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世界最大面積を誇る奈良県橿原市の無印良品に共創型モデル店舗「橿原書店」が3月1日開業

2025.01.24

日販グループホールディングスおよび、日本出版販売(略称:日販)は、〝世界最大面積の無印良品〟としてイオンモール橿原(奈良県橿原市)に移転リニューアルオープンする「無印良品 イオンモール橿原」内に、書店と無印良品をシームレスに繋ぐ共創型モデル店舗として、日販が直営する新たな書店「橿原書店」を、2025年3月1日に開業する。

「橿原書店」の基本コンセプト

「橿原書店」は、世界最大となる売り場面積2484坪の無印良品店舗内に出店。書店としての専有部分だけでなく、無印良品売場の各エリアにおいても本や地域商材を陳列・販売することで、シームレスに商品を手にとることのできる店づくりを行なう。

また、無印良品 イオンモール橿原が掲げる「自然・循環・文化」のコンセプトを共有。地域と人々の暮らしに根ざしたイベントや地域事業活動などを通じて、人と人、人と地域がつながり文化を創造する「地域のコミュニティセンター」としての価値も提供していく。

■背景と展望:書店減少という社会課題を共創で解決する

書店を取り巻く環境は厳しく、書店が一つもない“書店ゼロ”の自治体の数は、現在全国で27.9%に上っている(2024年8月、一般財団法人出版文化産業振興財団調査)。

日販では、書店数の減少に歯止めがきかないこの状況を受け、入場料のある書店「文喫」や、書店経営を圧迫する人件費や後継者不足などの課題を解決する省人化ソリューションに着目した「ほんたす」の開発など、持続可能な書店経営のための新たなモデル開発に取り組んできた。

今回、「店舗が地域のコミュニティセンターとしての役割を持ち、地域課題に対して取り組む」ことを使命に掲げる良品計画の店舗の在り方に共鳴。同社では「無印良品の中で、書籍の販売はもちろん、地域の生活者が文化的に交流できる『コミュニティセンターとしての書店』を出店するに至りました」と、その経緯を説明している。

橿原書店および関連エリアの特徴

橿原書店と無印良品あわせて1フロア2484坪の広大な売場では、無印良品の商品群と書籍約10万冊がシームレスに売場に並び、共通のレジで、ひと繋ぎの店舗として買い物が可能だ。

「自然・循環・文化」をキーワードに様々な地域交流を生み出すべく、生活者同士が接する機会の提供や、地域の企業、食、資源、クリエイターとのコラボレーションなどを積極的に行ない、コミュニティとしての機能も提供していく。

■橿原書店:日常生活の基本となる書店エリア

約5万冊の新刊、話題書、定番書が並び、地域に必要な鮮度ある品揃えとする。また、店内には地域住民が気軽に参加でき、賑わう仕掛けとして企画コーナーを常設。子供達に向けて本を選書して紡いでいく企画や、地域のトピックを扱ったトークイベントなどが実施される予定だ。

■本と喫茶:Café&Meal MUJIと橿原書店による憩いのエリア

橿原書店が位置するエリアには、「本と喫茶」エリアとしてCafé&Meal MUJIが隣接する。橿原書店とCafé&Meal MUJIとの共用座席スペースでは、読書とともに地域の食材を使ったメニューやコーヒーを愉しむことができる。購入前の書籍も試し読みすることも可能だという。

■無印良品店内における本を展開するエリア

無印良品店内の中央に位置する直線約100mの迫力あるコンコースでは、約2万冊の本を販売。さらに地元企業と地域住民との共同企画を展開する。奈良ゆかりの著名人・クリエイターや、地場に根付いた伝統産業の第一人者とともに選書を行うなど、独自の企画が予定されている。

店内中央には天窓から差し込む光の下に、奈良の名産である吉野杉が使用された木製遊具や、芝生のある空間をつくり、約1万冊の絵本を販売。また、奈良で創られた玩具などの体験・購入もできる。

<橿原書店概要>
オープン日/2025年3月1日(土)
住所/〒634-0836 奈良県橿原市新堂町189番-1外(仮)
売場面積/98坪
営業時間/8:00〜20:00(仮)※無印良品の営業時間に準ずる。
Instagram/https://www.instagram.com/kashiharabookstore2025/?hl=ja
クリエイティブディレクション/株式会社乃村工藝社
内装デザイン/株式会社MuFF

関連情報
http://www.nippan.co.jp/

構成/清水眞希

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