DIME MAGAZINE
噂好きな人は恋愛事情や昇進、失敗談を知り尽くし話したがります。自己肯定感が低く優位に立ちたいという心理があります。対処法は自己開示を適度に行い、否定も肯定もせず、興味のある話題に切り替えることです。
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職場やプライベートなどのコミュニティの中になぜか1人はいる、噂好きな人。コミュニティの中の恋愛事情や、昇進、失敗談などを、知り尽くすほどの情報通なところにびっくりした人もいるのではないでしょうか。
聞き役だったとしても噂話を離している中の1人になってしまうと、同じ噂を広めた一員にされてしまったり、あなた自身がターゲットとなって噂を広められてしまうなど、悪い影響が出る可能性も考えられます。ただ興味のない話をされるだけでもストレスを感じることもしばしば。
そんな人とは離れたほうがいいのでしょうが、職場などでは完全に離れることは難しいですよね。
今回は噂好きな人の特徴を知り、同類扱いを受けないための対処法をお伝えします。
噂好きな人の特徴
噂好きな人は、なぜ情報を仕入れ、周囲に語りたがるのでしょうか。ここでは噂好きな人の特徴を見ていき、そこからわかる心理にも触れていきます。
1.常にグループで行動している
噂好きな人はいつも複数人のグループで行動している傾向があります。
噂好きな人は他人への興味が人一倍強く、新しい情報を仕入れるためにも単独行動はあまりしません。
また、グループで行動するのは、孤独を嫌いという理由も考えられます。誰かの秘密という噂を通じて、輪から外れないように務めているのです。
2.社交的
1.の特徴であるグループで行動を続けるために、噂好きな人は社交的な要素も持ち合わせてあると言えます。なぜなら、色んな情報を仕入れるためには、人の懐に入り、自然に探りを入れられなければいけないからです。
話し上手でもあるので、周囲に与える印象も良く、魅力的な人に映ることも多いでしょう。
3.自己肯定感が低い
噂好きな人の特徴として、自己肯定感が低いことも挙げられます。自己肯定感とは、ありのままの自分を、自分自身で価値がある存在だと認められることです。なので自己肯定感が低いと、自分の価値を他人からの評価で判断してしまうということになります。
噂好きな人は、自分の話に自信がないので、他人の話をすることで周囲の興味を引こうとしているのです。
4.他人より優位に立ちたい
噂好きな人は、他人よりも優位に立ちたいという気持ちが強いという傾向もあります。この特徴を持つ人は、他人の失敗談や欠点、特に秘密にしないといけないことを周囲に話します。その情報を周囲に伝えることで一時的な優位性を得ようとしていると言えます。
これには自己肯定感の低さも関係しています。自分に自信がないので、他人の価値を下げることで自分の価値を他人から評価してもらおうとしてしまっているのです。
噂好きだと思われないための対処法
噂好きな人に巻き込まれると、ストレスを抱えるだけではなく、噂好きグループの一員だと認識され、あなたの評価を下げてしまう可能性もあります。また、噂好きな人から敵だと認識されてしまうとターゲットになってしまう場合も…。
そうならないために、ここでは噂好きな人と適切に付き合うための方法をご紹介します。
1.自分の重要じゃないことは隠さない
噂好きな人と関わるとき、自分が噂のネタ元にならないように、わざと自分のことを話さないようにしている人がいますが、これは逆効果です。秘密にされると、その秘密を知りたいと人はより興味を持ってしまうのです。なので、自分のことで特に秘密にする必要のないことは相手に話してしまいましょう。
自分の負担にならない程度の適度な自己開示を行うことは、良好な人間関係を築けるといった効果も期待できます。
2.否定も肯定もしない
相手が噂話を始めたら、否定も肯定もしない態度を貫きましょう。完全に無視したり無反応ではなく、できる限り感情を出さずに「そうなんだ～」といった興味がないことを相槌で示してください。
このような対応を続けることで相手はあなたに話しても楽しくないといった印象を覚えるようになり、次第に噂話をしてこなくなるでしょう。
3.相手の興味ある話題、共通の話題を振る
否定も肯定もしない態度の次は、相手の興味がある話題やあなたと共通の話題を振ってみてください。
話題は、例えば「あなたが好きだと言っていた芸能人が」や、「こんな本好きだって言ってたよね？面白い本を見つけたんだけど」などです。
このような興味がある話題を振ることで、一方的に話題をすり替えたという印象を相手に与えることなく、噂話から話題を反らすことができます。
また、相手が興味がある話題なので関係を悪くすることもありません。相手は自分の話題ではグループの中心になれないといった自信のなさがあるので、逆に相手の話題を振ることで相手から好感を持たれる可能性もあります。
文・構成／藤野綾子
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