小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「スポットワーク」の平均収入は月額2.8万円、従事したことがある仕事内容TOP3は?

2025.02.05

情報通信技術の進展等により、短期間や単発の仕事を受発注する、いわゆる「スポットワーク(※)」「スキマバイト」等といった働き方が増加している。

※この調査において、「スポットワーク」とは短時間・単発で雇用され働く就業形態を指す。

そこで、日本労働組合総連合会は、スポットワークに関する実態を把握するために、「スポットワークに関する調査2025」をインターネットリサーチにより2024年12月2日~12月4日の3日間で実施。

15歳以上のスポットワークで働いている人またはスポットワークで働いたことがある人1,000名の有効サンプルを集計したので、注目のポイントをピックアップしてお伝えしよう(調査協力機関:ネットエイジア。

利用しているスポットワークサービスの数 平均は1.6個、10代では1.9個

まず、全回答者に、スポットワークで働こうと思った理由を聞いたところ、「生活のために収入を得たいから」(27.1%)が最も高くなり、「空いている時間を有効活用したいから」(24.5%)、「賃金がすぐに受け取れるから」(18.4%)、「自分に合う仕事か確認したいから」(14.7%)、「場所や時間にとらわれずに自由に働きたいから」(14.2%)が続いた。

世代別にみると、10代では「面接などがなく簡単に働けるから」(18.0%)と「様々な仕事にチャレンジしたいから」(18.5%)、40代では「空いている時間を有効活用したいから」(30.5%)が全体と比べて5ポイント以上高くなっている。

全回答者に、スポットワークサービスをいくつ利用しているか(利用していたか)聞いたところ、「1個」は67.8%、「2個」は15.5%、「3個」は10.3%、「4個」は3.2%、「5個」は1.2%、「6個以上」は2.0%となり、スポットワークサービス利用数の平均は1.6個という結果に。

世代別にみると、スポットワークサービス利用数の平均は、10代1.9個、20代1.8個、30代1.7個、40代1.3個、50代以上1.4個と、若い世代ほど多くなる傾向がみられた。

全回答者に、スポットワークの求人に応募する際に、「雇用契約」「業務委託契約」といった契約形態について確認しているか(していたか)聞いたところ、「確認している(していた)」は60.6%、「確認していない(していなかった)」は39.4%となった。

世代別にみると、「確認していない(していなかった)」と回答した人の割合は、上の世代ほど高くなる傾向がみられ、50代以上では53.0%と半数を超えている。

スポットワークの求人に応募する際に、契約形態について確認している(していた)人(606名)に、スポットワークで応募している(していた)仕事の契約形態を聞いたところ、「雇用契約のみ」は59.2%、「雇用契約と業務委託契約の両方」は25.9%、「その他」は0.3%、「わからない」は14.5%となった。

スポットワークで従事したことがある仕事の内容1位は「倉庫作業員」

全回答者に、スポットワークで従事したことがある仕事の内容を聞いたところ、「倉庫作業員(梱包・ピッキング・仕分け・検品や搬出入作業など)」(27.5%)が最多に。

「飲食店スタッフ(ホール・キッチン・洗い場など)」(21.0%)、「イベントスタッフ(会場設営、チラシ配布、誘導など)」(17.2%)、「スーパー・コンビニ店員(品出し、接客、レジ業務など)」(16.5%)、「オフィスワークスタッフ(データ入力、電話対応など)」(13.0%)が続いた。

世代別にみると、10代では「飲食店スタッフ(ホール・キッチン・洗い場など)」(34.5%)が最も高く、次いで「スーパー・コンビニ店員(品出し、接客、レジ業務など)」(26.0%)となった。

また、20代では「配送スタッフ(フードデリバリーや荷物配達など)」(16.5%)、30代では「倉庫作業員(梱包・ピッキング・仕分け・検品や搬出入作業など)」(33.5%)と「医療機関スタッフ(医師、看護師、医療事務など)」(17.0%)がそれぞれ全体と比べて5ポイント以上高くなっている。

スポットワークを行う頻度、「週に1回以上」は37.1%!一度の労働時間平均は3.5時間

全回答者に、どのくらいの頻度でスポットワークを行っているか(行っていたか)聞いたところ、「月に1回以下」が42.7%と最も高くなり、「月に2~3回程度」は20.2%、「週に1回程度」は15.1%、「週に2~3回程度」は11.9%、「週に4~5回程度」は6.7%、「ほぼ毎日」は3.4%。また、『週1日以上(計)(※)』は37.1%であった。

世代別にみると、「月に1回以下」と回答した人の割合は、40代(55.0%)と50代以上(57.5%)では半数を超えた。また、『週1日以上(計)』と回答した人の割合は10代(44.5%)と20代(41.5%)で高くなっている。

