2024年も間もなく終わりを迎えようとしている。元日の石川・能登半島地震に始まり、以降も様々な出来事が起こった1年だったが、中小企業経営者にとって今年はどんな年だったのだろうか?
大同生命保険はこのほど、全国の中小企業経営者を対象に「今年1年の世相を表す漢字」=「今年の漢字」を尋ねるアンケート調査を実施し、4610名から有効回答を得た。
中小企業経営者が選ぶ2024年の漢字は「変」
調査の結果、第1位は4610名中291名(6.3%)が選定した「変」となった。「変」を選んだ理由としては「気候、経済、テクノロジーの各分野で大きな『変』化が進み、今までの常識が見直される時代に入った(東北/卸・小売業)」、「DXなど新しい取り組みを『変』化を恐れずに推進してきた。これからも少しずつ前進して『変』わっていいけるよう努力したい(四国/卸・小売業)など、様々な「変」化に立ち向かい「変」革に取り組む中小企業の現状を表したコメントが多数寄せられた。
第2位は291名(4.9%)が選んだ「高」となり、選定理由としては「物価『高』、コスト『高』にくわえ、人手不足による賃金『高』、本当にやりくりが大変(東海/サービス業)」などのコメントが寄せられた。
第3位は203名(4.4%)が選んだ「暑」となり、選定理由としては「今年は特に『暑』かった。そのため、従業員の健康管理には例年以上に対策をした(中国/製造業)」などのコメントが寄せられた。
第4位は151名(3.3%)が選んだ「災」となり、選定理由としては「年明け早々の能登半島地震からはじまり、各地で豪雨による被害が多発するなど『災』害が多かった(北陸・甲信越/製造業)」などのコメントが寄せられた。
第5位は150名(3.3%)が選んだ「忙」となり、選定理由としては「ありがたいことに売上がコロナ禍前の水準まで回復し、『忙』しくさせていただいた(東海/卸・小売業)」などのコメントが寄せられた。
<調査概要>
調査期間:2024年11月1日~11月29日
調査対象:全国の中小企業経営者
調査方法:大同生命保険営業職員による訪問調査
有効回答数:4610件
出典元:大同生命保険株式会社
構成/こじへい