必須の反対表現
「ないと困る」という意味の必須と反対の意味の言葉として挙げられるのは、「任意」や「不要」「随意」などです。それぞれの意味や例文を確認しましょう。
■任意
任意は「にんい」と読み、「その人の自由な意思に任せること」を意味します。必須は「ないと困る」という意味をあらわすため、必須の反対表現の1つといえるでしょう。
なお、数学では、「すべての」「特別な選び方をしない」という意味で使用します。
【例文】
- アンケートの回答は任意ですが、ご協力いただけると幸いです
- セミナー後の懇親会へのご参加は任意です
- このオプションサービスは任意で追加できます。ご希望の場合はお知らせください
参考:デジタル大辞泉
■不要
不要は、「必要でないこと」という意味です。「なくても問題ない」あるいは、「あると、むしろ邪魔になる」という意味も含まれます。
【例文】
- この手続きはオンラインで完結するため、来社は不要です
- 既に書類を提出済みの場合、追加の提出は不要です
- 不要になった書類は、シュレッダーにかけておきましょう
参考:デジタル大辞泉
■随意
随意は「ずいい」と読み、「束縛や制限を受けないこと」や「思いのままであること」を指す言葉です。相手に負担を与えず、選択肢を提示したい際に役立つ表現といえるでしょう。「ご随意に」「随意に◯◯する」といった使い方をします。
【例文】
- 業務終了後、随意に退社してください。ただし、進捗管理を忘れないようにお願いします
- 懇親会の参加についてはご随意にお決めいただけます
- 研修への参加は随意ですが、スキル向上を目指す方にはおすすめです
必須の意味を知って正しく使いこなそう
必須は、「欠かせないこと」や「必ず用いるべきこと」を意味する言葉です。「ないと困る」という意味合いで使われることがポイントです。「必須」単体で使うほか、「必須条件」「必須項目」など別の単語と組み合わせて使うケースも多く見られます。
漢字や読みが似ている必至は、「必ずそのことがやってくること」という意味であり、必須とは意味が異なることに注意しましょう。
また、必要は「なくてはならないこと」をあらわし、必須と似た意味であるものの、必須のほうが必要としているニュアンスが強いことが特徴です。
必須の意味や使い方、似ている言葉との違いを理解し、正しく使いこなせるようにしましょう。
構成/橘 真咲