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Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)は、無料で利用できる強力な集客ツール。Google検索結果やGoogleマップに表示される。今回は、Googleアカウントで簡単にスタートできるサービスの使い方を解説する。
目次
2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」へと名称が変更された「Googleマイビジネス」。「Googleマイビジネス」のまま提供されていたスマートフォン向けのアプリも2022年7月をもって正式に終了。現在は「Googleビジネスプロフィール」に一本化し、サービスが提供されている。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)は、Googleが提供する無料のビジネス情報管理ツールである。店舗やサービスをGoogle検索やGoogleマップに表示させることで、顧客との接点を強化できる。この仕組みを活用すれば、地元の顧客や新規顧客を効率的に集客することが可能だ。
本記事では、その基本的な仕組みから具体的な活用法まで詳しく解説する。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)とは
Googleビジネスプロフィールを活用するために、まずはどのようなものかを改めて確認しておこう。
■概要
Googleビジネスプロフィールは、ビジネスの基本情報を登録し、検索エンジンやマップ上で顧客にわかりやすく表示するためのツールである。飲食店、小売店、サービス業など、あらゆる業種のビジネスが対象で、簡単に始められるのが特徴だ。
■表示されるところ
Googleビジネスプロフィールが表示されるのは、Google検索の結果を表示する画面とGoogleマップで近隣地域が表示された画面の2つだ。
・Google検索結果
ビジネスプロフィールに登録された情報は、Google検索の下に表示される。この表示により、顧客が必要な情報を素早く確認でき、集客効果が高まる。
・Googleマップ
Googleマップ上では、店舗の位置やレビューが目立つ形で表示される。特に「近くのレストラン」など、ローカル検索で大きな影響力を持つ。
Googleビジネスプロフィールでできることは?
Googleビジネスプロフィールを活用すれば、ビジネスの魅力を効果的に伝え、顧客とのつながりを深めることができる。以下に主な機能を紹介する。
■ビジネスの基本情報の登録
営業時間、住所、電話番号、ウェブサイトなど、顧客が必要とする基本情報を正確に登録できる。顧客が迷わずにアクセスできるように情報を提供することが可能だ。
■顧客からのレビュー
顧客が投稿したレビューに対して返信できる機能がある。これによってポジティブな印象を与えると同時に、顧客の声を活かした改善も可能となる。
■写真や動画の掲載
店舗の内外観や商品写真、プロモーション動画などを掲載し、ビジュアルで魅力をアピールすることができる。視覚的な情報は、顧客の関心を引きやすい。
■投稿機能を使った最新情報の発信
イベントやセール情報、新商品紹介などを投稿することで、顧客に最新のビジネス情報を届けられる。投稿内容は検索結果にも表示されるため、効果的な集客が期待できる。
■分析データの確認
Googleビジネスプロフィールは、顧客がどのようにビジネスを見つけたか、どの程度のアクセスがあったかを確認できる分析機能を提供する。これにより、戦略的な運用が可能となる。
Googleビジネスプロフィール活用のメリット
Googleビジネスプロフィールを活用することで、ビジネスにさまざまなメリットをもたらす。具体的な例を以下であげていこう。
■ローカル検索での上位表示
Google検索やGoogleマップで上位に表示されやすくなるため、特に地元の顧客に対して強力な集客力を発揮する。
■信頼性の向上
顧客レビューや写真を通じて信頼感を醸成できる。丁寧な返信は顧客に好印象を与え、さらなる信頼を築く助けとなる。
■無料で広告効果を得られる
Googleビジネスプロフィールの利用は無料でありながら、広告に匹敵する効果を得られるため、費用対効果が非常に高い。
■顧客との直接的なやりとり
レビューやQ&A機能を通じて顧客と直接コミュニケーションを取ることで、より良い関係を構築できる。
■競合との差別化
魅力的な写真や投稿内容を通じて、他のビジネスとの差別化を図ることが可能だ。
Googleビジネスプロフィール活用のデメリット
一方で、Googleビジネスプロフィールには注意すべきデメリットも存在する。以下に代表的なものをあげて解説しよう。
■ネガティブなレビューのリスク
誰でもレビューを投稿できるため、不満や誤解に基づくネガティブなレビューが掲載される可能性がある。これに対して適切に対応しないと、ビジネスイメージに悪影響を及ぼす恐れがある。
■継続的な管理が必要
一度登録しただけでは効果を持続できない。定期的な情報更新、レビューへの返信、新しい投稿作成など、継続的な管理が求められる。