産地の抱える課題について知っていただき、気軽に参加をしていただけるような機会が作れないかという事で、今回は非常に発信力のあるサンシャインシティの皆様のお力をお借りできないかとご相談をしました」と、サンシャインシティとの協同について説明した。

森永製菓の岡本奈津子氏、渡辺啓太氏、サンシャインシティの中村壽彦氏、駒村友香氏(左から)

サンシャインシティは、展望台や水族館、ショッピングセンター、オフィス、劇場などのさまざまな施設で構成された大規模な複合施設。2025年で開業47年を迎える。年間を通してさまざまなイベントを開催し、飲食店は和・洋・中、カフェなど約70店舗を展開している。株式会社サンシャインシティS・C事業部の駒村友香氏は、「サンシャインシティはファミリーに寄り添い、ファミリー層が心地良く楽しく安心して過ごせる場所を提供しています。ファミリーの日常に貢献する『Sunshine City FAMILY project』を立ち上げ、屋外イベントを通して子どもたちが全力で遊べる場の提供や、まだ着ることができる子ども服の寄付を募り、必要とするご家庭にお届けするプロジェクトなども実施しております」と説明。「『Sunshine City FAMILY project』は未来の子どもたちに向けた取り組みであり、『1チョコ for 1スマイル』とも親和性が高いものと考えております」と語った。

『絵本のひろば』では自由に絵本を読むことができる

これまで取り組んできた「絵本の森」については、「館内に自由に読める絵本棚を設置し、プロによる読み聞かせ会や、ご家庭で不要になった絵本を回収し消毒の上、無料で配布するイベントなども実施しております。楽しく絵本に触れながら、新たな好奇心が芽生えるような機会を提供しております」と説明。

カカオの実のサンプルも展示されている

「今回のコラボレーションでは、1階の『絵本のひろば』を拠点とし、フォトスポットやカカオサンプルの設置の他、絵本専門家による絵本の読み聞かせ会を開催します。『1チョコ for 1スマイル』やチョコレートについて楽しく学びを深めていただければと考えております」と語った。

『1チョコ for 1スマイル』は物質的支援だけでなく『仕組みづくり』を提供する

今回のコラボについて語る渡辺氏と駒村氏(左から)

2023年11月にカカオ生産国のガーナを訪問した森永製菓コーポレートコミュニケーション部・広報グループの渡辺啓太氏は、「今回現地に行って、『1チョコ for 1スマイル』の取り組みの意義を感じたことがありました。『1チョコ for 1スマイル』は、ただ『文房具などをあげて終わり』『教室作って終わり』ではなく、その地域の親御さんたちで給食を提供する仕組みを作ったり、児童労働問題でいうと地域コミュニティの大人たちが自分たちで手を上げてボランティアで『児童労働をしてはいけませんよ』と声掛けをする仕組みを作っています。我々の支援がなくなったとしても、児童労働がなくても、『その支援地域が継続的に生活できるような仕組みづくり』に貢献できているというところが、すごく大切だなと思いました」と振り返った。

サンシャインシティとのコラボについて、「サンシャインシティさまは10代から30代の女性の方も多いということ、またファミリーの方も多いと伺っております。ファミリー層が多く、池袋という場所柄、お買い物にいらっしゃる方も多い。今回は飲食店だけでなく『絵本のひろば』ともコラボしていますので、飲食店を利用しない方にも通りすがりに興味を持っていただき、サステナブルな消費の選択肢を広げられたらと思っています」と語った。

“サステナブルな消費”を呼びかける

岡本氏も、「今回のコラボをきっかけに、参加されたお客さまがチョコを買う時に『1チョコ for 1スマイル』を通じて知ったことを思い出していただき、ご家族や友人の方に情報をシェアしていただいて、サステナブルな消費行動を選択するような人になっていただけたらうれしく思っております」と、取り組みの意義を語った。

食や絵本を通して、単なる「寄付」ではなく“サステナブルな消費”について呼びかける森永製菓とサンシャインシティ。普段の買い物のちょっとした選択が、世界全体のウェルビーイングにつながるのかもしれない。コラボメニューと『絵本のひろば』での展示は、2月14日まで。

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