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人事部に届いた社員の「やらかし報告」TOP3、3位社内システムの不正アクセス、2位重要な書類やデータの紛失、1位は?

2025.01.27

仕事をしていれば、避けて通れない「やらかし(=業務上の重大なミスや問題行為)」。羊羹の菓子折りを持って謝罪に向かった経験がある人も多いだろう。そんなとき、会社の人事部ではどのように対応することが多いのだろう。

ソルナは、従業員数300名以上の企業に勤める人事担当者100名を対象に、やらかし社員への人事部対応における実態調査を実施したので、結果をお伝えしよう。

人事部が受けた社員の“やらかし”報告、月1回以上が約7割!

「Q1.あなたは、過去1年間に社員の「やらかし」について報告を受けたことがありますか。」(n=100)と質問したところ、「はい」が62.0%、「いいえ」が38.0%という結果に。

Q1で「はい」と回答した人に、「Q2.報告された「やらかし」の頻度はどの程度ですか。」(n=62)と質問したところ、「週1回以上」が25.8%、「月1回程度」が25.8%、「月に2~3回程度」は14.5%であった。

報告された「やらかし」の内容、第1位「顧客からのクレームにつながる対応ミス」

Q1で「はい」と回答した人に、「Q3.どのような「やらかし」が報告されましたか。(複数回答)」(n=62)と質問したところ、「顧客からのクレームにつながる対応ミス」が37.1%、「重要な書類やデータの紛失・破損」が35.5%、「社内システムの不正アクセス・不正利用」が22.6%となった。

Q1で「はい」と回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、報告された「やらかし」があれば、具体的に教えてください。(自由回答)」(n=62)と質問したところ、「会社のスマホを無くした」や「施設の使用ルール違反」など62の回答を得られたので、一部抜粋して紹介しよう。

<自由回答・一部抜粋>
・会社のスマホを無くした。
・書類などの保管がずさんだった
・注文まちがい。
・制作寸法の誤り。
・入館証紛失。
・施設の使用ルール違反。

社員の「やらかし」への対処、「始末書の提出要求」が42.0%で最多

「Q5.社員の「やらかし」に対して、どのような対処を行いましたか。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「始末書の提出要求」が42.0%、「上長を含めた面談の実施」が23.0%という回答となった。

「Q6.Q5で回答した以外に、実施した対処があれば、具体的に教えてください。(自由回答)」(n=100)と質問したところ、「社有車の使用制限」や「厳重注意」など100の回答が得られた。

<自由回答・一部抜粋>
・社有車の使用制限。
・メモを必須とする。
・担当者間での抜け漏れがあったので、今後は事前に認識合わせ、業務分担の打合せを実施することにしました。
・出社制限。
・厳重注意。
・謹慎1ヶ月。

約8割が、社員の「やらかし」への対応を「人事部門として負担に感じる」と回答、その理由は?

「Q7.社員の「やらかし」に対応する際、人事部門として特に負担に感じることはありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常に負担に感じる」が24.0%、「やや負担に感じる」が52.0%という結果に。

Q7で「非常に負担に感じる」「やや負担に感じる」と回答した人に、「Q8.具体的にどのような点に負担を感じますか。(複数回答)」(n=76)と質問したところ、「対応に膨大な時間と労力がかかる」が48.7%、「社内の各部門との調整が困難」が30.3%、「職場の雰囲気が悪化する」が26.3%となった。

Q7で「非常に負担に感じる」「やや負担に感じる」と回答した人に、「Q9.Q8で回答した以外に、負担に感じる点があれば、具体的に教えてください。(自由回答)」(n=76)と質問したところ、「皆の納得がいく対応が難しい」や「人事考課が難しい」など76の回答を得られたので一部抜粋して紹介しよう。

<自由回答・一部抜粋>
・担当する人の影響力によって結果が変わるので、必ずしも公平な取扱いができないこと。
・皆の納得がいく対応が難しい。
・人の将来に関わるから。
・現場に出向く必要があり、時間以外に飛行機に乗らなければ等遠方だと、経費もかかる。
・役員への報告や調整。
・判断を下したくない。
・人事考課が難しい。

今後強化したい取り組み、「メンタルヘルスケア体制の整備」「採用時の候補者チェック」など

「Q10.社員の「やらかし」への対応において、今後強化したい取り組みはありますか。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「メンタルヘルスケア体制の整備」が31.0%、「採用時の候補者チェック」が28.0%、「管理職向けリスク管理研修の実施」が25.0%という回答となった。

まとめ

今回の調査では、「やらかし社員」への対応が人事部において深刻な負担となっている現状が明らかになった。

頻発する業務上の問題行為に対応するには、膨大な時間や労力がかかり、人事担当者の業務効率にも影響を及ぼしている。

これらの課題を解決するためには、採用時点でリスク要因を事前に把握しておくことが有効だ。採用候補者の人物健全度を調査することが、社風に合った人材の確保に繋がるだろう。

調査概要
調査名称:やらかし社員への人事部対応における実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年11月1日~同年11月5日
有効回答:従業員数300名以上の企業に勤める人事担当者100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
※出典:「ソルナ株式会社」

出典
https://www.soluna.co.jp/

構成/Ara

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