スポットワークサービス利用数別にみると、『週1日以上(計)』と回答した人の割合は、スポットワークサービスを2つ利用している人では47.1%、3つ利用している人では71.8%、4つ以上利用している人では86.1%となり、利用しているスポットワークサービス数が多い人ほど、スポットワークを行う頻度も高いことがうかがえる結果に。

※「週に1回程度」「週に2~3回程度」「週に4~5回程度」「ほぼ毎日」の合計

全回答者に、一度のスポットワークでは、どのくらいの時間働くことが多いか(多かったか)聞いたところ、「1時間未満」(18.8%)や「3時間~4時間未満」(16.8%)、「2時間~3時間未満」(15.9%)との回答が多くなり、平均は3.5時間となった。

また、同じ日に複数のスポットワークを行ったことがあるか聞いたところ、行ったことがある人の割合は24.8%。男女別にみると、行ったことがある人の割合は、女性20.2%、男性29.4%と、女性と比べて男性のほうが9.2ポイント高くなっている。

世代別にみると、行ったことがある人の割合は10代47.0%、20代28.0%、30代25.5%、40代14.0%、50代以上9.5%と、若い世代ほど高い傾向がみられた。

同じ日に「複数のスポットワーク」または「本業とスポットワーク」を行ったことがある人(476名)に、同じ日に複数の仕事(「複数のスポットワーク」または「本業とスポットワーク」)を行う(行った)際、合計でどのくらいの時間働くことが多いか(多かったか)質問。

「3時間未満」(27.1%)や「3時間~4時間未満」(19.3%)、「4時間~5時間未満」(14.7%)、「5時間~6時間未満」(10.7%)、「6時間~7時間未満」(8.0%)との回答が多くなり、平均は4.9時間。また、『8時間以上(計)(※)』は15.3%であった。

※「8時間~9時間未満」「9時間~10時間未満」「10時間~11時間未満」「11時間~12時間未満」「12時間以上」の合計

複数の仕事を行った際の労働時間数について、スポットワークサービス利用数別にみると、平均は、スポットワークサービスを1つ利用している人では4.6時間、2つ利用している人では4.8時間、3つ利用している人では5.2時間、4つ以上利用している人では6.2時間と、スポットワークサービス利用数が多いほど長くなる傾向がみられた。

4つ以上利用している人のうち12時間以上働くと回答する人は13.0%と、他と比較して高い結果に。

スポットワークにおいて、1ヶ月平均でどの程度収入を得ているか(得ていたか)聞いたところ、「5千円未満」(22.6%)、「5千円~1万円未満」(15.6%)、「1万円~2万円未満」(15.0%)などの回答が多くなり、平均は2.8万円であった。

スポットワークで働いている際に経験した仕事上のトラブル1位「仕事内容が求人情報と違った」2位「業務に関して十分な指示や教育がなかった」

全回答者に、スポットワークで働いている際に仕事上のトラブルを経験することはあるか(あったか)聞いたところ、「トラブルを経験している(経験した)」は46.8%、「トラブルを経験していない(経験しなかった)」は53.2%と、半数近くの人にトラブル経験があることが明らかに。

スポットワークで働いている際に仕事上のトラブルを経験した人(468名)に、その内容を聞いたところ、「仕事内容が求人情報と違った」(19.2%)が最も高くなった。

次いで高くなったのは、「業務に関して十分な指示や教育がなかった」(17.7%)、「一方的にスポットワークサービスの利用を停止・制限された」(16.9%)、「労働条件(賃金や労働時間等)が求人情報と違った」(16.5%)、「同じ職場の他の労働者と労働条件が違う」(16.0%)。

世代別にみると、20代と30代では「一方的にスポットワークサービスの利用を停止・制限された」(順に17.9%、24.1%)、40代では「業務に関して十分な指示や教育がなかった」(22.4%)が1位となっている。

スポットワークで働いている際に仕事上のトラブルを経験した人(468名)に、仕事上のトラブルを経験した際、誰に相談をしたか聞いたところ、「労働組合やNPOなどの相談窓口」(22.4%)が最も高くなり、「家族や友人」(22.0%)、「スポットワークアプリ事業者」(21.8%)、「就業先の相談窓口や社員」(20.7%)が続く。また、「誰にも相談しなかった」は19.2%であった。

男女別にみると、女性では「家族や友人」(29.0%)が1位に。また、「誰にも相談しなかった」は女性では23.0%と、男性(16.4%)と比べて6.6ポイント高くなっている。

世代別にみると、「誰にも相談しなかった」は上の世代ほど高い傾向がみられ、40代では34.3%、50代以上では39.3%であった。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。