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Woltの配達員の8割以上が他の仕事との掛け持ちしている理由

2025.01.22

自宅にいながらさまざまなお店の料理を楽しめる「デリバリーサービス」を利用している人は多いと思う。では、そのサービスを支える配達パートナーたちは、どのような意識を持って仕事に取り組んでいるのだろうか。

デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWoltは、Woltで稼働する配達パートナー2086人を対象としたアンケート調査を実施した。

配達パートナーの多くは仕事を掛け持ち

Woltの配達パートナーは、Wolt以外のプラットフォームでも稼働することができる。そこで、Wolt以外のプラットフォームでの稼働状況を聞いたところ、回答した配達パートナーのうち84%の人が他のプラットフォームでも稼働していることが判明。

また、他のプラットフォームを使うタイミングとしては、「Woltで待機している時」が最も多く(49%)、「Woltでオフラインにしている時」(26%)、「Woltで配達している時」(9%)が続いた。

次にWoltで稼働していない時の時間の使い方について聞いたところ、「自営業またはビジネスオーナーをしている」が43%と最も多く、「他のフルタイムの仕事がある」(32%) が続く。

「ギグワークだけをしており、従業員としてのフルタイムまたはパートタイムの仕事を探してない」「ギグワークだけをしているが、従業員としてのフルタイムまたはパートタイムの仕事を探している」と答えた割合はそれぞれ12%と5%。

この結果から、配達パートナーの多くは他の仕事と掛け持ちをしていることが伺える。

このほか、1週間のWoltでの平均的な稼働時間を聞いたところ、「10時間以下」が40%と最も多く、「11~20時間」が20%、「21~30時間」が13%と続いた。

配達パートナーが求めているのは柔軟な働き方

Woltの配達に関して、他の仕事では得られないメリットとしてどのようなものがあると思うかを聞いたところ、「稼働する時間を柔軟に決められる」が82%と最も多く、「いつでも稼働を始めたり終えたりできる」(63%)「他の予定(例:趣味、旅行、運動、学業など)に合わせて自由に稼働スケジュールを決めることができる」(58%)と続いた。

このことから、配達パートナーは柔軟な働き方ができることを大きなメリットと考えていることがわかった。

従業員として働くことと個人事業主として働くことの違いについての理解を聞いたところ、違いを「理解している」と答えた割合が93%に上り、「理解していない」の7%を大きく上回っていることが判明。

また個人事業主としての稼働と従業員としての稼働のどちらを望むかを聞いたところ、「個人事業主としての稼働」が93%と「従業員としての稼働」の7%を大きく上回った。

この結果から、個人事業主としての働き方を望んでいる人が大多数を占めていることがわかる。

次に当局がプラットフォームへの規制を行う場合に何に焦点を当てるべきと考えるか聞いたところ、「個人事業主が自由に稼働する時間や配達依頼を自由に選択でき、また他のプラットフォームでも稼働できること」が80%と最も多い回答を得ていた。

また、「新しい法令は、個人の意思に反して個人事業主から従業員への変更を強制すべきではない」という考えに対する評価を聞いたところ、「強く同意する」(33%)「同意する」(29%)が合計62%に上り、「中立」(36%)と続き、「同意しない」(2%)「全く同意しない」(1%)であった。

同様に「法律によって自分の時間、仕事、車両、または配達ルートを選択する柔軟性を失った場合、Woltでの配達をやめると思う」という考えに対する評価を聞いたところ、「強く同意する」(35%)「同意する」(32%)が合計67%に上り、「中立」(28%)と続き、「同意しない」(2%)「全く同意しない」(2%)という結果に。

これらの回答から、配達パートナーが当局に望む政策として、柔軟な働き方を維持できる政策を求めているようだ。

■配達パートナー調査について

この調査は、ヨーロッパの主要な経済調査会社であるコペンハーゲン・エコノミクスが実施。オーストリア、アゼルバイジャン、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、ジョージア、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、日本、カザフスタン、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スウェーデンの23か国で、2024年4月から6月の間にWoltで配達を行った計20,000人以上の配達パートナーを対象に2024年6月に実施。このうち日本では、2086人から回答を得た。

関連情報
https://wolt.com/

構成/Ara

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